自分の年齢を思い出して驚く事が三日に一回御座います。
 てことは三日に二日は自分の年齢を忘れて生きてるんですね。我ながら酷いもんです。
 ホントね、普通に就職でもしてたらどんな人生だったのか考えますね。
 そもそも就職活動すらしなかった人間が何を言ってるんだって話ですが。
 就職する気が無かったからこそ、就職活動をしておくべきだったと思っています。あるいはそれが一番の人生における後悔かもしれません、いまさらやっても色んな意味で遅いしなあ。

 なんにしても他人を憎まずに(嫌いな人はいますけど)生きてられるのは仕合せなんでしょう。
 もうひと踏ん張りしないといけませんが。

 さて告知が続いております。
 ここに載らない、載せられない、載せる程でも無い仕事もちょこちょこ御座います。
 有難い事です。

●あるぽらんキネマ劇場 Vol.52
日時/4月29日15時~
演目/『ロストワールド』
出演/片岡一郎、五十嵐正史(ギター)
会場/あるぽらん’89
料金/2000円(1ドリンク付)
ご予約・お問い合わせ/電話:03-3330-8341(PM6:30以降) メール:aruporan@nifty.com

 アメリカから持って来た演目です。恐竜大好きっ子の僕の念願の作品です。
 こういう作品は弁士ならではですね。いくら講談が歴史物といっても恐竜が出て来ちゃうと、それってどうなの?みたいな感じになると思うんです。恐竜が出てくる講談をやってる先生もいらっしゃるかもしれませんが。
 ともかく自分の好きな演目一本勝負です。このところ小ネタアンソロジー形式が多かったからね。ここらで普通の映画上映もやっとこうかな、と。にしても毎回演目選びには苦労しますよ。そんなに自由に使える作品も多くないからねぇ。どうしたもんかねぇ。『霊の審判』の再演とかも演りたい気もしてるんですが。

 ロストワールド


●『逆戻りだよ!全員、集合!!』
日時/4月5日19時~
内容/『人生逆戻りツアー』朗読&ゲストトーク&無声映画
出演/松田光輝下館あい
ゲスト/泉ウタマロ下舘直樹、片岡一郎
会場/喫茶 茶会記
料金/3,000円(コーヒー付)
予約・問い合わせ/08035166887(下館あい)

 朗読です。ライブです。考えてみれば俺、これ以外にはライブでしか朗読やったことねぇな。
 一度、ちゃんと録音して作りこんでゆく朗読をやってみたいと思ってはいるのです。ライブにしかない良さはあるのですが、一方で録音にしかない良さ、難しさもあるのですよ。そういえば最近ゲームの収録もやってない。何故かというと日本に居ないからだね。
 この日もライブです。無声映画もやります。時代劇をやることになりそう。

逆戻りだよ全員集合




●黒澤明が愛した10本の映画
日時/4月11日11時30分~
演目/『アッシャー家の末裔』
出演/片岡一郎、湯浅ジョウイチ(ギター)
会場/新文芸坐
料金/◆一般1300円 ◆学生1200円 ◆友の会1050円 ◆シニア・身障者・小学生以下(3歳以上)1050円

 黒澤明といえば徳川夢声が黒澤明を評して「君のお兄さんがネガなら、君はポジだね」というような意味の事を言ったと監督の自伝に書いてありました。とても含蓄のある言葉の様ですが、お兄さんの『須田貞明は弟よりも色が黒い、なんて意味だったとかいう笑い話もありますが、さて真実やいかに?
 黒澤明監督はお兄さんの勧めで無声映画末期の秀作を立て続けに見ています。今なお日本映画の巨匠といえば小津、溝口、黒澤の名を挙げる人が多い訳ですが、いずれも無声映画の洗礼を受けているのは重要な要素なのではないかと無声映画業界の人間は身びいきで思うのです。
 この特集で上映される『アッシャー家の末裔』はフィルムセンター所蔵版で世界で最も美しい『アッシャー家の末裔』でもあります。是非、あの筆舌に尽くしがたい、なのに弁士が喋っちゃう幻惑の世界をご覧になって下さい。弁士なんぞ要らんという方は別の回でも結構です。良い映画ですよ。

黒澤明が愛した1    黒澤明が愛した2



●1度はスクリーンで観ておきたい――ゴールデン名画劇場
日時/5月4日13時15分~
演目/『夜ごとの夢』
出演/片岡一郎、天池穂高
会場/神保町シアター
料金/1,500円 (◆トーキー作品 =一般¥1200/シニア¥1000/学生¥800)

 成瀬は城戸所長に「松竹に小津は二人いらない」と言われて新天地を求めPCLに行ったとも言われています。けれど映画ファンに言わせれば「小津とは全然違うじゃん」ともなる訳です。でもやっぱり似てもいる。不思議な相似が二人の間にはあって、比べれば比べる程にていないのに、ぱっと見は似ている。
 どう似ているのか、どう似ていないのか、そんな辺りを『夜ごとの夢』ではお楽しみ頂きたいと思います。主演は何たって栗島すみ子ですよ。田中絹代が恐れおののいて近づくのを嫌がったという、撮影所で若い所員がキャッチボールをしていて自分が通れば当然ボールを投げるのを止めるもんだと思って自然に所員の間をすり抜けて行ったという、あの栗島すみ子ですよ。大正時代の『不如帰』の頃はまだ可憐な娘役ですが、本作では相当な貫禄です。ちなみにお婆さんになってからの写真は貫禄が着物をまとっているかのような方であります。どう語るかね。楽しみだね。
ゴールデン名画劇場


