帰国まであと数日となりました。
 ここ何日か、自室に閉じ籠ってずっと作業をしていたのですが、それがこの紙フィルム復活プロジェクトのための準備でした。
 といっても僕が自室に閉じ籠っていたことを知ってる人なんか居ないでしょうけれど。

 紙フィルムをご存知でしょうか?
 何年か前に学研大人の科学の付録で紙フィルム映写機が付いたことがあったので、その筋のマニアなら知っているかもしれません。逆に言えば普通は知らないフォーマットです。

 

 調べてみたらYouTubeに動画を上げている方がいましたね。
 もう十年前だって。嫌ァねえ。せいぜい5~6年前の印象だった。

 要は映画フィルム状の印刷物に強い光を当てて、反射したものを映し出す装置なのです。
 メリットとしては紙なので昭和初期でもカラーの動画が容易に作れた、デメリットとしては絶対的な光量が足りないので大きく映せない、とまあ一長一短ある訳です。

 ところが現代ではこの紙フィルムをスキャンする事で、本来の映写方法では考えられない大きさや鮮明さで映写が可能になったのです。文明の進歩万歳! しかしここで落とし穴。スキャンて誰がやるの? スキャンした後の動画化は誰がやるの? そもそも紙フィルムってどのくらい現存してるの? とまあ問題は山積みなので御座います。

 紙フィルムをデジタル化したものは何と埼玉が幾つかやってくれています。凄いぞ埼玉。
 紙フィルムアニメ・デジタル化

 実に味わいのある良いアニメなんですよ。 
 私も何本か自分の演目としてデジタル化した紙フィルムアニメを持っておりますが、もっと別の作品もやりたいと思っておりましたところ坂本頼光さんが紙フィルムを持っていると仰言るじゃありませんか。しかも入手したものの、扱いかねているらしいじゃありませんか。
 ならば利害の一致。僕がデジタル化しましょうと話が進んだのでございます。
 かくして坂本、片岡共同プロジェクトとして紙フィルムアニメ『弁慶と牛若』のデジタル化が始動したのです。
 現物はこんな外見です。

紙フィルム

 真ん中の丸いのが本体。
 端っこにある丸いのは切れてしまった紙フィルムなので、当然これもスキャンします。

 スキャンした画像がこれ。

うしわか001

 左右が反転しているのは紙フィルムが反射を利用して投影するものだからですね。
 これもデジタルの力で……。

うしわか001正位置

 一瞬でこの通り。
 文字の所だと面白くないので画像もチラ見せします。

うしわか049

 ああ、なんと面白そう。
 ちなみにですが、プロジェクト始動とか言いながら、僕が坂本さんからフィルムを預かったのは数か月前です。
 正確にはプロジェクトではなく僕が始動。
 現在すべての画像スキャンが終了しまして、これからコマの切り出し、そして動画化へと進んでまいります。
 完成したら坂本、片岡プロジェクトの成果物として公表し、無声映画業界の方々には無償で使って頂けるようにしようではないかと話がまとまっております。
 ただね、これ凄っい手間がかかる作業で、弁士が仕事で使っても元が取れる仕事量じゃないんですよ。
 でも折角やろうと決めたので『弁慶と牛若』に興味のある方々は支援の意味でも、私や坂本さんの出演するイベントにいらしてくださいませ。そしてもしお手元に無声映画のフィルムがあったらヤフオクとかに出さないで僕らに下さい。きちんと公開しますので。
  
 そんなワタクシの直近の出演はこちら。

●無声期の映画館における和洋合奏:楽譜資料「ヒラノ・コレクション」とSPレコード
日時/2018年1月13日13時30分~17時
演目/『忠次旅日記』(ブルーレイ上映)
出演/片岡一郎、湯浅ジョウイチ(指揮)、鈴木真紀子(フルート)、古橋ユキ(バイオリン)、川上統(チェロ)、丹原要(ピアノ)、宮澤やすみ(三味線)、堅田喜三代(鳴物)
会場/早稲田大学 小野記念講堂
料金/無料(予約不要)

