いつぶりでしょうか、告知で無いブログを書くのは。
 本当は告知丸出しの文章とか書きたくないんですけどね。イヤらしいじゃないですか。
 でも告知をしないのもカッコつけてるみたいでイヤらしいじゃないですか。
 どっちでもイヤらしいじゃないですか。困ったね。

 昨日は京都に行ってきました。
 何をしに行ったかですが、どこまで情報を公開していいかわかりませんので書かないでおきます。
 でもおもちゃ映画ミュージアム絡みで京都でした。
 日帰りでした。何人かに泊まっていけばいいのに、と言われ、俺だって一泊したいやいと思いながら帰京致しました。
 そもそも、おもちゃ映画ミュージアムとはなにか?

 こんな記事が御座います。

京都に「おもちゃ映画」博物館 戦前のおまけ、5月オープン

 ざっくり説明すると、おもちゃ映画とは劇場で上映された、そのままの状態ではなく、そこから切られたり、あるいはハイライトシーンだけ編集してプリントし直した物を家庭用に販売したフィルムの事を指すんですね。
 ここで重要なのは日本の戦前映画、特に無声映画の残存率は10%以下で殆どが消滅してしまっている中で、おもちゃ映画は家庭用に売られたからこそ残っている、という事です。つまり現在は全体を見られない映画も、おもちゃ映画で販売されたために一部分とはいえ見られるのです。しかも最も映画の盛り上がるハイライトシーンが。
 おもちゃ映画とは映画史の空白を埋める非常に重要な要素で、それを長年集めていたのが太田米男先生、そして松本夏樹先生のお二人です。この度太田先生が私財を投げ打って京都におもちゃ映画ミュージアムをオープンさせると聞き、これは弁士として、映画史に関わるものの末端として大いに協力せねばならんと思い京都に行ってきたのですね、相手のお金で。

 おもちゃ映画ミュージアムは5月18日オープン予定です。昨日の段階ではまだまだ工事中でした。
 予定よりもちょっと?だいぶ?遅れているらしいですが、まあ工事なんてのはそういうものでしょう。

おもちゃ映画ミュージアム工事中

 こんな感じですね。壁と柱の感じが良いですね。
 もともとは織物の工場だったところを改修して博物館にするんだそうで、展示物だけではなくて建物も見どころです。
 そしてオープン告知チラシも貰ってきました。なんと昨日刷り上がったばかりの出来立てホヤホヤ。
 もしかしたらネットにあげるのは、ここが一番早いかもしれない。遅くとも世界で5番目以内。 

おもちゃ映画ミュージアム 表
チラシ表


おもちゃ映画ミュージアム 裏
チラシ裏

 ミュージアムは単に展示だけではなくて上映会やライブもやっていきたいとのこと。
 京都に映画関連施設の新名所が誕生するのです。
 機会があったら僕にも何かやらせてくれとちゃかりお願いしてきました。
 幻灯でフィルムを送りながら語った事はあるんですが、手回し映写機はまだ経験がないの。一度やってみたいんですよね。それから太田先生が集められた膨大なおもちゃフィルムもどんどん説明してみたい。

 これは余談ですが、太田先生、また凄いフィルムを見つけてきました。
 映写機にかけられるかは分からないけれど、デジタル化は出来そうな状態だそうです。
 うーん、早くそれも見たい。

 おもちゃ映画博物館を応援します。

 
 



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|04/18| もやもやコメント(0)TB(0)
 実は確定申告出来てません。片岡一郎です。
 良いの、あれは後からでも出来るから。
 言い訳をすると海外からの書類待ってたからね。だから仕方ないのね。
 近々やります。

 先日お伝えした通り今月はポーランドに行きます。5月はイギリスに行きます。6月はまだ情報オープンには出来ない様ですが、どっかに行きます。8月からはドイツに行く予定です。そういう訳で7月にどこかの国で呼んでくれないか探しています。毎月海外とか、凄い人っぽいじゃん。アイドルの海外公演みたいに海外でやるのにメインのお客さんは日本からの追っかけみたいなのも一度やってみたいよね。日本からのお客さんで思い出したけど昔、ロック座がマカオに進出した時があったね。あれも日本から踊り子さん追っかけて見に行った方も居た様ですし、お金とか時間の問題じゃないんでしょうな。情熱なんでしょうな。そういう気にさせる芸人になれたらいいね。