●春のぐらもくらぶ祭り2015 『音と影』 ~戦前日本における映画と音楽の融合
日時/5月24日14時~(第一部)、16時30分~(第二部) *入れ替え無し
内容/
 第一部 戦前日本における映画と音楽の融合・サイレントからトーキー、その成熟期
      無声映画期の映画伴奏 / 紙恭輔と映画音楽 / エノケン映画とジャズ / 貴志康一と映画 / ミュージカル映画の世界ほか
 第二部 夢想する無声映画の進化
      現代における気鋭音楽家と活動写真弁士による伴奏つき無声映画の再現。
      新垣 隆らによる無声映画音楽についてのトーク / 新垣 隆(ピアノ)、大谷能生(サックス)の即興演奏による無声映画上映 / 片岡一郎(活動写真弁士)、新垣 隆(ピアノ)による『己が罪作兵衛』(1930年・松竹蒲田作品)の上映
出演/大谷能生(音楽家) 、佐藤利明(娯楽映画研究家) 、 毛利眞人(音楽評論家) 、 保利 透(アーカイブ・プロデューサー) 、片岡一郎(活動写真弁士)、新垣隆(ピアニスト)
会場/江戸東京博物館ホール(両国)
料金/ 2.000円(当日券/ 入れ替え無し)
※博物館併設の駐車場の出庫は17時30分までとなっておりますのでご注意ください。

 こういうトーク―ベントの難しいところは、本当に確実な事だけを正確に話そうとすると、たいして話せることが無いってことでしょうか。無声映画時代の事って、本当によく分らないんですよ。伝聞でこうだったらしい、は知識としては持っていても、本当にそうだったのかと聞かれればちょっと自信がない事も多々あります。こういうイベントで互いの知識を持ち寄って、意外な事実が確認できたら嬉しいですが、さてどうなりますやら。
 『己が罪作兵衛』はネタおろしです。お客様の紅涙を絞る出来になるやならずや。乞うご期待。

ぐらもくん


●新垣隆の世界 Vol.2
日時/7月28日19時~(18時開場)
演目/『浮草物語』
出演/新垣隆、片岡一郎、アーロン・ジェロー
会場/晴れたら空に豆まいて
料金/前売り3,500円、当日4,000円+1D(600円)
予約/晴れたら空に豆まいて予約フォーム

 新垣隆の世界 Vol.2はイベントタイトルが変わりそうな風向きです。別に揉めた訳じゃないんですが、色んな人が関わっていますから違うタイトルの方が内容に即しているんじゃないか、という意見も出たりなんかしまして。まあタイトルが変わってもやる事が変わったりはしませんので、そのまままっすぐにやるだけですが。
 新タイトルが正式に決まりましたらこちらでも告知いたします。既に予約済みの方(いるのか?)はどうぞご心配なく。
 ちゃんと新垣さんの音楽を堪能できる構成に致しますので。
 
 
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 先日は無声映画鑑賞会に御来場ありがとう御座いました。
 一年ぶりの出演で妙に緊張しました。いや、一年ぶりだから緊張するって事はないんです。ポルデノーネだって一年に一度ですが、もっとリラックスして出来るし、五年ぶりの仕事でもそこまでじゃないんですが、無声映画鑑賞会にはやっぱり思い入れというか、良いことも悪い事も含めて色々あるんで気負うんでしょう。お客様には関係のない事ですね、はい。
 自分なりに、ああしたいなとか、こうしたいな、みたいな芸の欲求も新たに湧いてきておりますので、良いんじゃないでしょうか。出来ているかは別として。

 さて二日続けの新垣さん案件告知です。
 これで当面打ち止めです。
 もちろん大勢のお客様に御来場いただきたいのですが、一方で新垣さんバブルが早く終わんねぇかなとも思います。そうしたらじっくり仕事が出来るのに。先日、御挨拶に行った時も「頭の仲がカオスで」なんて笑ってましたが、あんまり無理しないでほしいですね。身体壊したら何にもなりませんものね。でも売れ続けても欲しいですね。
 勝手だね、外野って。


●新垣隆の世界 Vol.2
日時/7月28日19時~(18時開場)
演目/『浮草物語』
出演/新垣隆、片岡一郎、アーロン・ジェロー
会場/晴れたら空に豆まいて
料金/前売り3,500円、当日4,000円+1D(600円)
予約/晴れたら空に豆まいて予約フォーム

 僕の渡米記念パーティーをやったのが、この晴れたら空に豆まいての一階上にある山羊に、聞く?でした。どっちも巫戯けた個性的な名前のお店です。山羊に、聞く?はハテナマークまで込みでお店の名前です。パーティの案内状を出したら、まだ会場が決まってないのかと思ったと言われましたが、そうじゃないんです。晴れたからって空に豆まいても頭のおかしい人ですが、中に入ってみるとちゃんとしたお店ですのでご安心くださいませ。
 上映作品は『浮草物語』です。晴れたら空に豆まいては会場を畳敷きに出来るのです。ならば畳敷きで『浮草物語』を見ちゃおうって計画です。桟敷席で大衆演劇を見るかの様な心持で、旅役者の物語である『浮草物語』を見る。しかも新垣隆の音楽で。色んな意味でお客様が来てくれないと困るんですが、一方でガラガラの場内でお客さんが寝そべりながら見てる、なんてシチュエーションにも憧れますね。でも来てね。
 トークゲストにはイェール大学のアーロン・ジェロー先生にお越し頂きます。濃い話をしたいですね。