プログラム詳細/
第1部 シンポジウム(13:30-15:00)
発表 日活直営館における時代劇伴奏と和洋合奏
  柴田康太郎(早稲田大学演劇博物館研究助手)
発表ヒラノ・コレクションからみる場面別表現と邦楽器
  白井史人(日本学術振興会特別研究員PD)
発表 無声期日本映画の「尖端」と映画館における語り・音楽
  紙屋牧子(東京国立近代美術館フィルムセンター特定研究員)
音源紹介『忠次旅日記』に関するSPレコード
  片岡一郎(活動写真弁士)
邦楽解説SPレコードにおける邦楽表現
  堅田喜三代(邦楽演奏家)
コメント   アーロン・ジェロー(イェール大学教授)

15:00 –15:15 休憩(15分)

第2部 参考上映『忠次旅日記』(15:15-17:30)
1927年、日活大将軍、111分、35mm、染色・無声・不完全  ※東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品
監督:伊藤大輔、出演:大河内傳次郎、中村英雄、澤蘭子、伏見直江



無声期の映画館における和洋合奏:楽譜資料「ヒラノ・コレクション」とSPレコード 表

無声期の映画館における和洋合奏:楽譜資料「ヒラノ・コレクション」とSPレコード 裏


●第五回 片岡一郎の活動写真勉強会
日時/1月23日19時~
演目/当日のお楽しみ
出演/片岡一郎、藤高理恵子(筑前琵琶)
会場/喫茶茶会記
料金/2,000円(1ドリンク付き)
予約・問い合わせ/syoseibusi@yahoo.co.jp(片岡)

2018年1月告知

 
 ここからはおまけの画像。
 紙フィルムは着色が自由に出来るとはいえ、なにしろ膨大な量の絵に色を塗らねばならず、元絵もっして大きくないためでしょう、かなり塗りにムラが御座います。さらに傷や破れもありますね。

 うしわか094 修正前

 これをフォトショップを使ってあれやこれやすると、僕だけの力でもこんな感じなりました。

うしわか094 修正後

 まあ綺麗。
 まさか片岡、すべてのコマにこの作業をして公開するのかと期待したそこのあなた、それは無理です。
 えっらい時間かかるんだわ。
 あくまでやろうと思えばこのくらいは出来るというサンプルです。
 全部のコマにこの作業をするとなると100万円じゃ嫌だなあと感じる仕事量になってしまいます。

 でもいつか、全コマに修正を施してみたいよね。
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 USBメモリーが壊れまして。
 某映画祭で頂いた奴なんですけど。日本時から頂いたUSBなんです。
 やっぱあれだね、記念品で作ってるのは駄目なのかね。
 大したデータは入れてなかったんです。僕が地味に録り溜めた公演の録音記録でして。なので録音のほとんどが自分の声。
 どうせ聞き返したりはしないんですけど。だからなんでバックアップとっておかなかったんだ言われたら、それ程のものとは思ってないからとしか答えられないんですけど。でももう二度と聞けなくなると思うと悔しくて色々試しましたよ。
 でも駄目、どうやってもPCが認識してくれない。
 ああ、これでブーフヴァルトと演った『雄呂血』は聞き返せなくなっちゃうんだなって、やっぱりちょっと淋しくなりました。
 そんな気持ちであれやこれや調べていたらですね、USBも熱を持つのがいけないと当然の結論に至りまして。
 で、どうせもう壊れてるんだからと、別段熱が籠っている訳ではない、常温のUSBメモリーを冷凍庫に30分ばかり放り込んでみましたよ。

 そしたらさ、認識しやがんの。

 てなわけで、僕の講演記録がどうやらサルベージ出来たのでした。
 もっともデータが破損してなければですが。
 あ、念の為に書いておきますが、冷凍庫は捨てる前提で遊びでやってみただけです。
 真似しないで下さい。どうしても必要なデータの場合はちゃんと業者に頼みましょう。
 