 さて、本日の画像追加はぐらもくらぶです。 
 もうすでに各所で配布されていますし、ネットでもアップされていますが、こちらはこちらで一回分の投稿に取っておいたという次第。お安くて見ごたえのあるイベントにきっとなります。僕も新垣さんも『己ヶ罪作兵衛』は初演です。弁士も楽士も初演だなんて、有るようで無い事なので、その辺りもご覧ください。独特の緊張感が……あるかどうかは分からないけど。

 明日は京都に参ります。日帰りです。ビジネスマンみたいだね。
 他の土地に行ったら一泊はしたいんですが仕方御座いません。
 私が日帰りで帰っても良いかなと思える距離は横浜とかそんな所。近いな。


● 12. Święto Niemego Kina "Orochi"
日時/4月24日16時30分~
演目/『雄呂血』
出演/片岡一郎、Maria Pomianowska
会場/Filmoteka Narodowa

 いままで詳しい情報を知らなかったのですが無声映画祭みたいですね。なんとびっくり。
 二日続けての公演で、初日は『雄呂血』です。『雄呂血』は松田春翠のコレクションの心臓部ともいえる作品であり、当然春翠の十八番にもなっていて、その芸は春翠の弟子、私の師匠の澤登翠にも受け継がれています。そんな事情から意図的に手を出すのを避けていた作品なのですが昨年、キネカ大森オープン三十周年記念上映で初演した所、『雄呂血』を説明する場が次々に出て来ました。やっぱりこういうものはタイミングですね。キネカ大森オープンの時には春翠が『雄呂血』を説明し、また三十周年記念上映の時に阪東妻三郎のお孫さん田村幸士さんと知り合い、『李王殿下を奉迎して』のフィルム発掘に繋がった……。まことに『雄呂血』は弁士の運命を導くフィルムであります。丁寧に演らねば。
 音楽はMaria Pomianowskaさんです。まだ会ったの事のない方なので楽しみ。

12 Święto Niemego Kina



●12. Święto Niemego Kina "Rwetes/Bóg gromu"
日時/4月25日18時~
演目/『雷電』『子宝騒動』
出演/片岡一郎、Wacław Zimpel
会場/会場/Filmoteka Narodowa

 二日目の演目は『雷電』と『子宝騒動』です。ちなみにですが私は自分の告知では上映作品ではなく、あえて「演目」としています。これは別に映画を下に見ているんではないのです。映画は好きだし素晴らしいと思います。でもこれからの世の中に無声映画を広げていこうと思ったら、やっぱり弁士や楽士という、現在生きている演者が表に出るのはとても重要なのです。「映画史の傑作ですよー。見ておかないと映画は語れませんよー」では新しいお客さんは増えないんじゃないか、そんな考えから「演目」なのです。
 二日目のミュージシャンはWacław Zimpelさん。この方も初めての方。海外で何が楽しいって、日本語が全く分からないミュージシャンが、ちゃんと日本語の音を聞き取ってセッションになる所なんですね。これは弁士にしか味わえない快感かもしれない。

12 Święto Niemego Kina


 無声映画祭の特設サイトも見つけましたのでリンクをはっておきます。
12. Święto Niemego Kina


●あるぽらんキネマ劇場 Vol.52
日時/4月29日15時~
演目/『ロストワールド』
出演/片岡一郎、五十嵐正史(ギター)
会場/あるぽらん’89
料金/2000円(1ドリンク付)
ご予約・お問い合わせ/電話:03-3330-8341(PM6:30以降) メール:aruporan@nifty.com

