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 いやぁ、疲れた疲れた。

 『夢』が終わってから一晩打ち上げで、帰宅して、それから寝たのなんの。寝て、起きて、飯食って、寝てを繰り返し、かれこれ20時間は寝たんじゃなかろうか。それだけ気を張ってたんですね、実は。『夢』だけならそんな事もなかったんでしょうが、なにしろ今月は盛りだくさんで御座いましたから、どうにもこうにも休む暇がありませんでした。しかも稽古と本番が日常になるほど均一な、そして均質な現場ではなかったので、知らず知らずの間に疲労が蓄積してたんでしょうね。お陰でお礼メールもなにも放ったらかして寝続けたという有様。
 『夢』の打ち上げは楽しぅ御座いました。正しいお芝居の打ち上げでした。思いでを語ったり、褒めあったり、愚痴を言ったり、何だか分かんない奴が居たり…。
 で、明け方の電車に一人で揺られていると「ああ出来たんじゃねぇか」とか「こうしたら良かったんじゃねぇか」とか色々出てくるのですね。我ながら嫌な性質でありますよ。もう少し余韻に浸っても良かろうにね。

 今月はしかし勉強になったなぁ。あのスケジュールの中でやると無声映画鑑賞会ですら勉強になるもの。
 あのね、無声映画鑑賞会って出演者も主催者も観客も惰性の部分は否めないのです。手を抜くつもりはないけれど、本腰も入れない、というか。
 しかし今回は直前まで『夢』の場当たりをやって現場に直行、本番でありまして、しかも演目は二作品ともネタ下ろし、稽古量ほぼゼロという悪条件で、どうやって対処するかが課題の公演となりました。
 結果としては得るものがあったな、と。稽古って大事だと再認識出来ただけでもめっけもんですね。

 ヨコハマ国際映像祭2009で共演したJ・R・ロビンソンのドラムも楽しかった。非サブカル系アンダグラウンドでご一緒した佐々木誠さんの映像も、TOOWAⅡさんのVJリミックスも素敵だった。そして何といっても『夢』のMAROさんのヴァイオリンでしたね。一発で空間を作っちゃうんだもんな。語りでああしたいよな。言葉が発せられた瞬間に世界が出来上がってしまうような、そんな表現者になりたいね。

 道は遠いナァ。

 来月はまたクロアチアに行きます。んでもって『母屁2』にゲスト出演させて貰えるらしいですが、詳細未定。
 させて貰える事は何でも致します、はい。

 そうそう、私が声のみ預かりという、ややこしいポジションで所属しているイエローテイル≒ロックンバナナ様から『夢』公演祝いとしてお花を頂いておりました。まさか自分宛に花、しかも胡蝶蘭などという結構なものが頂けるとは露ほどにも思っていなかった私は丸一日以上、自分宛の胡蝶蘭が飾られている前を何度も素通りしてしまったのでした。

                  祝『夢』出演


 にしてもこんな私にお花をいただけるなんて、ありがとうイエローテイル、凄いぞロックンバナナ、少し見習えマツダ映画社。
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|11/29| 活弁コメント(0)TB(0)
面白いらしいです。『夢』の演出補をやってるS藤さん(19歳)に言われました。以前もお客さんに「毒吐いてるのが面白い」と言われました。

でも弁士の某氏からはかつて愚痴垂れ過ぎと言われました。いまはどう思ってるか知りませんが。

私自身はそこまで愚痴や文句や皮肉を言っているつもりはないのでして、これでもかなり抑えているのでして、むしろ殆どの弁士がやってる「今日こんなことがありました。それでこんな事を感じました。これからも頑張りたいです」式のブログがちぃとも面白くないのでして、それならいっそ、一年間近く更新を放棄している桜井のブログの方がまだよろしいと思ってしまうのでして。

つまり外からの目線と、中からの目線はかくも違うのですな。それならS藤さん(19歳)の言葉を信じてみたいと思うのです。私は不器用なので内外両方に気を遣いながら生きられんのです。本当に凄い人はそれが出来るのですがね。