 ちなみにそのUSBはデータの吸い出しをやってる最中から、また動作があやしくなってきていました。
 大切なデータは二か所に保存が鉄則ね。

 さて告知です。

●あるぽらんキネマ劇場 Vol.54
日時/6月19日 開場14時30分、開演15時
演目/『狂へる悪魔』
出演/片岡一郎、五十嵐正史(ギター)
会場/あるぽらん’89(阿佐ヶ谷)
料金/2000円(1ドリンク付)
ご予約・お問い合わせ/03-3330-8341(あるぽらん:18字30分以降)



 先日、 神奈川近代文学館で根多おろしした『狂へる悪魔』を再演します。
 再演ですが、先日は持ち時間の関係でちょっと短縮したバージョンでしたが、今回はフルで演ります。あと台本を全面的に書き直す予定でおります。この間横浜で見たって方も是非ご覧くださいませ。もちろん、あるぽらんでお馴染みの五十嵐さんのギターでお届けします。短編併映作品も御座います。こちらは当日のお楽しみという事で。

 既に発表済みの公演は以下の通り。

●出版記念パーティ&交流会『あゝ浅草オペラ 写真でたどる魅惑の「インチキ」歌劇』
日時/2016年5月31日19時~
出演/小針侑起保利透、片岡一郎、他
会場/フクモリ マーチエキュート神田万世橋店
料金/食事&飲み放題で5.000円(著作ご購入希望の方は1冊定価2.700円(税込)を⇒2.000円にて販売いたします)
予約・問合せ/gramoclub78@gmail.com (ぐらもくらぶ)

2016年5月31日 出版記念パーティ&交流会『あゝ浅草オペラ 写真でたどる魅惑の「インチキ」歌劇』



●目白バタイユ独演会vol.2
日時/2016年6月4日(土) 開場18時半 開演19時
出演と演目/
目白ファンク 『弾き語り』
片岡一郎×目白マタハリ(若林美保) 『監督と女優』
目白バタイユ 『新蔵兄弟』(浪曲)、『続・尻貸し左平次~Hey ! 小池』
料金/3000円(1ドリンク付)

目白バタイユ独演会vol2


●『折鶴お千』(活動弁士・楽士による上映会+解説)
日時/2016年6月20日(月)17時30分~
演目/『折鶴お千』(他、短編喜劇も上映予定)
出演/片岡一郎、上屋安由美(ピアノ)、Iris Haukamp(解説)
会場/東京外国語大学 アゴラ・グローバル、プロメテウス・ホール
料金/無料
主催/国際日本学研究院
素材提供/デジタル・ミーム

6月20日 表

6月20日 裏


●第695回無声映画鑑賞会 [大都&帝キネ 大衆娯楽映画バラエティ]
日時/2016年6月29日18時30分~
出演と演目/
澤登翠(『とろ八女日記』昭和13年・大都)
片岡一郎(『魚や剣法』昭和4年・帝国キネマ)
山城秀之山内菜々子(『切られお富』昭和12年・大都)
会場/日暮里サニーホール コンサートサロン
料金/一般2000円 学生1600円 前売、電話&E-mail予約1500円
子供(中学生以下)1000円 会員優待券1000円
電話&E-mail予約は公演前日の午後6時まで受け付けます
予約・お問い合わせ/無声映画鑑賞会事務局
電話 03-3605-9981 (受付時間 平日の午前10時~午後6時)
FAX 03-3605-9982
E-mail: katsuben@matsudafilm.com

6月29日 無声映画鑑賞会
|05/28| 未分類コメント(0)TB(0)
 財布の中に未だに中国元が入っております。
 どうしたもんでしょうか。
 日本円に戻しても一万円もないし、目減りも結構しちゃうし。
 どなたか近々中国に旅行に行かれる方が身近に居ないかしら。