 アメリカから持って来た演目です。恐竜大好きっ子の僕の念願の作品です。
 こういう作品は弁士ならではですね。いくら講談が歴史物といっても恐竜が出て来ちゃうと、それってどうなの?みたいな感じになると思うんです。恐竜が出てくる講談をやってる先生もいらっしゃるかもしれませんが。
 ともかく自分の好きな演目一本勝負です。このところ小ネタアンソロジー形式が多かったからね。ここらで普通の映画上映もやっとこうかな、と。にしても毎回演目選びには苦労しますよ。そんなに自由に使える作品も多くないからねぇ。どうしたもんかねぇ。『霊の審判』の再演とかも演りたい気もしてるんですが。

あるぽらん『ロストワールド』


●1度はスクリーンで観ておきたい――ゴールデン名画劇場
日時/5月4日13時15分~
演目/『夜ごとの夢』
出演/片岡一郎、天池穂高
会場/神保町シアター
料金/1,500円 (◆トーキー作品 =一般¥1200/シニア¥1000/学生¥800)

 成瀬は城戸所長に「松竹に小津は二人いらない」と言われて新天地を求めPCLに行ったとも言われています。けれど映画ファンに言わせれば「小津とは全然違うじゃん」ともなる訳です。でもやっぱり似てもいる。不思議な相似が二人の間にはあって、比べれば比べる程にていないのに、ぱっと見は似ている。
 どう似ているのか、どう似ていないのか、そんな辺りを『夜ごとの夢』ではお楽しみ頂きたいと思います。主演は何たって栗島すみ子ですよ。田中絹代が恐れおののいて近づくのを嫌がったという、撮影所で若い所員がキャッチボールをしていて自分が通れば当然ボールを投げるのを止めるもんだと思って自然に所員の間をすり抜けて行ったという、あの栗島すみ子ですよ。大正時代の『不如帰』の頃はまだ可憐な娘役ですが、本作では相当な貫禄です。ちなみにお婆さんになってからの写真は貫禄が着物をまとっているかのような方であります。どう語るかね。楽しみだね。
ゴールデン名画劇場


●春のぐらもくらぶ祭り2015 『音と影』 ~戦前日本における映画と音楽の融合
日時/5月24日14時~(第一部)、16時30分~(第二部) *入れ替え無し
内容/
 第一部 戦前日本における映画と音楽の融合・サイレントからトーキー、その成熟期
      無声映画期の映画伴奏 / 紙恭輔と映画音楽 / エノケン映画とジャズ / 貴志康一と映画 / ミュージカル映画の世界ほか
 第二部 夢想する無声映画の進化
      現代における気鋭音楽家と活動写真弁士による伴奏つき無声映画の再現。
      新垣 隆らによる無声映画音楽についてのトーク / 新垣 隆(ピアノ)、大谷能生(サックス)の即興演奏による無声映画上映 / 片岡一郎(活動写真弁士)、新垣 隆(ピアノ)による『己が罪作兵衛』(1930年・松竹蒲田作品)の上映
出演/大谷能生(音楽家) 、佐藤利明(娯楽映画研究家) 、 毛利眞人(音楽評論家) 、 保利 透(アーカイブ・プロデューサー) 、片岡一郎(活動写真弁士)、新垣隆(ピアニスト)
会場/江戸東京博物館ホール(両国)
料金/ 2.000円(当日券/ 入れ替え無し)
※博物館併設の駐車場の出庫は17時30分までとなっておりますのでご注意ください。

 こういうトーク―ベントの難しいところは、本当に確実な事だけを正確に話そうとすると、たいして話せることが無いってことでしょうか。無声映画時代の事って、本当によく分らないんですよ。伝聞でこうだったらしい、は知識としては持っていても、本当にそうだったのかと聞かれればちょっと自信がない事も多々あります。こういうイベントで互いの知識を持ち寄って、意外な事実が確認できたら嬉しいですが、さてどうなりますやら。
 『己が罪作兵衛』はネタおろしです。お客様の紅涙を絞る出来になるやならずや。乞うご期待。

春のぐらもくらぶまつり2015


●新垣隆の世界 Vol.2
日時/7月28日19時~(18時開場)
演目/『浮草物語』
出演/新垣隆、片岡一郎、アーロン・ジェロー
会場/晴れたら空に豆まいて
料金/前売り3,500円、当日4,000円+1D(600円)
予約/晴れたら空に豆まいて予約フォーム