もっとも活弁業界にはそんな人はほぼ居ませんけど。

くりかえしますが、ここで毒を吐くつもりは本当にないのです。ただ『夢』の演出助手・S藤さん(19歳)の様な方のご期待に応えたいとその一心なのでアリマス。分かったかい、斎藤さん。

 さて、そんな『夢』もあっという間に楽日となりました。この2日間MAROさんの音色と共に語らせて頂いた事は終生の誇りであります。実は今日11月27日は色々ありまして、この公演が無かったら弁士としては最高に不愉快な1日になっていた可能性があるのです。でもきっとあの不愉快の布石は、この公演に出なさいと藝の神様が仰って下さったのだと思うのです。てかそう決めたのです。

 MAROさんの音楽について私如きが色々言う必要も権利もないでしょうが、MAROさんが弾くと単純な音階なのに表情があるのよね。舞台袖で聴いていて共演者の皆さんと「良いねぇ~」なんぞ溜息を吐いておるのです。あの演奏をこの至近距離で聴けるなんて至福ですゾ。弁士は音楽と共に語る藝なので、素敵な音楽と共演できるのは本当に「嬉」の一文字なのです。

 MAROさんの事ばっかり書いてますが、共演者の皆さんも楽しい方ばかりであります。公演に到るまでには様々な問題があり、それを乗り越えてきた仲間でありまして、妙に、異常に、不自然に楽屋が穏やかです。劇団なんて大概内部でいがみあいがあるもんですが、ここにはそれがない。いや、俺が気付いてないだけかもしれないけど。俺一人が皆から嫌われてるだけかもしれないけど。

 逐一共演者を紹介したい気もしますが、メンド臭い気恥ずかしいので止めます。

 という訳で『夢』本日楽日であります。

 今日も一日、笑顔でファイトぅ(共演者の真似)


ルファ プロデュース公演『夢 D ou viens-tu? Ou vas-tu?』 
 作・演出/石田和男
 出演/加藤久雅、宮前希依田川可奈美
    プッチャリン、池田彰吾細野紗世青山みその浅森夕紀子佐藤良洋
    松井功、片岡一郎、佐々木宏子、西田英智(仙若)
    愛染恭子
 ヴァイオリン演奏/MARO
 会場/浅草木馬亭(浅草)
 料金/前売 3500円、当日 4000円
 日時/11月26&27日 14時&18時開演(両日とも)

夢


|11/27| 舞台コメント(0)TB(0)
 昨日は無声映画鑑賞会、何とかこなしました。担当したのは『少年諸君』と『波浮の港』の2本。どういう訳だか師匠よりも持ち時間が長い…。知ってますよ、師匠が11月は福島ツアーだったって事は、でも俺だって色々あったんだ。だから新人に1本任せようって提案したのだが、鑑賞会に却下されました。大人の世界って難しいね。

 無声映画鑑賞会には若林美保姐さんが来てくれて、高濃度秋ウコンをくれました。誕生日プレゼントだそうです。俺はお前みたいに毎日飲み歩いちゃいねぇんだ!とか言ったやりたい気もしないではありませんが、それはそれでそれとして酒飲みって付き合いやすいやね。実際良いセンスです秋ウコン。

誕生日プレゼント…

 てな訳で、上記2タイトルは台本書いただけのほぼぶっつけ。仕事のクオリティとしてはどうだったんだろうか。個人的には満足は出来なくても、デッドラインは越えなかったと判断してるのですが。木馬亭でご一緒させて頂くMAROさんが「高熱出してとようと何だろうと、絶対に下げられないクオリティのラインがある」という趣旨の事を稽古場で仰ってました。おそらくプロとして成長するというのは、その最低ラインを上げていくという事なんだろうと思うのです。

 そう考えれば、昔よりは成長したよな俺も。

 さ、今日から『夢』本番です。何と言ってもMAROさんこと、篠崎史紀さんのヴァイオリンが最大のミドコロキキドコロでありますが、精々それに伍していける語りを目指して頑張りますです。木馬亭+MARO、この組み合わせがどれだけ愉快な事態かと考えて頂ければ4000円は決して高くないのです。俺が居る分だけ安くなるかもしれませんがね。いひひ。