●『逆戻りだよ!全員、集合!!』
日時/4月5日19時~
内容/『人生逆戻りツアー』朗読&ゲストトーク&無声映画
出演/松田光輝下館あい
ゲスト/泉ウタマロ下舘直樹、片岡一郎
会場/喫茶 茶会記
料金/3,000円(コーヒー付)
予約・問い合わせ/08035166887(下館あい)

 朗読です。ライブです。考えてみれば俺、これ以外にはライブでしか朗読やったことねぇな。
 一度、ちゃんと録音して作りこんでゆく朗読をやってみたいと思ってはいるのです。ライブにしかない良さはあるのですが、一方で録音にしかない良さ、難しさもあるのですよ。そういえば最近ゲームの収録もやってない。何故かというと日本に居ないからだね。
 この日もライブです。無声映画もやります。時代劇をやることになりそう。

逆戻りだよ全員集合




●黒澤明が愛した10本の映画
日時/4月11日11時30分~
演目/『アッシャー家の末裔』
出演/片岡一郎、湯浅ジョウイチ(ギター)
会場/新文芸坐
料金/◆一般1300円 ◆学生1200円 ◆友の会1050円 ◆シニア・身障者・小学生以下(3歳以上)1050円

 黒澤明といえば徳川夢声が黒澤明を評して「君のお兄さんがネガなら、君はポジだね」というような意味の事を言ったと監督の自伝に書いてありました。とても含蓄のある言葉の様ですが、お兄さんの『須田貞明は弟よりも色が黒い、なんて意味だったとかいう笑い話もありますが、さて真実やいかに?
 黒澤明監督はお兄さんの勧めで無声映画末期の秀作を立て続けに見ています。今なお日本映画の巨匠といえば小津、溝口、黒澤の名を挙げる人が多い訳ですが、いずれも無声映画の洗礼を受けているのは重要な要素なのではないかと無声映画業界の人間は身びいきで思うのです。
 この特集で上映される『アッシャー家の末裔』はフィルムセンター所蔵版で世界で最も美しい『アッシャー家の末裔』でもあります。是非、あの筆舌に尽くしがたい、なのに弁士が喋っちゃう幻惑の世界をご覧になって下さい。弁士なんぞ要らんという方は別の回でも結構です。良い映画ですよ。

黒澤明が愛した1    黒澤明が愛した2



●1度はスクリーンで観ておきたい――ゴールデン名画劇場
日時/5月4日13時15分~
演目/『夜ごとの夢』
出演/片岡一郎、天池穂高
会場/神保町シアター
料金/1,500円 (◆トーキー作品 =一般¥1200/シニア¥1000/学生¥800)

 成瀬は城戸所長に「松竹に小津は二人いらない」と言われて新天地を求めPCLに行ったとも言われています。けれど映画ファンに言わせれば「小津とは全然違うじゃん」ともなる訳です。でもやっぱり似てもいる。不思議な相似が二人の間にはあって、比べれば比べる程にていないのに、ぱっと見は似ている。
 どう似ているのか、どう似ていないのか、そんな辺りを『夜ごとの夢』ではお楽しみ頂きたいと思います。主演は何たって栗島すみ子ですよ。田中絹代が恐れおののいて近づくのを嫌がったという、撮影所で若い所員がキャッチボールをしていて自分が通れば当然ボールを投げるのを止めるもんだと思って自然に所員の間をすり抜けて行ったという、あの栗島すみ子ですよ。大正時代の『不如帰』の頃はまだ可憐な娘役ですが、本作では相当な貫禄です。ちなみにお婆さんになってからの写真は貫禄が着物をまとっているかのような方であります。どう語るかね。楽しみだね。
ゴールデン名画劇場


●春のぐらもくらぶ祭り2015 『音と影』 ~戦前日本における映画と音楽の融合
日時/5月24日14時~(第一部)、16時30分~(第二部) *入れ替え無し
内容/
 第一部 戦前日本における映画と音楽の融合・サイレントからトーキー、その成熟期
      無声映画期の映画伴奏 / 紙恭輔と映画音楽 / エノケン映画とジャズ / 貴志康一と映画 / ミュージカル映画の世界ほか
 第二部 夢想する無声映画の進化
      現代における気鋭音楽家と活動写真弁士による伴奏つき無声映画の再現。
      新垣 隆らによる無声映画音楽についてのトーク / 新垣 隆(ピアノ)、大谷能生(サックス)の即興演奏による無声映画上映 / 片岡一郎(活動写真弁士)、新垣 隆(ピアノ)による『己が罪作兵衛』(1930年・松竹蒲田作品)の上映
出演/大谷能生(音楽家) 、佐藤利明(娯楽映画研究家) 、 毛利眞人(音楽評論家) 、 保利 透(アーカイブ・プロデューサー) 、片岡一郎(活動写真弁士)、新垣隆(ピアニスト)
会場/江戸東京博物館ホール(両国)
料金/ 2.000円(当日券/ 入れ替え無し)
※博物館併設の駐車場の出庫は17時30分までとなっておりますのでご注意ください。

