どうしたものかしらん。
しかしですね、今回の地震、そして原発の問題は本当に凄まじいとしか言い様がありません。
「被災された方々の~」という定番の言葉をブログトップに貼り付けたくなりますが、あんまり定番の言葉を表に出してそれで役割を果たした気になるのも嫌なので、様々な思いはまだ胸の中に置いておくことにします。先は長いのです。聞こえのいいセリフを吐いて終わりにするのが簡単なのでしょうが、それはあまりに不実ですぞ。
とりあえず、5月の一般の方が入場可能な公演情報をお届けします。
4月は仕事が壊滅状態で御座いました。
みんなも生きて下さいな、俺も生きてる。
あ、あとね「辛い思いをしている人に頑張れっていうべきじゃない」という意見を多く目にしますが、問題は「頑張れ」という言葉じゃないんです、やってはいけないのは頑張れと一方的に押し付ける行為なんです。自分の価値観を正しいと決め付けて相手に要求する態度なんです。他人の気持なんて分かりっこないけれど、分かろうとしながら会話していけば、言ってはならない言葉なんてさほど無いのです。
それはさておき、5月のお報せ~。
●昭和の懐かしい映像を活動弁士で楽しむ会
日時・5月1日13時30分~
会場・SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ4F 映像ホール
上映映画・埼玉ニュース 『さくらまつり』他
NHKニュース 『チンパンジーの学校』他
思い出の川口・写真アルバム 『児童の相撲体操』他
復刻!昭和初期の『紙フィルム・アニメ』
NHK短編映画『ビジネスガールの周辺』
特別上映無声映画『チャップリン短編』他
出演・澤登翠
片岡一郎
天利早智(女優)
お申し込み・事前のお申し込みが必要となります。(入場無料)
株式会社デジタルSKIPステーションまで。
定員300名(事前予約200名、当日券100名、共に先着順)
Tel:048-260-7777・Fax:048-265-2628・Mail:event@skipcity.com
NHKアーカイブスさんとタッグを組む、ニュース映像を語るこのイベントも埼玉でやって、神奈川でやって、東京でやって、福島でやって、そしてまた埼玉でやらせて頂く事になりました。隠れた人気企画です。福島でも第2段をやりたいね、なんて話していたのに……。福島が1日も早く元気になる事を願わずにはいられないのです。
今回の目玉はなんといっても紙フィルムをデジタルスキャンして大スクリーンに投影する上映です。当時は家庭用の小型映写機でフスマか壁にでも映すのが限界であったろう作品を300人が一緒に見るというだけで何やら感動ではありませんか。感動なので赤字にしちゃったぜ。
師匠と並んで語らねばならぬという、何やら気の重いイベントでもあったりなかったり。
共演の天利早智さんは東京演劇アンサンブル所属の役者さんであります。
●第2回 寺山修司音楽祭
日時・5月4日17時~
会場・初台 The DOORS
出演・PANTA/浅草ジンタ/制服向上委員会
片岡一郎(活動写真弁士)
解説:高取 英(月蝕歌劇団 主催)
司会:橋本美香
ゲスト:高橋ひとみ 料金・指定席 3800円、自由立見 3000円
俺ね、学生時代に演劇やってたんですよ。高校演劇が最初だったんですよ。高校の演劇部の顧問が、生徒に寺山作品をやらせる変態だったんですよ。
そんな私が寺山修司関連のイベントに出るという。しかもこの共演者の顔ぶれたるや、素晴らしいの一言ですわ。演劇部の先輩いわく「黒歴史が白歴史に」。何やるかは決めていないのです。でも何かやります。ガムバリマス、白歴史ですものね、うふふ。
●Story Telling Bird 第2回
日時・5月8日【昼の部】15時~、【夜の部】19時~
会場・喫茶茶会記
出演・片岡一郎
山城秀之
上映作品・『ヴァリエテ』(1925・独)、他
参加費・2000円(1ドリンク、資料代として 上映は無料)
お申し込み・story.telling.bird@gmail.comまで
パリ大学映画学科修了、現在はリヨン大学大学院映画学科博士課程に在籍する金田愛子さんプロデュース企画の第二段。にしても凄い経歴だね。わたしゃ芸人だから学歴は大して気にしませんがね、ご本人も学歴を鼻にかけたりは一切しませんがね。つまり、喰い付きがいいようにパリ大学だのリヨン大学だの書いてる訳ね。俺が海外公演をキャリアで強調してるのと同じね。
この会の基本姿勢は、名作をじっくりと御覧頂き、弁士も腰を据えて語るというものです。
なので手抜きはしません。(他ではしている、という事ではナイ)
昼夜2回公演です。私は『ヴァリエテ』を2回やりますが、弟弟子の山城君が1日2本ネタおろしに挑戦です。そんな楽しみで御覧頂くのもよろしいかと。
●活動倶楽部 第155回上映会
日時・5月15日14時~
会場・港区男女平等参画センター<リーブラ>5階ホール
出演・片岡一郎『好機逸すべからず』(1921・米)
山城秀之『怪賊退治』(1919・米)
会費・500円(会員制につき初回のみ入会金を別途100円)
お申し込み・当日直接会場に起こし下さい
こちらも息の長い自主上映会の活動倶楽部さんです。今回はハロルド・ロイド特集でありますね。私が『好機逸すべからず(原題 Now Never)』を、山城君が『怪賊退治(原題 Captain kidd's kids)』を説明いたします。会員制ですが、別に会員制高級クラブではありませんのでお気軽にお越し下さいませ。