ルファ プロデュース公演『夢 D ou viens-tu? Ou vas-tu?』 
 作・演出/石田和男
 出演/加藤久雅、宮前希依田川可奈美
    プッチャリン、池田彰吾細野紗世青山みその浅森夕紀子佐藤良洋
    松井功、片岡一郎、佐々木宏子、西田英智(仙若)
    愛染恭子
 ヴァイオリン演奏/MARO
 会場/浅草木馬亭(浅草)
 料金/前売 3500円、当日 4000円
 日時/11月26&27日 14時&18時開演(両日とも)

夢



|11/26| 舞台コメント(2)TB(0)
 以前もご紹介した『徳川夢声の小説と漫談これ一冊で』の感想をネットで発見しました。

 いいなぁ、こういう書評。興味が湧きますよ、これは。物事をケナすのが鋭い視点だと勘違いしてる御仁が(特にネット)では多いように見受けられます。でもこの感想はそんな事がない。こういう文章を書きたいものだ。

 ちなみにこの方の文体は昭和初期の小説やエッセイの影響が色濃く出ていてそれも楽しい。

ちなみにこのブログでも指摘され、解説でも絶賛されている『連鎖反応』、これはもう本当に傑作でして。ぞくりと黒光りする恐怖を感じさせる作品です。必読と申せましょう。『連鎖反応』は朗読したいな。どっか企画立ててくれないかな。売り込んでみようかな。

本書は版を重ねて売れ続ける本では無いでしょう。残念ながら。でも、読んで欲しいな。

今日は無声映画鑑賞会。明日は『夢』です。ご来場お待ちしております。
|11/25| 読書コメント(0)TB(0)
 とても嬉しい事がありました。

 詳しくは書かないけど、書けないけど。いひひ。

 そんな嬉しい事をもたらしてくれた仙若さんと『夢』の公演に感謝でゴザイマス。

 今日は小屋入り、早いもので…。とうとう一枚も写真とか撮らなかったね、俺。何か照れ臭いのですよ。写真撮るの。撮られるのもだけどさ。そういえば昨日の稽古後、仙若さんに「稽古場で片岡さんが一番楽しそうにしてますもんね」って言われたさ。スンマセン、自由で。

 結局宣伝じゃんと思うかもしれませんが、ええ宣伝ですよ。そうですともさ。いいじゃないのさ、自分のブログで宣伝くらいしたって。

ルファ プロデュース公演『夢 D ou viens-tu? Ou vas-tu?』 
 作・演出/石田和男
 出演/加藤久雅、宮前希依田川可奈美
    プッチャリン、池田彰吾細野紗世青山みその浅森夕紀子佐藤良洋
    松井功、片岡一郎、佐々木宏子、西田英智(仙若)
    愛染恭子
 ヴァイオリン演奏/MARO
 会場/浅草木馬亭(浅草)
 料金/前売 3500円、当日 4000円
 日時/11月26&27日 14時&18時開演(両日とも)

|11/24| 未分類コメント(0)TB(0)
「非・サブカル系アンダーグラウンド」でした。

非サブカル映像アンダーグラウンド


 いやぁ、面白かった。んでもって緊張した。TOOWAⅡさんのクラブ方面のお客さんに阪妻の『喧嘩安兵衛』(昭和3年)とかアリなのか?佐々木誠さんのセンシィティブな映像と一緒に切り絵アニメの『太郎さんの汽車』とかナシじゃないか?みたいな不安がありましたがね。始まっちまえば大丈夫でした(多分)。
 このイベントの最大の見所は何といっても『太郎さんの汽車 弁士片岡 mashup ver』でしょう。佐々木さんも「これが見たくて企画した」と言ってましたがね。
 自分の語りがああなるのかと変な汗をかきつつ楽しく拝見しました。
 語りの仕事をしている人間は多かれ少なかれ、言語を超越したパフォーマンスをしたいと思っているはずなんです。言葉の意味にとらわれず、その先の音声の世界に入っていくというか、語りなのに音楽化してしまうというかね。
 分かり辛いかもしれませんが、優れたオペラ歌手の歌、修行を積んだ僧の読教、カリスマ的政治指導者の演説なんかがそれに当たります。こういうのは内容じゃないのね、意味じゃないのね、その人の声に惹き込まれるの。ヒットラーの演説なんて、その最たるモノね。