 新垣隆の世界 Vol.2はイベントタイトルが変わりそうな風向きです。別に揉めた訳じゃないんですが、色んな人が関わっていますから違うタイトルの方が内容に即しているんじゃないか、という意見も出たりなんかしまして。まあタイトルが変わってもやる事が変わったりはしませんので、そのまままっすぐにやるだけですが。
 新タイトルが正式に決まりましたらこちらでも告知いたします。既に予約済みの方(いるのか?)はどうぞご心配なく。
 ちゃんと新垣さんの音楽を堪能できる構成に致しますので。
 
|04/16| 活弁コメント(0)TB(0)
 芸術とわいせつを区別するために裁判をやるのはあんまり意味がないと思っています。
 いかがお過ごしでしょうか。
 昨日、某国から出演依頼のメールが届きました。
 嬉しいもんです。昨年は東京都から助成金を頂いてドイツ滞在をしたのですが、助成金を申請する為に立てた滞在目的は、欧州における弁士文化の普及、だったのです。幸い企画書を評価して頂いて企画は通りましたが、いやはや本当にアレが落ちたらキツかった。
 お陰様で滞在は上手くいきました。しかしこういう助成金はかならず終了報告をしなければなりません。
 報告するにあたって、例えば演劇の講演ツアーだったら何処で上演したとか、何人お客さんが来たとか、現地メディアにどれだけ取りあげられたか、を伝えれば問題ないのです。普及事業はちょっと違うんですね。どれだけ普及したか、どれだけ未来に繋がったかを提示出来ないと成果判断がし辛い。無論、多くのアートに関わる人は普及事業の結果半年や一年で劇的に出るはずのない事は分かっていてくれるでしょうから、そこまでシビアに考える必要もないのかもしれません。とはいえやっぱり目に見える成果は欲しい。
 そんな状況下でオファーがあると、こちらとしても自分の活動がちゃんと広がっているのを感じられて嬉しいのです。

 てな訳で、国内外問わずどんどんお仕事募集中です。
 生きてゆくためにも、もっと売れるか偉くならないと難しい業界です。
 東京オリンピックの辺りではそれなりに偉くなっている、と良いな。

 で、あるぽらんのチラシ画像を載せます。
 明日はぐらもくらぶの画像を載せる予定です。

● 12. Święto Niemego Kina "Orochi"
日時/4月24日16時30分~
演目/『雄呂血』
出演/片岡一郎、Maria Pomianowska
会場/Filmoteka Narodowa

 いままで詳しい情報を知らなかったのですが無声映画祭みたいですね。なんとびっくり。
 二日続けての公演で、初日は『雄呂血』です。『雄呂血』は松田春翠のコレクションの心臓部ともいえる作品であり、当然春翠の十八番にもなっていて、その芸は春翠の弟子、私の師匠の澤登翠にも受け継がれています。そんな事情から意図的に手を出すのを避けていた作品なのですが昨年、キネカ大森オープン三十周年記念上映で初演した所、『雄呂血』を説明する場が次々に出て来ました。やっぱりこういうものはタイミングですね。キネカ大森オープンの時には春翠が『雄呂血』を説明し、また三十周年記念上映の時に阪東妻三郎のお孫さん田村幸士さんと知り合い、『李王殿下を奉迎して』のフィルム発掘に繋がった……。まことに『雄呂血』は弁士の運命を導くフィルムであります。丁寧に演らねば。
 音楽はMaria Pomianowskaさんです。まだ会ったの事のない方なので楽しみ。

12 Święto Niemego Kina



●12. Święto Niemego Kina "Rwetes/Bóg gromu"
日時/4月25日18時~
演目/『雷電』『子宝騒動』
出演/片岡一郎、Wacław Zimpel
会場/会場/Filmoteka Narodowa

