昨年のポルデノーネで「ウクライナに来られる?」と訊かれ、今年に入ってから「ホントに来られる?」と訊かれ、「ギャラは幾ら位?」と訊かれたので、おおよその金額を提示してから一週間後に内戦が始まり、これは映画祭どころじゃねえだろうと思っていたら、4月半ばに「で、6月の終わりだけど、来られる?」と訊かれびっくらこいた映画祭です。
今のウクライナに呼んで頂けるなら行きますよ、そりゃ。芸人だもの。

その名も「НІМІ НОЧІ(Mute Nights)」映画祭。
ウクライナのオデッサで2010年から毎年開催されている、無声映画祭です。
なんでもオデッサはウクライナで初めて映画が撮影された場所で、それにちなんでの無声映画祭だとか。
日本でもやろうよ、無声映画祭。
オデッサと言えば何と言っても『戦艦ポチョムキン』で、去年の段階では「ポチョムキンやれたら良いね」なんて話してたんですが、さすがに現状では無理ですわね。上映中に撃たれる可能性があるもんな。
という訳で、メインの作品は近年私が愛してやまない、ご当地練馬の生んだ佳作である『乙女シリーズ その一 福壽草』です。それに『太郎さんの汽車』と『キートンの鍛冶屋』を説明いたします。
今の僕が願うのはただひたすらに、これから一ヶ月の間に状況がさらに悪化して渡航禁止にならないように、という事であります。
で、本日、早速産経デジタルさんが記事にして下さいました。
やんややんや。
iza産経デジタル
msn産経ニュース
Yahoo!ニュース
内容はどのリンクでも同じですが、特筆すべきはヤフーニュースでしょう。
大抵の事はコメント欄で貶される、でお馴染みのヤフーニュースで、僕もとうとう貶されました。
やんややんや。
あれでしょ、こういうのをdisられるって言うんでしょ?
今の所、ちょっと嬉しい感じです。携帯電話を持って、メールアドレスを手に入れてから一年くらいたったある日、突然登録外のアドレスからジャンクメールを受信したあの日、ちょっと嬉しかったんですが、あれと同じ嬉しさです。
なので一発目の誹謗は楽しく拝見したのです。笑って流す程度の心の余裕もあるしな、今は。
次からは
映画祭にまつわる話はまだあるのですが、他にも記事にして頂けそうなメディアさんがあるので、ここまでといたしませう。