 語りをやってりゃそうなりたくなるよ。ならなきゃ嘘だよ。でも私を含め凡百の語り手はそこまで行けない訳さ。意味は言葉の最大の武器だけど、最大の枷でもあって、ただ喋っているだけでは枷は永遠に外れない。
 ですがmashupは身体の制限がないからあっさり意味を突破するのよ。私程度の声が音になるのですよ。不安定で全く統制の無い私の語りがTOOWAⅡさんの手で完全にコントロールされて作品になるのは快感すら覚えました。
 勿論mashupによる語りの音楽化は擬似的なものであり、本来は自分の身体性だけで、その領域に到達出来るように努力しなきゃならないんですが、それはさておいても活弁と無声映画のVJリミックスは面白い作業です。畜生、音楽の奴らはこんな楽しい事を何年も前からやってやがったか、と歯噛みするのです。

 だからやっぱり無声映画界隈の人達が無声映画と活弁の楽しさに気付いてないんだよね。それでフタコトメには文化だなんぞ抜かしやがる。残すべき文化だ、とかなんとか。
 しかし、活弁とVJの融合はまさに非・サブカルですな。企画した佐々木誠さんに脱帽ですわ。楽しかった。またやりたいなァ。
 あ、女性の方には一部キツい映像をお見せしたことお詫びします。俺に全部責任があります、はい。
|11/21| 活弁コメント(0)TB(0)
 稽古に追われる毎日です。原稿は上がりそうにありません。嗚呼…。

 さてさて、実は本年は海外から一件オファーがありつつも話が消えてしまったりしてたんですね。さすがに3年連続海外公演は無理かと思っておりましたら予想外の所から来ましたよ、海外公演。

 という訳で3年連続で海外です。おめでとう俺、ありがとう俺。

 どこに行くかっていうと、一昨年と同じクロアチアです。前回はモトヴンでしたが、今回は首都ザグレブです。演目は小津安二郎監督の無声映画期代表作『生れてはみたけれど』でゴザイマス。12月13日の公演です。マツダ映画社には「サブレブ映画祭」と言われてるんだが、映画祭のHP見たら10月の18~24日になってる。どこに行くんだ、俺?

 それから素敵な、それは素敵な本に関わらせて頂きました。『徳川夢声の小説と漫談これ一冊で』という本が清流出版から刊行されます。
 活動写真弁士最大のスターにして、元祖マルチタレント、自伝・対談・日記によって明治~昭和の時代を活写した稀代の存在である徳川夢声の古書店でも入手困難である貴重なユーモア小説が採録出版です。
 この本に特典として私の所蔵する夢声のSPレコードを収録したCDが付きます。
 私が弁士になってからずっと集め続けてきたSP盤がようやく陽の目を見る事になりました。
 特典CDに収録されたレコードを入手するために私が使ったお金だけで、この本が何冊も買えてしまうという何ともお得な本であります。
 お買い求め頂ければ幸いです。

徳川夢声の小説と漫談これ一冊で徳川夢声の小説と漫談これ一冊で
(2009/11)
徳川 夢声

商品詳細を見る



 お知らせは以上です。以下はお願い。頭を下げてのお願い。

非・サブカル映像アンダーグラウンド
 出演/片岡一郎、TOOWAⅡ佐々木誠
 会場/アップリンクファクトリー(渋谷)
 料金/¥1800(1ドリンク付き)
 日時/11月21日17時~



ルファ プロデュース公演『夢 D ou viens-tu? Ou vas-tu?』 
 作・演出/石田和男
 出演/加藤久雅、宮前希依田川可奈美
    プッチャリン、池田彰吾細野紗世青山みその浅森夕紀子佐藤良洋
    松井功、片岡一郎、佐々木宏子、西田英智(仙若)
    愛染恭子
 ヴァイオリン演奏/MARO
 会場/浅草木馬亭(浅草)
 料金/前売 3500円、当日 4000円
 日時/11月26&27日 14時&18時開演(両日とも)