 こういうトーク―ベントの難しいところは、本当に確実な事だけを正確に話そうとすると、たいして話せることが無いってことでしょうか。無声映画時代の事って、本当によく分らないんですよ。伝聞でこうだったらしい、は知識としては持っていても、本当にそうだったのかと聞かれればちょっと自信がない事も多々あります。こういうイベントで互いの知識を持ち寄って、意外な事実が確認できたら嬉しいですが、さてどうなりますやら。
 『己が罪作兵衛』はネタおろしです。お客様の紅涙を絞る出来になるやならずや。乞うご期待。

ぐらもくん
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 いよいよ告知開始第一弾です。
 企画会議は非常にユルユルで御座いましたが、ホントにやります、その名も「春のぐらもくらぶ祭り2015 『音と影』 ~戦前日本における映画と音楽の融合~」です。「春の」って言っておけば気が向いた時に季節さえつければいつでも公演が出来るから良いんじゃないか、という理由で「春の」がついてます。決して四季折々に必ずぐらもくらぶ祭りがある訳ではありません。また次にやるのは来年の夏かも知れないのです。良いですね、こういうのんびりした風情がたまりません。

 では詳細です。

●春のぐらもくらぶ祭り2015 『音と影』 ~戦前日本における映画と音楽の融合
日時/5月24日14時~(第一部)、16時30分~(第二部) *入れ替え無し
内容/
 第一部 戦前日本における映画と音楽の融合・サイレントからトーキー、その成熟期
      無声映画期の映画伴奏 / 紙恭輔と映画音楽 / エノケン映画とジャズ / 貴志康一と映画 / ミュージカル映画の世界ほか
 第二部 夢想する無声映画の進化
      現代における気鋭音楽家と活動写真弁士による伴奏つき無声映画の再現。
      新垣 隆らによる無声映画音楽についてのトーク / 新垣 隆(ピアノ)、大谷能生(サックス)の即興演奏による無声映画上映 / 片岡一郎(活動写真弁士)、新垣 隆(ピアノ)による『己が罪作兵衛』(1930年・松竹蒲田作品)の上映
出演/大谷能生(音楽家) 、佐藤利明(娯楽映画研究家) 、 毛利眞人(音楽評論家) 、 保利 透(アーカイブ・プロデューサー) 、片岡一郎(活動写真弁士)、新垣隆(ピアニスト)
会場/江戸東京博物館ホール(両国)
料金/ 2.000円(当日券/ 入れ替え無し)
※博物館併設の駐車場の出庫は17時30分までとなっておりますのでご注意ください。

 昨日は新垣さんとご一緒するにあたっての心構えを書きましたけど、今回共演する方々はいずれ劣らぬそれぞれの世界の第一人者でありまして、こういう方々とお仕事が出来るのが嬉しいですね。俺も少しは偉くなったもんだと、ニヤけたりなんかしますよ。テーマだけ見ると若干堅いイベントに見えるかもしれませんが、打ち合わせの感じだと、相当のどかな御イベントになるのは請け合いです。どうぞお気軽に遊びにいらして下さいませ。
 アタクシと新垣さんの久々の共演は『己が罪作兵衛』ってのがまた良いでしょ?誰もが知る名作でもなんでもない、お涙頂戴新派劇を新垣さんのピアノがどう料理するか、これは見ものです。ちなみにこの『己が罪作兵衛』は私の大師匠松田春翠の鉄板ネタのひとつでもありまして、かの立川談志師匠がこれに惚れ込み、地方営業で一緒になると毎回袖で見ながら泣いていたそうです。そんな『己が罪作兵衛』を私は今回初演します。短編ですが、密かに気合が入ってるのよ。
 チラシも間もなく出来てくるそうです。
 完成したら改めて画像を上げる予定でおります。
 明日は「新垣隆の世界 Vol.2」の告知を致しますよ。

ぐらもくん



●『逆戻りだよ!全員、集合!!』
日時/4月5日19時~
内容/『人生逆戻りツアー』朗読&ゲストトーク&無声映画
出演/松田光輝下館あい
ゲスト/泉ウタマロ下舘直樹、片岡一郎
会場/喫茶 茶会記
料金/3,000円(コーヒー付)
予約・問い合わせ/08035166887(下館あい)

 朗読です。ライブです。考えてみれば俺、これ以外にはライブでしか朗読やったことねぇな。
 一度、ちゃんと録音して作りこんでゆく朗読をやってみたいと思ってはいるのです。ライブにしかない良さはあるのですが、一方で録音にしかない良さ、難しさもあるのですよ。そういえば最近ゲームの収録もやってない。何故かというと日本に居ないからだね。
 この日もライブです。無声映画もやります。時代劇をやることになりそう。

逆戻りだよ全員集合




●黒澤明が愛した10本の映画
日時/4月11日11時30分~
演目/『アッシャー家の末裔』
出演/片岡一郎、湯浅ジョウイチ(ギター)
会場/新文芸坐
料金/◆一般1300円 ◆学生1200円 ◆友の会1050円 ◆シニア・身障者・小学生以下(3歳以上)1050円