 二日目の演目は『雷電』と『子宝騒動』です。ちなみにですが私は自分の告知では上映作品ではなく、あえて「演目」としています。これは別に映画を下に見ているんではないのです。映画は好きだし素晴らしいと思います。でもこれからの世の中に無声映画を広げていこうと思ったら、やっぱり弁士や楽士という、現在生きている演者が表に出るのはとても重要なのです。「映画史の傑作ですよー。見ておかないと映画は語れませんよー」では新しいお客さんは増えないんじゃないか、そんな考えから「演目」なのです。
 二日目のミュージシャンはWacław Zimpelさん。この方も初めての方。海外で何が楽しいって、日本語が全く分からないミュージシャンが、ちゃんと日本語の音を聞き取ってセッションになる所なんですね。これは弁士にしか味わえない快感かもしれない。

12 Święto Niemego Kina


 無声映画祭の特設サイトも見つけましたのでリンクをはっておきます。
12. Święto Niemego Kina


●あるぽらんキネマ劇場 Vol.52
日時/4月29日15時~
演目/『ロストワールド』
出演/片岡一郎、五十嵐正史(ギター)
会場/あるぽらん’89
料金/2000円(1ドリンク付)
ご予約・お問い合わせ/電話:03-3330-8341(PM6:30以降) メール:aruporan@nifty.com

 アメリカから持って来た演目です。恐竜大好きっ子の僕の念願の作品です。
 こういう作品は弁士ならではですね。いくら講談が歴史物といっても恐竜が出て来ちゃうと、それってどうなの?みたいな感じになると思うんです。恐竜が出てくる講談をやってる先生もいらっしゃるかもしれませんが。
 ともかく自分の好きな演目一本勝負です。このところ小ネタアンソロジー形式が多かったからね。ここらで普通の映画上映もやっとこうかな、と。にしても毎回演目選びには苦労しますよ。そんなに自由に使える作品も多くないからねぇ。どうしたもんかねぇ。『霊の審判』の再演とかも演りたい気もしてるんですが。

あるぽらん『ロストワールド』


●1度はスクリーンで観ておきたい――ゴールデン名画劇場
日時/5月4日13時15分~
演目/『夜ごとの夢』
出演/片岡一郎、天池穂高
会場/神保町シアター
料金/1,500円 (◆トーキー作品 =一般¥1200/シニア¥1000/学生¥800)

 成瀬は城戸所長に「松竹に小津は二人いらない」と言われて新天地を求めPCLに行ったとも言われています。けれど映画ファンに言わせれば「小津とは全然違うじゃん」ともなる訳です。でもやっぱり似てもいる。不思議な相似が二人の間にはあって、比べれば比べる程にていないのに、ぱっと見は似ている。
 どう似ているのか、どう似ていないのか、そんな辺りを『夜ごとの夢』ではお楽しみ頂きたいと思います。主演は何たって栗島すみ子ですよ。田中絹代が恐れおののいて近づくのを嫌がったという、撮影所で若い所員がキャッチボールをしていて自分が通れば当然ボールを投げるのを止めるもんだと思って自然に所員の間をすり抜けて行ったという、あの栗島すみ子ですよ。大正時代の『不如帰』の頃はまだ可憐な娘役ですが、本作では相当な貫禄です。ちなみにお婆さんになってからの写真は貫禄が着物をまとっているかのような方であります。どう語るかね。楽しみだね。
ゴールデン名画劇場


●春のぐらもくらぶ祭り2015 『音と影』 ~戦前日本における映画と音楽の融合
日時/5月24日14時~(第一部)、16時30分~(第二部) *入れ替え無し
内容/
 第一部 戦前日本における映画と音楽の融合・サイレントからトーキー、その成熟期
      無声映画期の映画伴奏 / 紙恭輔と映画音楽 / エノケン映画とジャズ / 貴志康一と映画 / ミュージカル映画の世界ほか
 第二部 夢想する無声映画の進化
      現代における気鋭音楽家と活動写真弁士による伴奏つき無声映画の再現。
      新垣 隆らによる無声映画音楽についてのトーク / 新垣 隆(ピアノ)、大谷能生(サックス)の即興演奏による無声映画上映 / 片岡一郎(活動写真弁士)、新垣 隆(ピアノ)による『己が罪作兵衛』(1930年・松竹蒲田作品)の上映
出演/大谷能生(音楽家) 、佐藤利明(娯楽映画研究家) 、 毛利眞人(音楽評論家) 、 保利 透(アーカイブ・プロデューサー) 、片岡一郎(活動写真弁士)、新垣隆(ピアニスト)
会場/江戸東京博物館ホール(両国)
料金/ 2.000円(当日券/ 入れ替え無し)
※博物館併設の駐車場の出庫は17時30分までとなっておりますのでご注意ください。