もよろしくお願いします。いやまぢで。
  
|11/19| 活弁コメント(0)TB(0)
 吾輩ハ猫背デアル。 ずっと自覚はあったのです。私は猫背でしかも胃下垂で腰痛持ちだと。決して自慢できる特徴ではありませんが、さりとて拒絶する事もあるまいと直してきませんでした。かつては立川志らべさんと、坂本頼光と3人で猫背ーズを結成した事もあります(即日解散)。
 
 もっというと、にゃんこ好きの俺様としては猫背は何だか嬉しかったりもする訳です。そうか猫か、と。
 ですが本日、S氏から自信がない人に見えるとご指摘を受けまして、それは考えないといかんと思ったのです。

 猫背を直そう。これ、来年の目標。てことは再来年は自信たっぷりな俺な訳よ、うはは。
 弁士と猫背と、どちらが大事かと聞かれれば弁士ですからね、そりゃあ。
 弁士と猫と、どちらが大事かと聞かれれば猫ですがね、そりゃあ。
 『夢』のチケット売り上げに協力お願いします。MAROさんのヴァイオリン、本当に素敵です。チケット買って、開場時間にすぐ入って、舞台上手最前列の席に座れば至福の時間が待ってます、まぢで。
|11/18| 携帯よりコメント(0)TB(0)
 かねてより告知のヨコハマ国際映像祭2009へ出演。50年程昔の記録映像&ニュース映像に語りを付ける。1日2回公演でありまして、朝早くて、眠いの何の。
 とはいえ、ニュース映像を語るのは楽しい。事実と虚実のバランスをどう取るかが弁士のウデの見せ所なんではないかと思ってるン。アナウンサーが喋ったら虚実は語れまい、お笑い芸人がいじったら事実は語れまい。弁士はその両方を往還できるんである。えっへん。

 (映像祭は29日までやっております。お時間のある方は覗いてみて下さい。)

 共演はJ・Rロビンソン氏と宝井琴柑さん。ここでふつうのブログなら二人と一緒に撮った写真でもアップする所だが、例によって写真を撮り忘れたので閑話休題は文章に拘るブログなので写真はありません。でも楽しかった。

 ちなみに11月16日11時5分から放送の「こんにちは いっと6けん」のどこかで取り上げて頂けるそうです。重大事件が突発的に無い限りは。

 んでもって今日は誕生日でした、私のね。
 誕生日の日にちは覚えているのですが、自分の歳がほんとうにどうでもよくて忘れるんですよ。朝も俺って何歳になるんだっけ?としばし沈思黙考する始末。まぁいいか年齢なんぞ何歳でも。あんなものは単なる記号ですよ。

 でもね、自分の年齢で言いよどむ人は世間から見た怪しいらしいから気をつけるのよエリザベス。

 告知に誕生日だって主張したお蔭で、近年では最多数の方からおめでとうと言って頂いたり、メールを頂きました。ありがとう御座います。おめでとうと言われる度に自分が何歳になったかいまいち把握できてない事が申し訳なかったです。

 誕生日祝いにはルファ プロデュース公演『夢 D ou viens-tu? Ou vas-tu?』 のチケットなぞご購入頂けると嬉しいな、と。他のイベントにもいらして頂けると嬉しいな、と。公演告知は過去の記事を御覧下さいませませ。

 近日中に大きなお知らせができると思います。括目して待たれよ。

 
|11/15| 活弁コメント(0)TB(0)
森繁が…

偉大な役者であります。まあ歳も歳ですからね。小さん師匠が亡くなった時の事を思い出しますね。

残念には違いないんですが、しょうがねえか、みたいな。
|11/10| 携帯よりコメント(0)TB(0)
 吾輩は澤登翠の一番弟子である、という事を前提にして。

 圓楽師匠が亡くなった事は先日も書きました。私にとっては文都師匠の訃報の方がショックだった、とも。

 で、以降の報道ですが、新聞では文都師匠の訃報もそれなりに伝えられましたが、テレビではスルー。これも理解できる範囲ではあります。

 で、圓楽師匠の訃報に関してメディアの方々は楽太郎師匠(=次代圓楽)からは盛んにコメントをとっております。楽太郎師匠は笑点でもお馴染みですし、圓楽襲名が決定しているから当然といえば当然なのですが、圓楽師匠の一番弟子は鳳楽師匠な訳よ。誰もコメントとらないね。

