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 今日は上北沢区民センターで開催された川嶋信子さんの会に行ってきました。
 僕が海外をウロチョロしていたり、川嶋さんがご出産をされていたりで結構な御無沙汰でしたが、お元気そうで何より。

 活き活き講座 琵琶の弾き語りで聴く古典文学 平家物語そのⅢという企画で川嶋さんは川嶋先生と呼ばれておりました。あと、舞台に上がった時にお客さんのおばさまから「綺麗な人ねぇ」という声が。
 演目は『遊びをせんとや』(『梁塵秘抄』より)、『鶴富姫』『耳切れ芳一』の三作品でゆったり。
 琵琶、良ござんすよ。

 「テレビは下らない」「AKBはお遊戯会」「芸能界はもう駄目」なんと言っている間に、こういう芸に足を運ぶのがヨロシイかと。オモシロイものは世の中に溢れております。溢れすぎて自分で探せなくなっているのが現代かもしれませんが。

 写真は会場の近くで見かけた看板。

 Mr チャップリン

 一番下にあるのは髭なんでしょうけれど、どうにも口に見えて仕方御座いません。
 幅、広過ぎンだね。

 そして恒例の告知ですが、明日は調布映画祭で御座います。
 入場無料です。
 『ロストワールド』『あるアメリカ消防夫の生活』『ポンペイ最後の日』を説明します。
 全て初演です。

 そして一龍斎貞橘さんとの会が御座いまして、こちらが前売り苦戦中との事。
 是非お運び頂きたく存じます。
 なので、今日はこれの情報だけにしよう。

●講談と無声映画を楽しむ会
日時/3月16日15時~
出演/一龍斎貞橘(講談師)、片岡一郎(活動写真弁士)
料金/一般1,500円/友の会1,000円  ※全席自由
会場/古石場文化センター

講談と無声映画を楽しむ会
 
|03/08| 舞台コメント(0)TB(0)
 メールがきたんですよ、昨日。
 なんとなくで読み飛ばしちゃったんですね。あとでちゃんと読めば良いかって。
 送り主はMiaさんといって日系クロアチア人のピアニスト、現在ケルン在住、過去に二回クロアチアで一緒にお仕事をしたことがある方、今年9月は日本に演奏ツアーにいらしていたので東京のコンサートに伺わせて頂いた方、11月の末にまたご一緒する方。
 そんなMiaさんからコンサートのお知らせがきたんです。
 今日になって見てみたら、開催日が今日。本番前日のお知らせだったの。

 時計を見たらまだ十分間に合う。今回はまだケルンに行ってないので、じゃあ行っちゃえと。
 急な話ではありますが、時間が合ならすぐに乗った方が良いじゃないですか。どこでだれと知り合えるかも分かりませんし。
 
 それじゃあケルンへと、ボン中央駅の券売機でケルン行の切符を買おうとしていたら、後ろから声を掛けられましたよ。見たところ中国の方。「君はケルンへ行くんだろう?僕は団体切符を持ってるんだ。5€くれたら一緒にいけるよ」と。ケルンまでは7€ちょい。うまくいけば300円はお得。だまし取られれば800円+時間の損。
 彼の提案に乗るべきか乗らざるべきか。
 
 乗ってみました。

 結果大丈夫でした。こっちが不安にしてるのを見てとったのか、自分の鞄を僕に預けてさらなる相乗り客を探しにゆく中国人氏。もっともその鞄が盗品or中身が紙くずの可能性だってありますけれどね。だからあんまりお勧めできませんけど。
 彼、僕も含めて4人の相乗り客を探し出しましたよ。相乗り客はそれぞれ2€の得、彼はタダか若干儲けを出してケルンに行けた訳です。なかなか面白い体験で御座いましたよ。最初、声を掛けてきた時には彼の笑顔に裏があるような気がしたのに、ケルン駅でお互いに 「Tschuss!」なんて別れの挨拶をする時にはもう彼の笑顔が爽やかに見えちゃうのね。良く見るとなかなかイケメンかもしれない、なんて。勝手なもんです。