 こういうトーク―ベントの難しいところは、本当に確実な事だけを正確に話そうとすると、たいして話せることが無いってことでしょうか。無声映画時代の事って、本当によく分らないんですよ。伝聞でこうだったらしい、は知識としては持っていても、本当にそうだったのかと聞かれればちょっと自信がない事も多々あります。こういうイベントで互いの知識を持ち寄って、意外な事実が確認できたら嬉しいですが、さてどうなりますやら。
 『己が罪作兵衛』はネタおろしです。お客様の紅涙を絞る出来になるやならずや。乞うご期待。

ぐらもくん


●新垣隆の世界 Vol.2
日時/7月28日19時~(18時開場)
演目/『浮草物語』
出演/新垣隆、片岡一郎、アーロン・ジェロー
会場/晴れたら空に豆まいて
料金/前売り3,500円、当日4,000円+1D(600円)
予約/晴れたら空に豆まいて予約フォーム

 新垣隆の世界 Vol.2はイベントタイトルが変わりそうな風向きです。別に揉めた訳じゃないんですが、色んな人が関わっていますから違うタイトルの方が内容に即しているんじゃないか、という意見も出たりなんかしまして。まあタイトルが変わってもやる事が変わったりはしませんので、そのまままっすぐにやるだけですが。
 新タイトルが正式に決まりましたらこちらでも告知いたします。既に予約済みの方(いるのか?)はどうぞご心配なく。
 ちゃんと新垣さんの音楽を堪能できる構成に致しますので。
 
|04/15| 未分類コメント(0)TB(0)
 『逆戻りだよ!全員、集合!!』 at 喫茶茶会記、 「黒澤明が愛した10本の映画」 at 新文芸坐にお越し頂いた皆さまありがとう御座いました。
 『逆戻りだよ!全員、集合!!』 では『人生逆戻りツアー』の作者である泉ウタマロさんともようやく御挨拶出来まして、いままで僕の回りには居ない方向性の方でしたのでお話を伺うのが非常に楽しい一夜でした。チャネリング執筆など、本当に自分の知らない世界、概念が世の中には沢山あるものだと感心しきり。
 「黒澤明が愛した10本の映画」 では『アッシャー家の末裔』を説明いたしました。この日はなんと立ち見まで出る大盛況で、むろんそれは黒澤和子さんのトークが次にあったからでもあるのでしょうが、ともあれ大勢のお客様の前でお喋り出来たのは大変に嬉しい事でありました。湯浅ジョウイチさんのギターで『アッシャー家の末裔』を演るのは、念願のひとつだったのですよ。また演りたいなあ。湯浅さん繋がりで言うと湯浅さんが楽長をされているカラード・モノトーン演奏の『折鶴お千』は良いです。物凄く良いです。これもいつかご一緒したい所。

 さて本日は何とかいう預言者が日本に大地震が来ると予言した日らしゅう御座います。
 それについては色んな方が、色んな言い方をしております。僕が一番信用しているのは地震学を学んだ事のある方の「地震の予知は可能です。ただし時期の特定に関していえば地球規模の出来事なので明日来るのも10年後に来るのも、地球にとっては誤差の範囲なんです」という趣旨の発言です。
 僕は予言も神様も霊魂も、あっても良いんじゃないかな派ですが、仮に現在の我々にとって超越的な存在が種々存在していても、そんなに人間に都合の良いものではないだろうと思っております。世界ってのは人間なんか知ったこっちゃない巨大なスケールで動いているんじゃないかなと思うのですが、いかがでしょうか。
 一方で地球上に膨大な数の生物がいながら人間のみが知性においては圧倒的に優れているのも興味深い所ではありますね。これって単に偶然なのかしら。よく分らんですね。