 また中国に呼んで頂くつもりで入るから、おまじないに持っておくのが良いのかしら。

 ちょっと先の告知です。

●第695回無声映画鑑賞会 [大都&帝キネ 大衆娯楽映画バラエティ]
日時/2016年6月29日18時30分~
出演と演目/
澤登翠(『とろ八女日記』昭和13年・大都)
片岡一郎(『魚や剣法』昭和4年・帝国キネマ)
山城秀之・山内菜々子(『切られお富』昭和12年・大都)
会場/日暮里サニーホール コンサートサロン
料金/一般2000円 学生1600円 前売、電話&E-mail予約1500円 
子供(中学生以下)1000円 会員優待券1000円
電話&E-mail予約は公演前日の午後6時まで受け付けます
予約・お問い合わせ/無声映画鑑賞会事務局
電話 03-3605-9981 (受付時間 平日の午前10時~午後6時)
FAX 03-3605-9982 
E-mail: katsuben@matsudafilm.com 

 私の説明する『魚や剣法』は大師匠松田春翠が二代目春翠を襲名する前のまだ美知夫と名乗っていた時分に営業で使い倒したフィルムです。作品としての出来不出来や貴重かどうか等も映画を見る上では当然重要な要素なのですが、クラシックフィルムの場合は更に、フィルムそのものに残された歴史も楽しめるのです。単に画質が良いかどうかではなく、どうしてこんなにボロボロのフィルムが今に残されたのか、なんて部分に思いを馳せると古い映画の愉しみは一割増なのですね。
 『魚や剣法』以外の大都映画作品もよくぞ残ったと言うべき珍品です。
 『切られお富』は非常に厄介な字幕がひとつあるんだけれど、はてさて山城・山内コンビは読み解けるかな?なんて部分もお楽しみに。

 勉強会はいよいよ明日です。
 皆様の御来場を伏してお願いする次第。

●第一回 片岡一郎の活動写真勉強会
日時/5月1日19時~
出演/片岡一郎、上屋安由美
料金/2000円(1ドリンク付)
協力/デジタル・ミーム
お問い合わせ/syoseibusi@yahoo.co.jp (片岡)

 5月1日 第一回 片岡一郎の活動写真勉強会




●漱石を聲で楽しむ
日時/2016年5月7日14時~
演目と出演/『琴のそら音』鈴木千秋(朗読)、『狂へる悪魔』片岡一郎
会場/神奈川近代文学館ホール
料金/2000円(全席自由)
主催/聲の部屋・語り継ぐ黒岩比佐子の会
お問い合わせ/VZD07320@nifty.ne.jp  または 090-1618-9311(鈴木)

5月7日 漱石を聲で楽しむ 表


●ぐらもくらぶ「浅草オペラ100年と二村定一リスペクト・ショー」
日時/2016年5月8日 開場:14時00分 開演:14時30分
出演/
トーク:大谷能生(音楽家)/毛利眞人(音楽評論家)/保利透(アーカイブ・プロデューサー)/小針侑起(浅草オペラ研究家)/佐藤利明(娯楽映画研究家)/片岡一郎(活動写真弁士) ほか
ライブ出演:青木研(バンジョー)+渡邊恭一”Swingers”/ ほか
内容/
『浅草オペラ100年と二村定一リスペクト・ショー』
大正・昭和初期の浅草オペラからジャズソング、そしてエロ・グロ・ナンセンスの時代を駆け抜けた伝説の名歌手「二村定一」を、まもなく100年を迎える彼を輩出した浅草オペラと共に再検証しつつ、トークとライブでたどるバラエティ・ショー!