 黒澤明といえば徳川夢声が黒澤明を評して「君のお兄さんがネガなら、君はポジだね」というような意味の事を言ったと監督の自伝に書いてありました。とても含蓄のある言葉の様ですが、お兄さんの『須田貞明は弟よりも色が黒い、なんて意味だったとかいう笑い話もありますが、さて真実やいかに?
 黒澤明監督はお兄さんの勧めで無声映画末期の秀作を立て続けに見ています。今なお日本映画の巨匠といえば小津、溝口、黒澤の名を挙げる人が多い訳ですが、いずれも無声映画の洗礼を受けているのは重要な要素なのではないかと無声映画業界の人間は身びいきで思うのです。
 この特集で上映される『アッシャー家の末裔』はフィルムセンター所蔵版で世界で最も美しい『アッシャー家の末裔』でもあります。是非、あの筆舌に尽くしがたい、なのに弁士が喋っちゃう幻惑の世界をご覧になって下さい。弁士なんぞ要らんという方は別の回でも結構です。良い映画ですよ。

黒澤明が愛した1    黒澤明が愛した2



●1度はスクリーンで観ておきたい――ゴールデン名画劇場
日時/5月4日13時15分~
演目/『夜ごとの夢』
出演/片岡一郎、天池穂高
会場/神保町シアター
料金/1,500円 (◆トーキー作品 =一般¥1200/シニア¥1000/学生¥800)

 成瀬は城戸所長に「松竹に小津は二人いらない」と言われて新天地を求めPCLに行ったとも言われています。けれど映画ファンに言わせれば「小津とは全然違うじゃん」ともなる訳です。でもやっぱり似てもいる。不思議な相似が二人の間にはあって、比べれば比べる程にていないのに、ぱっと見は似ている。
 どう似ているのか、どう似ていないのか、そんな辺りを『夜ごとの夢』ではお楽しみ頂きたいと思います。主演は何たって栗島すみ子ですよ。田中絹代が恐れおののいて近づくのを嫌がったという、撮影所で若い所員がキャッチボールをしていて自分が通れば当然ボールを投げるのを止めるもんだと思って自然に所員の間をすり抜けて行ったという、あの栗島すみ子ですよ。大正時代の『不如帰』の頃はまだ可憐な娘役ですが、本作では相当な貫禄です。ちなみにお婆さんになってからの写真は貫禄が着物をまとっているかのような方であります。どう語るかね。楽しみだね。
ゴールデン名画劇場


 
|03/27| 活弁コメント(0)TB(0)
 新垣さんとご一緒します。しかも二回。
 細かい情報も既にネット上でご覧いただけます。ひとつは5月24日「春のぐらもくらぶ祭り2015 『音と影』 ~戦前日本における映画と音楽の融合~」で、もうひとつは7月28日「新垣隆の世界 Vol.2」です。それらのイベントの細かい情報をこのブログで書くのは明日、明後日に回します。でも早くチケット押さえたい!という方はそれぞれのイベント名で検索して頂ければ情報出てきますので、明日を待たずに予約して頂いても、勿論結構であります。

 告知をまずすべきであろうことは分かっています。
 どんなイベントであれ、お客さんに来て頂かない事には意味がありませんから。
 けれど、その前にちょっとだけ自分の考えを書いておきたいのです。これは自分の為であり、近しい人達へ自分の考えを伝える為でもあります。

 以前も宣言した通り、僕の、そして無声映画業界内での新垣さんへの評価はゴーストライター事件以降も何ら変わりはありません。それは単に「私は新垣さんを信じてる」というだけではなくて、「この人やっぱり不思議な人だよなあ」みたいな部分も含めて。不思議云々は僕だけかもしれませんけれど。ただ評価は変わらなくても状況は変わったのは事実です。今や日本全国で知らぬ者のないといっても過言でない知名度を新垣さんは得ました。
  となれば共演も気を遣います。大物扱いをしなきゃ、ってんで気を遣うんではなくて、イヤらしい利用の仕方はしたくないじゃないですかって意味で。
 今話題の新垣隆ですよ。彼の音楽を聞きたいですか?なら僕に仕事下さいねー。なんて営業の仕方はしたくないじゃないですか。あれだけ売れても全く変わらない人を、そんなやり方で使い倒すのは品が無い気がしてね。商売って本当はそんなもんかもしれないけど、俺は嫌だ。

 でもやっぱり新垣さんとはいつかまたご一緒したいと思っていたのです。これまで新垣さんとサシで仕事をしたのは佐倉市美術館での『カリガリ博士』とシネマまえばしの『水戸黄門 血刃の巻』でした。シネマまえばしの時なんて、終演後二人で前橋から東京まで電車に揺らてお喋りしながら帰ったもんですよ。またやりましょうね、なんつって。
 そんな訳で、まずは誰かが僕と新垣さんの共演を企画してくれるまでは、こちらからのアプローチはすまい、とだけ自分のルールを密かに作っておきました。待ってりゃいずれオファーは来るだろうとは思ってましたしね。ポルデノーネだって、いずれ出られるだろうと思ってたらやっぱり出られましたから、私は果報は寝て待て派なんですね。

 そんなこんなで企画ご提案を頂いたのが「春のぐらもくらぶ祭り」でした。
 「新垣隆の世界」は会場が、僕の渡米記念パーティーをやった場所と経営母体が同じ所なので、そのご縁で決まりました。
 本当にね、仕事は縁です。