 そんなこんなで知性的な生き物である人間の中では、おそらく下位の知性層に属するであろう処の私がポーランドに行く事になりました。演目は『雄呂血』『雷電』『子宝騒動』です。

 上映情報は下記の通り。

● 12. Święto Niemego Kina "Orochi"
日時/4月24日16時30分~
演目/『雄呂血』
出演/片岡一郎、Maria Pomianowska
会場/Filmoteka Narodowa

 いままで詳しい情報を知らなかったのですが無声映画祭みたいですね。なんとびっくり。
 二日続けての公演で、初日は『雄呂血』です。『雄呂血』は松田春翠のコレクションの心臓部ともいえる作品であり、当然春翠の十八番にもなっていて、その芸は春翠の弟子、私の師匠の澤登翠にも受け継がれています。そんな事情から意図的に手を出すのを避けていた作品なのですが昨年、キネカ大森オープン三十周年記念上映で初演した所、『雄呂血』を説明する場が次々に出て来ました。やっぱりこういうものはタイミングですね。キネカ大森オープンの時には春翠が『雄呂血』を説明し、また三十周年記念上映の時に阪東妻三郎のお孫さん田村幸士さんと知り合い、『李王殿下を奉迎して』のフィルム発掘に繋がった……。まことに『雄呂血』は弁士の運命を導くフィルムであります。丁寧に演らねば。
 音楽はMaria Pomianowskaさんです。まだ会ったの事のない方なので楽しみ。

12 Święto Niemego Kina



●12. Święto Niemego Kina "Rwetes/Bóg gromu"
日時/4月25日18時~
演目/『雷電』『子宝騒動』
出演/片岡一郎、Wacław Zimpel
会場/会場/Filmoteka Narodowa

 二日目の演目は『雷電』と『子宝騒動』です。ちなみにですが私は自分の告知では上映作品ではなく、あえて「演目」としています。これは別に映画を下に見ているんではないのです。映画は好きだし素晴らしいと思います。でもこれからの世の中に無声映画を広げていこうと思ったら、やっぱり弁士や楽士という、現在生きている演者が表に出るのはとても重要なのです。「映画史の傑作ですよー。見ておかないと映画は語れませんよー」では新しいお客さんは増えないんじゃないか、そんな考えから「演目」なのです。
 二日目のミュージシャンはWacław Zimpelさん。この方も初めての方。海外で何が楽しいって、日本語が全く分からないミュージシャンが、ちゃんと日本語の音を聞き取ってセッションになる所なんですね。これは弁士にしか味わえない快感かもしれない。

12 Święto Niemego Kina


 無声映画祭の特設サイトも見つけましたのでリンクをはっておきます。
12. Święto Niemego Kina


●あるぽらんキネマ劇場 Vol.52
日時/4月29日15時~
演目/『ロストワールド』
出演/片岡一郎、五十嵐正史(ギター)
会場/あるぽらん’89
料金/2000円(1ドリンク付)
ご予約・お問い合わせ/電話:03-3330-8341(PM6:30以降) メール:aruporan@nifty.com

 アメリカから持って来た演目です。恐竜大好きっ子の僕の念願の作品です。
 こういう作品は弁士ならではですね。いくら講談が歴史物といっても恐竜が出て来ちゃうと、それってどうなの?みたいな感じになると思うんです。恐竜が出てくる講談をやってる先生もいらっしゃるかもしれませんが。
 ともかく自分の好きな演目一本勝負です。このところ小ネタアンソロジー形式が多かったからね。ここらで普通の映画上映もやっとこうかな、と。にしても毎回演目選びには苦労しますよ。そんなに自由に使える作品も多くないからねぇ。どうしたもんかねぇ。『霊の審判』の再演とかも演りたい気もしてるんですが。


●1度はスクリーンで観ておきたい――ゴールデン名画劇場
日時/5月4日13時15分~
演目/『夜ごとの夢』
出演/片岡一郎、天池穂高
会場/神保町シアター
料金/1,500円 (◆トーキー作品 =一般¥1200/シニア¥1000/学生¥800)