★第一部:< 「あゝ浅草オペラ 写真でたどる魅惑のインチキ歌劇」発売記念・浅草オペラとは?その真相と二村定一の誕生 >
「あゝ浅草オペラ 写真でたどる魅惑のインチキ歌劇」(小針侑起著:えにし書房:5月12日)、「浅草オペラからお伽歌劇まで ~和製オペレッタの黎明~」(ぐらもくらぶCD:2枚組:5月15日)の発売を記念し、まもなく100年を迎える「浅草オペラとは?」と「二村定一の誕生」の実像に迫る、監修者たちによる画像・音源を交えた座談会。(トークほか)
★第二部:<「帰ってきた街のSOS!」エロ・グロ・ナンセンスのスター歌手・二村定一!リスペクト・バラエティ・ショー >
「帰ってきた街のSOS! 二村定一コレクション1926-1934」(ぐらもくらぶCD・2枚組:5月15日)発売を記念し、「君恋し」の歌唱で知られる昭和を代表する名歌手・二村定一の世界に浸ろう!
「青空」「アラビアの唄」を歌った日本初のジャズ歌手であり、「キッスOK」「ほんに悩ましエロ模様」などエロ・グロ・ナンセンスの帝王である二村定一を歌と映像とトークでたどる。
演奏に青木研+渡邊恭一”Swingers”、そして歌唱に山田参助&「泊」を迎えて送る、ぐらもくらぶ的バラエティ・ショー!(トークとライブほか)
料金/前売り2.000円、当日2.500円

ぐらもくらぶ「浅草オペラ100年と二村定一リスペクト・ショー」 

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 七カ月のドイツ滞在も折り返し点を過ぎました。
 そこそこ仕事をこなしている筈なんですが、こんなんで良いのかという不安はぬぐえません。
 もっともっと色んな場所でやりたいのです。

 海外に居る間は基本的に楽しい事しか報告内容にしてますが、それなりに苦労もあるんです。
 ギャラ踏み倒されたり、出演の内諾を取り付けてこっちに来たのにいきなりキャンセルされたり、音信不通になったり……。
 異国で仕事をするってそういう事の連続で、助成金を貰うにしても、苦労の部分も判断材料にして貰えると嬉しいなと思いますね。
 上手くいった成果だけ報告しても、実際は次には繋がらないのです。
 トラブルをこそ共有するから次が良い物になるのです。

 しかしもうちょっとこっちでの仕事を数こなさないと、日本に居た方がよっぽど儲かったじゃないか!って事態になってしまうので、踏ん張りどころです。
 ここで公表しない公演もちらほらあるんですがね。

 本日は、先達てご案内した「映画探偵の映画たち ─失われ探し当てられた名作・怪作・珍作」の弁士&楽士出演情報です。
 私はかねてから演りたかった作品を説明できるのでご満悦です。
 ではどうぞ。

●「映画探偵の映画たち ─失われ探し当てられた名作・怪作・珍作」
日時/2016年1月16日(土)
演目/『何が彼女をそうさせたか』
出演/片岡一郎 ※音楽はフィルムへのアフターレコーディング版
会場/ラピュタ阿佐ヶ谷
料金/一般…1,200円 シニア・学生…1,000円 会員…800円 ※水曜サービスデー…1,000円均一

●「映画探偵の映画たち ─失われ探し当てられた名作・怪作・珍作」
日時/2016年1月21日(木)
演目/『何が彼女をそうさせたか』
出演/片岡一郎、上屋安由美(キーボード)
会場/ラピュタ阿佐ヶ谷
料金/一般…1,200円 シニア・学生…1,000円 会員…800円 ※水曜サービスデー…1,000円均一

●「映画探偵の映画たち ─失われ探し当てられた名作・怪作・珍作」
日時/2016年2月14日(日)
演目/『海援隊快擧』『天保泥絵草紙』
出演/坂本頼光宮澤やすみ(三味線)
会場/ラピュタ阿佐ヶ谷
料金/一般…1,200円 シニア・学生…1,000円 会員…800円 ※水曜サービスデー…1,000円均一