 ケルンといえばここを訪ねなければオノボリさんの名が廃ります。
 いざケルン大聖堂(Kölner Dom)へ。

ケルン大聖堂 2013 3


ケルン大聖堂 2013 1


ケルン大聖堂 2013 2

 前回来たのは昨年5月でしたか。音和座さんとドイツツアーをした時に立ち寄ったのでした。
 この間も思いましたけれどね、どうしてこういう物を作ろうと思っちゃったのか。そしてどうして実行に移しちゃったのか。教会の権威というのはかくも凄まじいものかと圧倒されますね。とにかく写真を撮ろうったってフレームに収まらないんだもの。流石は世界遺産ですよ。見た事ない奴はいっぺん見とけと思うもの。

 大聖堂を見たら、ケルン駅周辺をぶらぶらと。前回はライン川沿いをビールを飲みながら過ごしたのですが、今回は商店街をば。
 海外で遊ぶ時に意外と困るのがトイレですね。日本みたいにあっちこっちに公衆トイレがないのです。結構大きなお店でもお客さん用のトイレが無い。どうするかというと飲食店で注文してからトイレに入る、あるいはデパートやなんかのトイレを使う、でしょうか。ただデパート等のトイレには清掃員?監視係?がいていくらかチップが必要だったりします。今回は休憩も兼ねてマクドナルドに入りましたところ、なんとトイレには監視係が。トイレだけってお客さんも結構多いのかもしれません。
 いずれにしてもトイレに行く際は小銭を持って行くのが大切ね。

 さてお時間が近づいてきたのでコンサート会場の天理文化工房へ。名前を見て分かる通り天理教の施設ですが、ここでは宗教活動はせずに文化を通じた日独交流を目指しているのだとか。やるな、天理教。
 コンサートのチラシはこちら。

マリンバコンサート

 本日のメインはマリンバ奏者の市川みどりさん、そして伴奏がMiaさん。
 聞けば市川さん、カナダでの演奏を終えて到着したばかりらしいのですが、なんと空港で荷物がロストしてしまったそうで、衣装から楽譜から何からどっかいっちゃったんだそうで、日中にケルンのお店でマレット(マリンバのバチ)だのなんだのを揃えてきたのだそうです。困るんだ、あれは本当に。
 コンサート、楽しゅう御座いました。
 マリンバ奏者がマリンバの為に作曲した曲、日本の唱歌、さらにはツィゴネルワイゼンまで。マリンバでサラサーテなんかやれるのねと、素人みたいな感想ね。
 当たり前だけど、海外にいると世界で活躍している日本人と会う機会が多いのです。日本に居たって会ってるんでしょうけれどね、こっちが知らないだけで。でも海外で同じ国の人間同士会うと妙な親近感が湧いて面白いです。日本だったらお互いに口を利く機会もないであろう者同士が、同国人だというだけで何となく仲良く出来る。フシギですな。

 帰りも電車でボンへ。今度は声を掛けてくれる中国人はおりません。いざ切符を買おうとしたら小銭かクレジットカードしか受け付けない券売機。7€の小銭が無いのでカードで買おうとしたらカードを読まない。ちょっと待って次の電車を逃したらボン行きは一時間後。それは勘弁とカードを出し入れしていたら近くにいたおじさんが「俺にやらしてみなよ」って。
 ありがとうおじさん。あなたが善意で来てくれたのは分かるの。でもね、他人のクレジットカードに手を伸ばすのはヤ・メ・テ。しかもおじさんがやってもカード読み込まねぇし。

 結局、近所のピザ屋で欲しくもないコカ・コーラLightを買って小銭を作ったのでしたとさ。
|10/14| 舞台コメント(0)TB(0)
面白いらしいです。『夢』の演出補をやってるS藤さん(19歳)に言われました。以前もお客さんに「毒吐いてるのが面白い」と言われました。

でも弁士の某氏からはかつて愚痴垂れ過ぎと言われました。いまはどう思ってるか知りませんが。

私自身はそこまで愚痴や文句や皮肉を言っているつもりはないのでして、これでもかなり抑えているのでして、むしろ殆どの弁士がやってる「今日こんなことがありました。それでこんな事を感じました。これからも頑張りたいです」式のブログがちぃとも面白くないのでして、それならいっそ、一年間近く更新を放棄している桜井のブログの方がまだよろしいと思ってしまうのでして。