 テレビってそういうものかな、一番弟子のコメントを数秒くらいは流しても良いんではないかな?違和感でアリマス。


 前回更新の記事にて告知を沢山してます。何卒、ナニトゾよろしくお願いします。今回はしつこく告知します。
|11/06| もやもやコメント(0)TB(0)
 先日、公演告知をメールで送ったら「メールが送れるということは腰が治ったんですか?」みたいな反応がありました。

 申し上げます。

 治ったわけねぇだろぉ!うがあ。

 八つ当たりです御免なさい。でもね、腰が痛くてもやらなきゃいけない事ってあるじゃない?
 そりゃあさ、腰が痛くて何もしたくなくて、何もしないでいいなら何もしませんよ、私。それは確実なのさ。だからしなきゃいけない事があるのが救いなの。でないと本当に一日中寝てたりするから。
 少しは良くなってます。私、昔膝もやってるんですよ。この歳になると冬に少し痛むんですわ。きっと腰もそうなんでしょうね。50歳になったりしたら身体のあちこちが痛いんでしょうね。
 人生なんて50年が適当だと信じて疑わないのです。

 それはそれとして、ご案内です。11月は凄い人達と共演しますのよ。是非来て、きっと来て。
 11月が何かの転機になるかもしれないから。

 ご予約とかお問合せはコメント欄でもオッケイですよ。直接連絡いただいてもオッケイですよ。
 大変ですよ、主に金銭的に、次にスケジュール的に。
 皆さん!助けると思って…。

●まずは毎度申し上げております藝能往來が先日更新されました。
 江戸太神楽の仙若さん、花仙さんにお話を伺っておりまして、全3回の最終回ですね。
 今回は結構上手くまとまってます。鈴木さんの撮った獅子舞の写真が良いんだ。
 

ヨコハマ国際映像祭2009
 出演/片岡一郎、宝井琴柑、J・R・ロビンソン
 会場/新港ピア シアタースペース(最寄駅/みなとみらい腺 馬車道駅)
 料金/無料(要映像祭入場券)
 日時/11月15日11時~&15時~


 いつもの大正○年とか昭和ヒトケタ年とかではなく、4~50年前という弁士にとってはつい最近のニュース映像を弁士の語りで再構築するイベントです。
 前も書きましたが、基本的に映像から音声を抜いて語るのは嫌いです。意味が無いから。でもニュース映像はちょっと意味合いが変わります。これは音声を抜いて語りなおす事に意味を感じるのでOKなのです。
 今回は語りのゲストとして講談の宝井琴柑さんにご出演願いました。琴柑さんはで前座になったばかりから知ってますが、上手くなったなァ(偉そう)。
 ちなみにこの日は私の誕生日…。

思い出の横浜 あの日あの時

 
【このイベントの凄い共演者】
J・R・ロビンソン氏にドラムの生演奏をして頂きます。この御仁マイケル・ジャクソンの来日公演でドラムを叩いた方だそうです。それからプリンスのファミリーであった事もあったとか…。なんじゃそりゃ。
 勿論ドラムで参加です。弁士じゃありません。
 
 


 ●非・サブカル映像アンダーグラウンド
 出演/片岡一郎、TOOWAⅡ佐々木誠
 会場/アップリンクファクトリー(渋谷)
 料金/¥1800(1ドリンク付き)
 日時/11月21日17時~
  