キャプチャ tanntei



 『何が彼女をそうさせたか』は日本映画史上の重要作でありながらフィルムが失われたと考えられていた物の、ロシアのゴス・フィルム・フォンドに所蔵されていたのが判明し、関係者の努力により日本に里帰りした作品です。残念ながら監修を熱狂の坩堝に叩き込んだと言われるラストシーンは残っていませんが、それでも当時の日本映画のレベルの高さを感じさせるに足る名作です。
 1月16日は発掘後一般公開用にアフターレコーディングされたサウンドトラックを使用しての説明、1月21日は上屋安由美さんにキーボードをお願いしての上映です。特に本特集中で『何が彼女をそうさせたか』を生演奏で見る事が出来るのは1月21日だけですので、平日の午前中という凶悪な時間ではありますが、万障お繰り合わせの上お運びくださいませ。

 さらに2月14日のバレンタインデーには坂本頼光さんの説明、宮澤やすみさんの三味線にて『海援隊快擧』『天保泥絵草紙』の2本立てです。こちらもレアの上にもレア。なんたって朝日映画連盟に帝国キネマですよ。どんな二本立てだよ。さらにこの日は『映画探偵』著者の高槻真樹さんと坂本頼光さんによる対談も御座います。

 そして1月9日の『一殺多生剣』他の上映後には『一殺多生剣』発掘者に牧由尚さん、そして高槻真樹さんによるトークに加えて牧さんの所有されている玩具映画が特別上映されます。断片ながら『新版大岡政談』が見られます。

 実は今回の特集、弁士の声がかなり聴ける特集でもあります。
 現役弁士からは私と坂本頼光が出演、そして最高に楽しい奇作『海魔陸を行く』で声をあてているのは話術の神様と今なお呼ばれる徳川夢声、おまけの駄目押しに『剣劇女優とストリッパー』では無声映画時代には番付上位の常連であり、トーキーとの過渡期には大都映画への説明吹込みを数多くこなした加藤柳美の声を聞く事が可能です。

 レア映画の影でこっそり行われている弁士祭りにも是非ご注目下さいませ。

 もちろん、それ以外の上映でもお待ちしておりますよ。

 ●The Scent of Pheasant's Eye: An Episode of the Tale of Flowers
日時/12月6日16時~
演目/『乙女シリーズその一 花物語 福壽草』
出演/片岡一郎、Kevin Toma(ピアノ)
会場/Eye Film Institute

12月6日 EYE『福寿草』


●活動写真巡業隊 欧州凱旋公演
日時/2016年1月15日19時30分
演目/欧州公演報告トーク&実演(上映アリ)
出演/片岡一郎、上屋安由美、田中まさよし宮澤やすみ
会場/カレーレストラン PAPERA
料金/要1オーダー(演者への投げ銭歓迎)
予約・問合/syoseibusi@yahoo.co.jp

1月15日 活動写真巡業隊 欧州凱旋公演


●映画誕生120年企画 活動写真弁士と生演奏による無声映画上映会
日時/2016年1月17日14時
演目/『乙女シリーズその一 花物語 福壽草』、ミニ講座「練馬と映画の歴史」
出演/片岡一郎、映楽団-Filmusik-<上屋安由美(ピアノ)市川仁志(オーボエ)益子侑(ヴァイオリン)田中まさよし(パーカッション)>
会場/大泉学園ゆめりあホール
料金/1,000円(友の会会員900円/2枚まで)※全席自由


(最終稿)1月17日 映画誕生120年企画 活動写真弁士と生演奏による無声映画上映会1


(最終稿)1月17日 映画誕生120年企画 活動写真弁士と生演奏による無声映画上映会2


キャプチャ ねりまとえいが



 現在、ラジオCMでもナレーションを担当しております。
 
 ●森ビル R-CM 「こんな人がいるんです―コンシェルジュ」篇
 ●森ビル R-CM 「こんな人がいるんです―設計」篇
放送曲/J-WAVE
番組名/『BEAT PLANET』内、森ビル提供『HILLS AGENCY』にて 
日時/月曜~金曜 12時15分~12時45分
出演/片岡一郎(語り)、上屋安由美(ピアノ・コンシェルジュ篇)、田中まさよし(パーカッション・設計篇)

