昨日ツイッターにも書きましたが、未見の方はフェラーズ准将と高橋の身長差に注目して頂きたいと思います。あの身長差が、あのシーンの後でこうなるのかという、実にさりげない、でもメッセージに溢れたラストでありますよ。
早い所『風立ちぬ』を見に行きたいのですが、8月に入ってからじゃないと無理だなあ。『パシフィックリム』も見たいなあ。小川伸介は見に行けなかったらなあ。『最後の吉原芸者四代目みな子姐さん―吉原最後の証言記録―』は行けるかなあ。知り合いの出ている舞台にすら満足に顔を出せない状況だものなあ。
そこそこ仕事があって有難い事ですけれどね。結局、こういう仕事では、食うに困らないちょうどいいバランスで売れたい、というのが一番の贅沢な望みなんじゃないかと思いますね。自分の時間もあって、かつ生活は安定して、なんて夢のようですね。いまだにそうなりたいって平気な顔して言いますけどね。
今日の告知はこちら。
●“おはなしと生演奏”で楽しむ 癒しのリラックスコンサート
日時/8月28日(水)18時~
会場/五反田文化センター音楽ホール
出演と演目/
<えほんコンサート>(絵本スライド上映×朗読×生演奏)
『くまのこうちょうせんせい』(こんのひとみ:作、いもとようこ:絵、金の星社:刊)
朗読:投野彩香
『あたたかい木』(くすのきしげのり:作、森谷明子:絵、佼成出版社:刊)
朗読:秋山雅子
音楽:かぼちゃの馬車音楽隊
投野彩香(歌)、益子侑(ヴァイオリン)、篠塚恵子(クラリネット)、神津かおり(ピアノ)
<活弁と生演奏で贈る無声映画の魅力>
『チャップリンの冒険』(1917・ミューチュアル社)
活動写真弁士:片岡一郎
音楽:アンサンブル・バラダン
上屋安由美(編曲・ピアノ)、益子侑(ヴァイオリン)、市川仁志(オーボエ)、田中まさよし(パーカッション)
<ミュージカル落語>
『一口弁当』
作・演出・口演:三遊亭亜郎
音楽:細川麻美(ピアノ)
料金/4000円→チラシ番号「S2」を見たとお伝え頂ければ、前売りに限り2000円で御入場いただけます。
主催/株式会社ハーモニー
協力/佼成出版社、金の星社、片岡一郎
ご予約/03-5715-7071(電話・株式会社ハーモニー制作スタジオ)
03-5715-7072(FAX・株式会社ハーモニー制作スタジオ)
http://concert-yoyaku.jimbo.com/ (Web申込)

物凄いボリュームの公演です。データを打ち込むだけで一苦労。
今回ご一緒する三遊亭亜郎さんは、一時期弁士の仕事もされていたことがあるんです。
今を去る事十数年前、鶯谷に東京キネマ倶楽部がオープンしました。現在では特異な個性を持つ貸しホールとして稼働していますが、当初は長年使用されていなかったグランドキャバレーを改装した、昭和テイストにあふれる空間で連日、活動写真が見られるシアターレストランとしてスタートしたのです。
毎日、無声映画に弁士を付けて上映するとなると澤登翠一人では回していけませんので、弁士オーディションが行われたのです。最近は弁士的な事をされる声優さんが(良くも悪くも)いますが、当時、このオーディションに応募してくる声優さんなんて殆どいませんでした。状況は変わったものだと思います。
ともかくも、オーディションから何人かの弁士が誕生しました。その内の一人が三遊亭亜郎兄さんだったという訳です。
東京キネマ倶楽部では本当に色々な事がありました。それはいつか全てどこかにブチマケテやるとして、色々あった末に、活動写真の常設館としては実質一年の運営を持って終了、そこから本格的に弁士の道に入るもの、本来の仕事に戻っていく者等々、個々のドラマがあるのですが、亜郎兄さんとはあれ以来お目にかかっていません。十数年ぶりの再会となります。
そんな僕の話はお客様には関係ないですね。えほんコンサート、活動写真、ミュージカル落語の組み合わせは、音楽事務所でないとなかなか企画されない内容ではなかろうかと思います。映画ファン、演芸ファンの方々は普段とちょっと違う雰囲気を楽しんでみては如何でしょうか。
それからとても大事なのがチケット代についてです。通常料金が4000円ですが、チラシ番号「S2」を見たとお伝え頂ければ、前売りに限り2000円で御入場いただけます。発音は「えすに」でも「えすつー」でも構わないはずです。カタカナ英語発音でも、ネイティブチックな発音でもOKです、きっと。
出演者に直接チケット確保を頼んでも2000円になると思います。
全ての演目が生演奏という豪華な会です。
是非是非、お運びくださいませ。
「癒しのリラックスコンサート」が僕に全く似合わない言葉だって自覚はありますよ。言われなくても。