 サブカルという存在が歪んだ市民権を得てしまいました。嘆かわしいことです。メインストリームでないものが何でもかんでもサブカルというオブラートに包まれて発信されます。
 そりゃサブカルチャーではなくてカウンターカルチャーという言葉もあるけれどね。詰まらん事です。アングラ演劇がアバンギャルド性を失ってただの演劇スタイルの一つに成り下がった状況と現在のサブカルの状況は似ています。
 てなわけで、活動写真弁士とVJと映像作家が自分たちのやっている事はメジャーでは無いが、しかしながら自らの存在をあえて非・サブカルである、と謳ったある種文学的なイベントです。
 無声映画と私の活弁をVJのTOOWAⅡさんにリミックスして頂き上映すると言うかなりアレな企画があります。個人的にはかなり楽しみなのです。

 ちなみに「俺(私)非サブカル系です」って受付で言うと値引きになるらしいよ。
 【このイベントの凄い共演者】
TOOWAⅡさんは『新世紀エヴァンゲリヲン』のオフィシャルリミックス映像を手がけております。オフィシャルだよ、同人じゃないのよ。お解り?
 佐々木誠さんは『フラグメント』でドイツの映画祭に正式招待された気鋭の映像作家であります。おまけにPS3用ゲームソフト『バイオハザード5』のメイキングとドキュメンタリーの監督でもあります。
 
非サブカル映像アンダーグラウンド


 ●第616回無声映画鑑賞会
 出演/澤登翠、片岡一郎
 会場/門仲天井ホール(門前仲町)
 料金/一般1800円 学生1600円 前売1500円  
 日時/11月25日18時30分~
 

 無声映画鑑賞会の定例会です。師匠の澤登が手がける『緑の騎手』には第一回日本ダービーの記録映像が挿入されているという、本編よりそっちおの方がお宝なんじゃねぇの?と思ってしまう作品です。
 私は『波浮の港』『少年諸君』を説明します。『少年諸君』はまだ観てませんのでどんな映画かすら知りません。
 【このイベントの凄い共演者】
いわずとしれた師匠・澤登翠。いつも会ってると、身内はふと凄い人だって忘れるじゃないですか。だけど今回の共演者を見回してもウチの師匠は遜色ないもの。やっぱ凄いよね。

無声映画鑑賞会 616


 ●ルファ プロデュース公演『夢 D ou viens-tu? Ou vas-tu?』 
 作・演出/石田和男
 出演/加藤久雅、宮前希依、田川可奈美
    プッチャリン、池田彰吾細野紗世青山みその浅森夕紀子佐藤良洋
    松井功、片岡一郎、佐々木宏子、西田英智(仙若)
    愛染恭子
 ヴァイオリン演奏/MARO
 会場/浅草木馬亭(浅草)
 料金/前売 3500円、当日 4000円
 日時/11月26&27日 14時&18時開演(両日とも)
 
 
 久々のお芝居出演であります。私は劇中の狂言回し的な役割で出演いたします。共演には藝能往來でインタビューした仙若さんや、あの愛染恭子さん等多彩な顔ぶれ。
 正直、とても面白いか大コケするかどっちかの舞台です。まだどっちか分かりません。それが良いじゃないですか、挑戦的な舞台って好きです。
 【このイベントの凄い共演者】
作・演出はPARCO劇場で『毛皮のマリー』(三輪明宏主演)をプロデュースしたり、かつて映画史の記念碑的作品『イントレランス』が日本でプレミア公開された時に最も高い評価を得た紹介記事を書いたという石田和男先生です。
 そしてヴァイオリン生演奏、および劇中音楽の作曲はMAROことNHK交響楽団第一コンサートマスターの篠崎史紀さんが、木馬亭で生演奏という信じられないシチュエーションです。最前列に座ればN響コンマスの演奏が触れられるような距離で聴けちゃいます。それだけで安いやね。
 
夢
 

 という訳で、11月は改めて見てみるともの凄い人達と共演します。ちょっと鼻血出そうです。
 こういうメンバーとがんがん仕事してるのって嬉しい事です。
 11月が終わったらパタっと死んじゃえば良いのにね、俺。

 応援してやって下さい。

 追伸・12月は仕事無さ過ぎて別の意味で鼻血出そうです。

 応援してやって下さい。

                        片岡一郎
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