
琴柑さんてば凄いのですよ。グーグルで「宝井」まで入力すると候補が出るじゃないですか。講釈師の中では最初に出やがんの。いかに彼女が人気があるかが分かりますね。人柄もいいし、可愛いしねぇ。彼女が前座に入ってからそんなに経ってない内に知り合ってますが、いつの間にやら二ツ目か、と。
そりゃ俺も歳食うわな。
楽屋では馬琴先生に往年の弁士の先生方の思い出話をしていただきました。加藤柳美なんて普通の方がちょっとご存じない先生の名前も出していただいて感動で御座いました。馬琴先生もそうですが、現在各界のトップにおられる先生方が若手の頃に、元弁士の先生達は講釈であったり、漫談であったり、腹話術であったりで高座に上がっていたのですね。そんなお話も色々な師匠や先生から伺いたいものです。
三遊亭圓左衛門師匠の「桃太郎」も楽しく、また前座さんの神田すずさん、一龍斎貞弥さんもそれぞれの個性があり、楽しい一日でした。神田すずさんも今度の9月に二ツ目昇進だとか。いや素晴らしい。
新作無声映画『谷根千小僧』はお蔭さまで好評でありました。短編無声映画は比較的簡単に撮る事が出来ます。各地域でその土地を活かした短編無声映画を撮って頂きたいと思います。『谷根千小増』は地域振興の新しいパターンを提示しうる作品であるようにも思っています。
で、こちらも頑張らねばナラン、という事で門天若手寄席であります。

日時/7月16日(琴) 開演19:00
料金/1800円
会場/門仲天井ホール(門前仲町)
出演/片岡一郎(活弁)、一龍斎貞橘(講談)、春風亭一之輔(落語)、松林文(筝)
大学の同期である貞橘さん、一之輔さんとご一緒します。さらに筝の演奏者・松林さんをお迎えしての若手寄席、こちらも是非是非お運び下さいませ。これから和楽器と組んで何かやりたいと思っているのです。これはその第一弾。
全ての仕事が楽しいのが誰しも理想ですが、必ずしもそうはいきませんね。琴柑さんの会は楽しかった。そしてこの若手寄席も楽しいぞ!っと。