つまり外からの目線と、中からの目線はかくも違うのですな。それならS藤さん(19歳)の言葉を信じてみたいと思うのです。私は不器用なので内外両方に気を遣いながら生きられんのです。本当に凄い人はそれが出来るのですがね。

もっとも活弁業界にはそんな人はほぼ居ませんけど。

くりかえしますが、ここで毒を吐くつもりは本当にないのです。ただ『夢』の演出助手・S藤さん(19歳)の様な方のご期待に応えたいとその一心なのでアリマス。分かったかい、斎藤さん。

 さて、そんな『夢』もあっという間に楽日となりました。この2日間MAROさんの音色と共に語らせて頂いた事は終生の誇りであります。実は今日11月27日は色々ありまして、この公演が無かったら弁士としては最高に不愉快な1日になっていた可能性があるのです。でもきっとあの不愉快の布石は、この公演に出なさいと藝の神様が仰って下さったのだと思うのです。てかそう決めたのです。

 MAROさんの音楽について私如きが色々言う必要も権利もないでしょうが、MAROさんが弾くと単純な音階なのに表情があるのよね。舞台袖で聴いていて共演者の皆さんと「良いねぇ~」なんぞ溜息を吐いておるのです。あの演奏をこの至近距離で聴けるなんて至福ですゾ。弁士は音楽と共に語る藝なので、素敵な音楽と共演できるのは本当に「嬉」の一文字なのです。

 MAROさんの事ばっかり書いてますが、共演者の皆さんも楽しい方ばかりであります。公演に到るまでには様々な問題があり、それを乗り越えてきた仲間でありまして、妙に、異常に、不自然に楽屋が穏やかです。劇団なんて大概内部でいがみあいがあるもんですが、ここにはそれがない。いや、俺が気付いてないだけかもしれないけど。俺一人が皆から嫌われてるだけかもしれないけど。

 逐一共演者を紹介したい気もしますが、メンド臭い気恥ずかしいので止めます。

 という訳で『夢』本日楽日であります。

 今日も一日、笑顔でファイトぅ(共演者の真似)


ルファ プロデュース公演『夢 D ou viens-tu? Ou vas-tu?』 
 作・演出/石田和男
 出演/加藤久雅、宮前希依田川可奈美
    プッチャリン、池田彰吾細野紗世青山みその浅森夕紀子佐藤良洋
    松井功、片岡一郎、佐々木宏子、西田英智(仙若)
    愛染恭子
 ヴァイオリン演奏/MARO
 会場/浅草木馬亭(浅草)
 料金/前売 3500円、当日 4000円
 日時/11月26&27日 14時&18時開演(両日とも)

夢


|11/27| 舞台コメント(0)TB(0)
 昨日は無声映画鑑賞会、何とかこなしました。担当したのは『少年諸君』と『波浮の港』の2本。どういう訳だか師匠よりも持ち時間が長い…。知ってますよ、師匠が11月は福島ツアーだったって事は、でも俺だって色々あったんだ。だから新人に1本任せようって提案したのだが、鑑賞会に却下されました。大人の世界って難しいね。

 無声映画鑑賞会には若林美保姐さんが来てくれて、高濃度秋ウコンをくれました。誕生日プレゼントだそうです。俺はお前みたいに毎日飲み歩いちゃいねぇんだ!とか言ったやりたい気もしないではありませんが、それはそれでそれとして酒飲みって付き合いやすいやね。実際良いセンスです秋ウコン。

誕生日プレゼント…

 てな訳で、上記2タイトルは台本書いただけのほぼぶっつけ。仕事のクオリティとしてはどうだったんだろうか。個人的には満足は出来なくても、デッドラインは越えなかったと判断してるのですが。木馬亭でご一緒させて頂くMAROさんが「高熱出してとようと何だろうと、絶対に下げられないクオリティのラインがある」という趣旨の事を稽古場で仰ってました。おそらくプロとして成長するというのは、その最低ラインを上げていくという事なんだろうと思うのです。