 日欧における活動写真文化の普及活動はアーツカウンシル東京さんの助成、企業メセナ協議会さんの認定を受けて行っております。
メセナ&アーツカウンシル

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 いまだにドイツ語が話せません。
 こんにちは片岡一郎です。
 もうドイツの合計滞在時間は一年を超えるのにですよ。全く話せません。
 そういうこというと謙遜だと思う方が必ずいらっしゃいますが、この一年で上手くなったのは分かったふりだけと申せましょう。
 空港でドイツの滞在許可とか見せると出入国審査官が「何?ドイツ語話せるの?」とか聞いてくるわけですよ。ドイツ語で。
 それに対して、ちからなく「Nein」と答えるしかない情けなさときたら……。
 もう少し何とかしたいですね。

 それはそうと、こっちでの仕事が物凄く順調に決まらないです。
 このままだと、何しに半年間ドイツに居たの?ってことになりかねません。
 誰か仕事をbitte。

 そんな訳で、なんと又しても日本の仕事の告知です(をい)。

●活動写真巡業隊 欧州凱旋公演
日時/2016年1月15日19時30分
演目/欧州公演報告トーク&実演(上映アリ)
出演/片岡一郎、上屋安由美、田中まさよし宮澤やすみ
会場/カレーレストラン PAPERA
料金/要1オーダー(演者への投げ銭歓迎)
予約・問合/syoseibusi@yahoo.co.jp

1月15日 活動写真巡業隊 欧州凱旋公演

 2015年の10月は充実しておりました。 
 デュッセルドルフ映画博物館公演からのポルデノーネ公演。
 その二公演に私が信頼している日本の楽士さん達を招く事が出来ました。
 ここ数年間、欧州にいて活動を展開してきたひとつの成果がここにあったと言えましょう。
 実際、二後援とも手ごたえがありました。これはもっと上に行けるんではないか、という。
 この手ごたえを忘れないうちに同じメンバーで公演をしたい。そして欧州で得たものをご贔屓下さっている皆様に見て頂きたい。
 かような純粋な気持ちから企画されたのが、本公演です。
 料金に投げ銭歓迎とか書いてありますが、そこはもう演者の良心でやっている会ですから、お客様にもきっと良心があるに違いないと。いや、全くの話。
 会場がカレーレストランなので、1オーダーだけはお願いしておりますけれどね。投げ銭なんて、ホント、もう、御こころばかりで。
 当日は欧州の報告&実演です。欧州でやった事もやらなかった事も流れによってはやったりやらなかったりします。
 皆様の御来場をお待ちしております。

 最大の問題は欧州凱旋公演と銘打っていますけれど、私、この時期はまだ欧州滞在中なのよね……。


 一月にはわが町練馬でも公演が御座いますよ。


●映画誕生120年企画 活動写真弁士と生演奏による無声映画上映会
日時/2016年1月17日14時
演目/『乙女シリーズその一 花物語 福壽草』、ミニ講座「練馬と映画の歴史」
出演/片岡一郎、映楽団-Filmusik-<上屋安由美(ピアノ)市川仁志(オーボエ)益子侑(ヴァイオリン)田中まさよし(パーカッション)>
会場/大泉学園ゆめりあホール
料金/1,000円(友の会会員900円/2枚まで)※全席自由


 現在、ラジオCMでもナレーションを担当しております。
 
 ●森ビル R-CM 「こんな人がいるんです―コンシェルジュ」篇
 ●森ビル R-CM 「こんな人がいるんです―設計」篇
放送曲/J-WAVE
番組名/『BEAT PLANET』内、森ビル提供『HILLS AGENCY』にて 
日時/月曜~金曜 12時15分~12時45分
出演/片岡一郎(語り)、上屋安由美(ピアノ・コンシェルジュ篇)、田中まさよし(パーカッション・設計篇)

 日欧における活動写真文化の普及活動はアーツカウンシル東京さんの助成、企業メセナ協議会さんの認定を受けて行っております。
メセナ&アーツカウンシル
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