 新垣さんを利用したくないと先ほど書きました。でも同時に無声映画業界はやっぱり新垣さんを利用しなくちゃいけません。それはイベントの客寄せパンダに使おうなんて短絡的な利用じゃなくて、この機会に、いかに新たなお客さんに無声映画と音楽の豊潤な関係性に触れてもらうかについて業界が必死で考え、その為に利用するということです。興味本位で来てくれた方に、どうだこんなに面白い世界があるんだと知って頂いて、無声映画を音楽を楽しむ為の一ジャンルとしても認識して貰わねばなりません。
 新垣さんは素晴らしいピアニストです。でも無声映画業界にはまだまだ大勢のミュージシャンが活動しています。新垣さんも参加されている楽団カラード・モノトーンも素晴らしい。長年、日本の無声映画伴奏を牽引されてこられた柳下美恵さんの演奏にも触れて頂きたい。それ以外にも神崎えりさん、天池穂高さん、小林弘人さん、松村牧亜さんもいらっしゃいます。僕が一緒に仕事をしている映楽団-Filmusik-もグングン成長しています。音和座もしたたかです。山崎バニラさんのように自分で演奏して自分で説明する芸の人もおります。関西にも田中映画社さんと一緒に活動をされている和洋合奏団が御座います。それ以外にも僕が接点を持ったことのない、しかし定期的に無声映画の音楽を担当されている方々が居るのも知っています。海外に目を向ければ、この人何者?っていう凄腕の演奏者が無声映画周りにゴロゴロしてるんです。こんな面白い世界がコアな映画ファンにだけ独占されているのは勿体ない。無声映画ファンを自称する人の中には、折角素晴らしい生演奏で無声映画が上映されているのに音楽なんか眠気覚ましに流れてくれていさえすれば良い、なんて意識の方もいたりするんです。

 だから我々は新垣さんを利用して、業界を盛り上げて、新垣さんにもっと音楽に専念できるような世の中をお返しせねばならんのです。
 この度発表になった二つのイベントでは、テレビやなんかでは中々じっくり取り上げてくれない、新垣さんと無声映画の関わりについてのお話を伺いたいと思ったりもしています。興味本位でいらして頂いて結構です。お越し下さった方が、他の無声映画イベントにも足を運んでみようと思えるような、そんな良い物を僕は目指します。

 長くて御免ね。
|03/26| 活弁コメント(0)TB(0)
 八紘一宇が話題になっています。
 大したもんだね、議員さんは。たった数分で死語の世界からもはや陽の目を見ることは無かろうと思われていた言葉を甦らせちゃうんだから。こうなったらどんどん議員先生の皆様方におかれましては古い言葉をジャンジャン言って頂いて、仮死状態の言葉をドンドン復活させて頂きたい。「龍攘虎搏」とか「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」あたりを国会で仰って頂けると、アタクシドモ弁士が大変やりやすい世の中のなるんじゃねぇかと……思わないですな、はい。

 先日のブログからチラつかせている「あの方」とのお仕事は数日中に公表できそうです。
 しかも一気にふたつ。5月24日と7月28日は空けといてね。

 今日は新情報ではなく、先日ブランクになっていた新文芸坐さんのチラシ画像が手に入りましたので、そちらを掲載いたします。



●第680回無声映画鑑賞会 [傳次郎二役 山中貞雄と水戸黄門]
日時/3月25日18時30分~
演目/『嗚呼 山中貞雄』『水戸黄門 来国次の巻』『水戸黄門 密書の巻』
出演/上杉賢寿(嗚呼 山中貞雄)、片岡一郎(水戸黄門 来国次の巻)、澤登翠(水戸黄門 密書の巻)
会場/日暮里サニーホール コンサートサロン
料金/一般1800円 学生1600円 前売、電話&E-mail予約1500円
ご予約・お問い合わせ/電話 03-3605-9981 (受付時間 平日の午前10時~午後6時)
                FAX 03-3605-9982
                E-mail: katsuben@matsudafilm.com

 あと一週間です。妙に師匠の録音版の説明が耳に残ってしまっていて、どう違う攻め方をしようか悩んでおります。
 気負わずに演れば良いんでしょうけどね。どうやってバランスを取るか、ですなあ。
 自分より前に上杉さんが出るのも、何となくこう、照れというか、違和感というか。俺が観客で無声映画鑑賞会に行き始めた時にはもう毎月のように前座で出てらした方だからなあ。色々想いが巡っちゃうよね。血の巡りは悪いくせにね。
 『水戸黄門 来国次の巻』はこの日、根多おろしです。初物好きの方も是非。

水戸黄門 来国次 日活週報




●『逆戻りだよ!全員、集合!!』
日時/4月5日19時~
内容/『人生逆戻りツアー』朗読&ゲストトーク&無声映画
出演/松田光輝下館あい
ゲスト/泉ウタマロ下舘直樹、片岡一郎
会場/喫茶 茶会記
料金/30,00円(コーヒー付)
予約・問い合わせ/08035166887(下館あい)

 朗読です。ライブです。考えてみれば俺、これ以外にはライブでしか朗読やったことねぇな。
 一度、ちゃんと録音して作りこんでゆく朗読をやってみたいと思ってはいるのです。ライブにしかない良さはあるのですが、一方で録音にしかない良さ、難しさもあるのですよ。そういえば最近ゲームの収録もやってない。何故かというと日本に居ないからだね。
 この日もライブです。無声映画もやります。時代劇をやることになりそう。