 そう考えれば、昔よりは成長したよな俺も。

 さ、今日から『夢』本番です。何と言ってもMAROさんこと、篠崎史紀さんのヴァイオリンが最大のミドコロキキドコロでありますが、精々それに伍していける語りを目指して頑張りますです。木馬亭+MARO、この組み合わせがどれだけ愉快な事態かと考えて頂ければ4000円は決して高くないのです。俺が居る分だけ安くなるかもしれませんがね。いひひ。

ルファ プロデュース公演『夢 D ou viens-tu? Ou vas-tu?』 
 作・演出/石田和男
 出演/加藤久雅、宮前希依田川可奈美
    プッチャリン、池田彰吾細野紗世青山みその浅森夕紀子佐藤良洋
    松井功、片岡一郎、佐々木宏子、西田英智(仙若)
    愛染恭子
 ヴァイオリン演奏/MARO
 会場/浅草木馬亭(浅草)
 料金/前売 3500円、当日 4000円
 日時/11月26&27日 14時&18時開演(両日とも)

夢



|11/26| 舞台コメント(2)TB(0)
 舞台を観に行ったときはチラシを掲載するようにしてるのですが、この公演のチラシは持ってませんので掲載出来ませんです、はい。

 知人・友人の木っ端若手声優が多数出演するオムニバス形式の舞台でありました。準備の手伝いに借り出されたら出演以外にも以前挨拶したことのある方が何人も居て、以前のように何をしてても外様感、みたいな状況でないのは有難い限り。

 まったく別件でも最近は人の縁が面白いのです。こないだなんて、某氏のお引き合わせで10年ぶりの再会を果たしたりしてます。世の中は狭いと思う反面、俺がこれまで精一杯活動してきたつもりでも、その範囲はせいぜいこの程度だったのだ、と思い知ったりもします。それが良いのか悪いのかは皆目見当がつきませんが、まぁ良いことにしましょう。

 ああ、そうそう『シャンゼリゼさなだ』ね、さなだ。

 若手声優が大挙して出演する舞台ですが、いかにも、イカニモ声優って感じの舞台でないのは個人的には好感が持てます。ただ声優が出演することをアピールしている以上、らしさもあった方がいいのではないか、とも思わないではありません。その「らしさ」が大事な舞台も先日見たばかりですし。ちなみに出演者ばかりでなく、演出も声優さんだったりする(らしい)この舞台は、それ故に演技に関心が行きがちです。あえてマイナス評価から書きますが、脚本・演出面でもう一工夫、ないしはもう一ひねり欲しい感は否めません。

 あの動作はなぜされたのか?あの言葉はどうして使われたのか?といったクエスチョンに対しての回答が弱いのよね。

 偉そうな事を言ってますが、これは自戒でもあります。私が弁士をする場合、演技も含めたボイス・パフォーマンスよりも、説明台本をどうするか=作品に対する踏み込みが最大の関心事でして、パフォーマンス面での弱さは克服しなければならん課題なのです。

 話戻しますと、『シャンゼリゼさなだ』は創って人々の関心がどこにあるのかが、ある意味気恥ずかしい位に露出している舞台だったといえます。非常に局地的な人選ではありますが、とはいえ若い声優さん達が何を想い、何を感じ、何を表現したいのかを感じることが出来る、という意味においては面白い舞台なのではないでしょうか。観客が好意的に観ることが前提ではありますが。

 褒めてるんだか貶してるんだか判らない文章なので(好意的ではあるけれど)、ひとつちゃんと褒めましょう。舞台設定が良いのです。物語世界は「シャンゼリゼさなだ」なるアパートだかが舞台になってまして、その集合住宅の各部屋ごとに物語があり、という感じです。優れているのは部屋という場所ですね。会場のメガバックスシアターは小さな劇場で、当然舞台も狭くて、それがいかにもアパートの一室という風情でした。最近観に行った舞台は舞台機構と物語の整合に苦労していたものが多かったので、その点は素晴らしかったと思います。誰のアイディアかは知りませんが。

 何度も同じようなことを書いてますが、知り合いの出ている舞台は評価がし辛いのです。もし私が高校時代、週に一回は小劇場に足を運び、どっぷりと演劇に浸かっていた頃にこの舞台を観たらどんな感想をもったか。それなりに楽しんだのか、それともボロクソだったのか。分かりませんな、こればっかりは。
|11/28| 舞台コメント(0)TB(0)