 成瀬は城戸所長に「松竹に小津は二人いらない」と言われて新天地を求めPCLに行ったとも言われています。けれど映画ファンに言わせれば「小津とは全然違うじゃん」ともなる訳です。でもやっぱり似てもいる。不思議な相似が二人の間にはあって、比べれば比べる程にていないのに、ぱっと見は似ている。
 どう似ているのか、どう似ていないのか、そんな辺りを『夜ごとの夢』ではお楽しみ頂きたいと思います。主演は何たって栗島すみ子ですよ。田中絹代が恐れおののいて近づくのを嫌がったという、撮影所で若い所員がキャッチボールをしていて自分が通れば当然ボールを投げるのを止めるもんだと思って自然に所員の間をすり抜けて行ったという、あの栗島すみ子ですよ。大正時代の『不如帰』の頃はまだ可憐な娘役ですが、本作では相当な貫禄です。ちなみにお婆さんになってからの写真は貫禄が着物をまとっているかのような方であります。どう語るかね。楽しみだね。
ゴールデン名画劇場


●春のぐらもくらぶ祭り2015 『音と影』 ~戦前日本における映画と音楽の融合
日時/5月24日14時~(第一部)、16時30分~(第二部) *入れ替え無し
内容/
 第一部 戦前日本における映画と音楽の融合・サイレントからトーキー、その成熟期
      無声映画期の映画伴奏 / 紙恭輔と映画音楽 / エノケン映画とジャズ / 貴志康一と映画 / ミュージカル映画の世界ほか
 第二部 夢想する無声映画の進化
      現代における気鋭音楽家と活動写真弁士による伴奏つき無声映画の再現。
      新垣 隆らによる無声映画音楽についてのトーク / 新垣 隆(ピアノ)、大谷能生(サックス)の即興演奏による無声映画上映 / 片岡一郎(活動写真弁士)、新垣 隆(ピアノ)による『己が罪作兵衛』(1930年・松竹蒲田作品)の上映
出演/大谷能生(音楽家) 、佐藤利明(娯楽映画研究家) 、 毛利眞人(音楽評論家) 、 保利 透(アーカイブ・プロデューサー) 、片岡一郎(活動写真弁士)、新垣隆(ピアニスト)
会場/江戸東京博物館ホール(両国)
料金/ 2.000円(当日券/ 入れ替え無し)
※博物館併設の駐車場の出庫は17時30分までとなっておりますのでご注意ください。

 こういうトーク―ベントの難しいところは、本当に確実な事だけを正確に話そうとすると、たいして話せることが無いってことでしょうか。無声映画時代の事って、本当によく分らないんですよ。伝聞でこうだったらしい、は知識としては持っていても、本当にそうだったのかと聞かれればちょっと自信がない事も多々あります。こういうイベントで互いの知識を持ち寄って、意外な事実が確認できたら嬉しいですが、さてどうなりますやら。
 『己が罪作兵衛』はネタおろしです。お客様の紅涙を絞る出来になるやならずや。乞うご期待。

ぐらもくん


●新垣隆の世界 Vol.2
日時/7月28日19時~(18時開場)
演目/『浮草物語』
出演/新垣隆、片岡一郎、アーロン・ジェロー
会場/晴れたら空に豆まいて
料金/前売り3,500円、当日4,000円+1D(600円)
予約/晴れたら空に豆まいて予約フォーム

 新垣隆の世界 Vol.2はイベントタイトルが変わりそうな風向きです。別に揉めた訳じゃないんですが、色んな人が関わっていますから違うタイトルの方が内容に即しているんじゃないか、という意見も出たりなんかしまして。まあタイトルが変わってもやる事が変わったりはしませんので、そのまままっすぐにやるだけですが。
 新タイトルが正式に決まりましたらこちらでも告知いたします。既に予約済みの方(いるのか?)はどうぞご心配なく。
 ちゃんと新垣さんの音楽を堪能できる構成に致しますので。
 
|04/12| 活弁コメント(0)TB(0)