逆戻りだよ全員集合




●黒澤明が愛した10本の映画
日時/4月11日11時30分~
演目/『アッシャー家の末裔』
出演/片岡一郎、湯浅ジョウイチ(ギター)
会場/新文芸坐
料金/◆一般1300円 ◆学生1200円 ◆友の会1050円 ◆シニア・身障者・小学生以下(3歳以上)1050円

 黒澤明といえば徳川夢声が黒澤明を評して「君のお兄さんがネガなら、君はポジだね」というような意味の事を言ったと監督の自伝に書いてありました。とても含蓄のある言葉の様ですが、お兄さんの『須田貞明は弟よりも色が黒い、なんて意味だったとかいう笑い話もありますが、さて真実やいかに?
 黒澤明監督はお兄さんの勧めで無声映画末期の秀作を立て続けに見ています。今なお日本映画の巨匠といえば小津、溝口、黒澤の名を挙げる人が多い訳ですが、いずれも無声映画の洗礼を受けているのは重要な要素なのではないかと無声映画業界の人間は身びいきで思うのです。
 この特集で上映される『アッシャー家の末裔』はフィルムセンター所蔵版で世界で最も美しい『アッシャー家の末裔』でもあります。是非、あの筆舌に尽くしがたい、なのに弁士が喋っちゃう幻惑の世界をご覧になって下さい。弁士なんぞ要らんという方は別の回でも結構です。良い映画ですよ。

黒澤明が愛した1    黒澤明が愛した2



●1度はスクリーンで観ておきたい――ゴールデン名画劇場
日時/5月4日13時15分~
演目/『夜ごとの夢』
出演/片岡一郎、天池穂高
会場/神保町シアター
料金/1,500円 (◆トーキー作品 =一般¥1200/シニア¥1000/学生¥800)

 成瀬は城戸所長に「松竹に小津は二人いらない」と言われて新天地を求めPCLに行ったとも言われています。けれど映画ファンに言わせれば「小津とは全然違うじゃん」ともなる訳です。でもやっぱり似てもいる。不思議な相似が二人の間にはあって、比べれば比べる程にていないのに、ぱっと見は似ている。
 どう似ているのか、どう似ていないのか、そんな辺りを『夜ごとの夢』ではお楽しみ頂きたいと思います。主演は何たって栗島すみ子ですよ。田中絹代が恐れおののいて近づくのを嫌がったという、撮影所で若い所員がキャッチボールをしていて自分が通れば当然ボールを投げるのを止めるもんだと思って自然に所員の間をすり抜けて行ったという、あの栗島すみ子ですよ。大正時代の『不如帰』の頃はまだ可憐な娘役ですが、本作では相当な貫禄です。ちなみにお婆さんになってからの写真は貫禄が着物をまとっているかのような方であります。どう語るかね。楽しみだね。
ゴールデン名画劇場


 進め一億火の玉だ(違)。
|03/17| 活弁コメント(0)TB(0)
 色々と計画が進んでおります。
 このところちゃんとした、実にちゃんとした企画に呼んで頂いて感謝しきりであります。
 本音を言えば、このちゃんとしたムードも保ちつつ、もっと気軽なイベントもこなしていけるようになりたいんですけれどね。
 立派な文化人様になりたい訳ではないので。
 とはいえテレビのワイドショーコメンテーターなんかをレギュラーでやると、講演会の仕事とかが来て、随分儲かるらしいじゃないですか。そういう意味では良いよね、ブンカジン。

 そんな事を書いていたら、文藝春秋で「日本を代表する女性120人」に師匠・澤登翠が選出されたとの報せを耳にしました。実にめでたい。もっと業界でこういう良いニュースを広めて行かねばなりません。

 それから、もう少しすると、あの方との共演イベントの告知が出来ると思います。
 あの方、なんてもったいぶる必要も無いのですが、細かいところが決まってないからっていう、例の理由ですね。
 括目して続報を待たれよ。

 さて、何時もの告知コーナーです。



●第680回無声映画鑑賞会 [傳次郎二役 山中貞雄と水戸黄門]
日時/3月25日18時30分~
演目/『嗚呼 山中貞雄』『水戸黄門 来国次の巻』『水戸黄門 密書の巻』
出演/上杉賢寿(嗚呼 山中貞雄)、片岡一郎(水戸黄門 来国次の巻)、澤登翠(水戸黄門 密書の巻)
会場/日暮里サニーホール コンサートサロン
料金/一般1800円 学生1600円 前売、電話&E-mail予約1500円
ご予約・お問い合わせ/電話 03-3605-9981 (受付時間 平日の午前10時~午後6時)
                FAX 03-3605-9982
                E-mail: katsuben@matsudafilm.com

 久しぶりに師匠と一緒の仕事です。大河内主演の水戸黄門三部作の第一部と第二部の上映で、私の受け持ちは第一部の「来国次の巻」であります。脚本は日本映画なら知らぬ者はない山中貞雄です。古い映画に興味のない人に見せても、高確率で好評の『丹下左膳余話 百萬両の壺』を監督した山中貞雄です。3月に第一、二部の上映で4月28日の無声映画鑑賞会では第三部『血刃の巻』の上映です。個人的には第三部が一番面白いと思います。
 天才と評され、現存する作品を見て我々も天才と感ずる山中貞雄は戦地で病死しております。この場で政治の何とという話はしたくないですが、山中貞雄を失ったというだけで、我々は戦争を反対するに十分な理由を持っていると確信するのです。当日販売のプログラムに作品解説を書くことになりましたので、興味のある方はお買い求めくださいませ。
 今、原作の大佛次郎『水戸黄門』を読んでおります。小説としても面白いのですが、どのように山中貞雄が『水戸黄門』をアレンジしたかも見えて二重三重に興味深い読書をしております。

水戸黄門 来国次 日活週報




●『逆戻りだよ!全員、集合!!』
日時/4月5日19時~
内容/『人生逆戻りツアー』朗読&ゲストトーク&無声映画
出演/松田光輝下館あい
ゲスト/泉ウタマロ下舘直樹、片岡一郎
会場/喫茶 茶会記
料金/30,00円(コーヒー付)
予約・問い合わせ/08035166887(下館あい)

 音和座でご一緒しております松田光輝さんにお誘い頂いて参加した『人生逆戻りツアー』の最終回記念ライブです。
 私はラスト付近のオカマの神様を演じております。幸いにもお芝居は原作の泉ウタマロさんに喜んで頂けたのでホッとしているところですが、ここにきて生で神様役を演らなきゃならなくなってしまいました。公開朗読です。私の最も苦手とする、生で台本通りです。きゃー、上手くいくかしら。
 それだけだと私が可哀想だというので、無声映画も上映して貰えることになりました。持ち時間は10分程度、日本映画で人情もの、というかなりハードルの高いリクエストを頂いておりますが、全てに応えるのは無理なので別のを演ります。

逆戻りだよ全員集合




●黒澤明が愛した10本の映画
日時/4月11日11時30分~
演目/『アッシャー家の末裔』
出演/片岡一郎、湯浅ジョウイチ(ギター)
会場/新文芸坐
料金/◆一般1300円 ◆学生1200円 ◆友の会1050円 ◆シニア・身障者・小学生以下(3歳以上)1050円

 「『黒澤明が選んだ100本』(文春新書)にちなみ 黒澤明が愛した10本の映画」という長いタイトルの特集上映の中の一本を担当いたします。私の説明受け持ちは昨年シネマまえばしで初演をした『アッシャー家の末裔』です。あの時は柳下美恵さんのピアノでご覧頂きましたが、今回は湯浅ジョウイチさんのギターでご覧いただけますので、シネマまえばしで御覧になった方はさらに楽しめる構成なので御座います。
 しかも併映が『カリガリ博士』と『会議は踊る』で、『カリガリ博士』は坂本頼光さんの説明回と、柳下美恵さんの演奏回がそれぞれあるほか、『会議は踊る』は黒澤和子さんのトークもあるってんですから、これはもう総力戦です。本特集は4月11日以外の上映も奮っておりまして『イワン雷帝』『ベン・ハー』『ゴッド・ファーザー』(PartⅠ&Ⅱ)、『アラビアのロレンス』『地下室のメロディー』『道』と、まあ怒濤のラインナップです。
 あと皆様御存知かと思いますが、黒澤明監督のお兄さんが須田貞明という説明者だったのですね。つまりお客様は『アッシャー家の末裔』を通じて須田貞明まで幻視しようと目論んで御来場になるんですから、これは弁士として相当に気合を入れてかからねばなりません。
 坂本さんの『カリガリ博士』は良いです。柳下さんの『カリガリ博士』も好きです。そして湯浅さんがフィルムセンターで演奏した時の『アッシャー家の末裔』は素晴らしすぎて今でもふと脳裏に甦る程です。このプログラム、人選・配置ともに素晴らしいと思います。朝が早い以外は。




●1度はスクリーンで観ておきたい――ゴールデン名画劇場
日時/5月4日13時15分~
演目/『夜ごとの夢』
出演/片岡一郎、天池穂高
会場/神保町シアター
料金/1,500円 (◆トーキー作品 =一般¥1200/シニア¥1000/学生¥800)

 どこの名画座さんでも特集上映に無声映画をくっつけてくれる機会が増えてきた気がします。とても嬉しい事です。
 考えてみれば海外の映画祭なんか当たり前のようにやってる事なんですね。勿論、楽士や弁士を呼ぶのにお金がかかる割には集客が爆発的にある番組でもないので二の足を踏むのは分かるんですが、でも無声映画は映画の根本ですから大切な上映だと手前味噌で思うのです。そしてそれをずっと続けてくれている神保町シアターには感謝しきりなのです。
 にしても今回のプログラムの凄いこと。『青い山脈』『君の名は』『瞼の母』『二十四の瞳』『羅生門』『東京物語』等々……そして『生れてはみたけれど』『夜ごとの夢』の無声映画、さらに駄目押しで『太陽の王子 ホルスの大冒険』『ちびまる子ちゃん』ときたもんだ。
 『夜ごとの夢』の共演はピアニストの天池穂高さんです。こういう作品は向いてるんだろうな。この間は『武士道』で辛い思いをしたでしょうから、今回は存分に天池ワールドを期待すること大であります。

ゴールデン名画劇場


 御来場お待ちしてマース。
|03/14| 活弁コメント(0)TB(0)