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 今回の一時帰国もあと一週間ばかりです。
 その間にも何のかんの仕事があって有難い事この上なく、でもスケジュールが、というか台本書きが物凄い追いつめられているかnになってかなり焦っております。残りの講演にもお運び頂ければ幸いです。良い芸かどうかは分かりませんが、足掻いている私は確実に見られます。

 今年から来年に頭にかけて、詳細は申し上げられませんが、大きな仕事が入る予定が目白押しでした。
 でした、というのはどれもこれもポシャったからですね。
 大きな、これが自分の転機になるやもしれない仕事が悉く駄目になってしまったのは少なからずショックです。ボン大学の先生には「片岡さん、これ以上は急に偉くなるなって事ですよ」と慰められました。「一度来た話したら次のチャンスも必ずありますよ」とも。そうかもしれませんが、私も間もなく40歳ですから、そろそとちゃんと偉くなっておきたいのですね。
 嗚呼、あれとこれとそれが決まったら、かなりインパクトがあったのにな……。

 なんて愚痴を言いつつも嬉しい出来事、有難いお仕事が沢山あって、喜んだり悩んだりしております。
 やたらに奥歯に物の挟まったような文章ですが、表沙汰に出来ない案件なので仕方ないのです。

 さて本日のお知らせはラジオCM出演です。

 ●森ビル R-CM 「こんな人がいるんです―コンシェルジュ」篇
 ●森ビル R-CM 「こんな人がいるんです―設計」篇
放送曲/J-WAVE
番組名/『BEAT PLANET』内、森ビル提供『HILLS AGENCY』にて 
日時/月曜~金曜 12時15分~12時45分
出演/片岡一郎(語り)、上屋安由美(ピアノ・コンシェルジュ篇)、田中まさよし(パーカッション・設計篇)

 思い返せば収録日はポルデノーネに行く前、毎日新聞さんの取材を受けた日でありました。
 なんと充実した日であったことか。
 我々だってプロですが、ラジオCM制作にかかわる皆さんももちろんプロ。
 普段はあまりご一緒しない分野の方々とお仕事出来たのは大変刺戟になったのでした。
 このCMの評判が良かったりすると、また使って貰えるかもしれません。そうなったら嬉しいな。
 感想を番組に送って……とは申しません。お昼時、少し時間を作って頂き、番組と共にCMにも耳を傾けて森ビルさんに興味を持って頂ければ幸いです。

 そしてもし、CMを聞いてこやつは何者だろうと思い、ここに辿り着いた方がいらっしゃいましたら、今後こんな公演が御座いますよ。

●シアター13
日時/11月2日19時30分~
演目/『月世界旅行』『血煙荒神山』『のらくろ二等兵』他
出演/片岡一郎、黒嵜想(司会)
会場/ライト商會 2階ギャラリー
料金/1800円
予約/075-211-6635(ライト商會)

シアター13


●あるぽらんキネマ劇場 Vol.54
日時/11月3日15時
演目/『血煙荒神山』『清水次郎長伝』『野狐三次』他
出演/片岡一郎、五十嵐正史(ギター)
会場/あるぽらん’89
料金/2000円(1ドリンク付)
予約・問い合わせ/03-3330-8341(あるぽらん’89・PM6:30以降)

11月3日 あるぽらんキネマ劇場 Vol.54


●画から言葉を生む 活動写真弁士のワザ 無声映画の魅力を知る
日時/11月6日19時~
演目/『血煙荒神山』
ワークショップ題材/『チャップリンのお手柄』
出演/片岡一郎
会場/JVTA東京校
料金/1000円
お申込み/JVTA予約フォームにて


JVTA2015 表      JVTA2015 裏


●秋ノ活動写真弁士達~阪妻特別編
日時/11月8日15時~
演目/『喧嘩安兵衛』(弁士・田村幸士)『田村家ホームムービー』(田村&片岡によるライブコメンタリー)『尊王』『李王殿下を奉迎して』『逆流』(弁士・片岡一郎)
出演/田村幸士、片岡一郎
会場/キネカ大森
料金/1500円

秋ノ活動写真弁士達~阪妻特別編

 ここまで辿り着いて頂けましたでしょうか?
 今回の見どころは何と言っても田村幸士さんの弁士初挑戦にして祖父・孫初共演です。さらに『田村家ホームムービー』は幸士さんと私のライブコメンタリーにてお届けします。そしておもちゃ映画ミュージアム所蔵の『尊王』が物凄く美しいのです。どれもこれもが見どころといっても過言でない本特集、しかも私は9日朝8時のフライトでドイツに戻る超無茶スケジュールです。
 物見遊山でお越し下さいませ。


 日欧における活動写真文化の普及活動はアーツカウンシル東京さんの助成、企業メセナ協議会さんの認定を受けて行っております。
メセナ&アーツカウンシル
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|10/31| 活動コメント(0)TB(0)
 多忙を自慢するのは日本人だけだそうです。
 あれってなぜなんでしょうか。
 かくいうコクサイハ弁士の私も多忙だとちょっと嬉しくなる時があります。
 芸人は忙しくてようやく生活がなりたつような仕事ですから、一般的な方々とはちょっと意味合いが違うかもわかりませんが。

 ともあれ若干忙しいです。
 忙しいのを誇る気はありませんが、昨年スケジュールがめちゃくちゃであった時と同じ隊長になっています。
 意外と自分て脆いのかもしれないと思う瞬間であります。
 
 そんなこんなで、僕がいつひっくり返って不帰の人になってしまうか分かりませんので、皆さんもいつかと言わず、すぐにいらして頂きたい。
 嫌な告知だね、しかし。

 今日は以前お知らせした「秋ノ活動写真弁士達~阪妻特別編」の上映作品最終決定のお知らせです。
 通常でしたら告知案件を最初に持ってきますが、今回は以前もお知らせした内容ですので、上映日順に並べてお知らせします。
 最後までググッとご覧くださいまし。


●映画探偵の映画-厳選超レア作ナイト
日時/10月27日開場18:30/開演19:00
演目/『僕らの弟』、『荒木又右衛門』、『荒木伊賀越三十六番斬り(荒木又右衛門)』、『一殺多生剣』
出演/片岡一郎、上屋安由美(ピアノ・『僕らの弟』のみ演奏)
会場/ザムザ阿佐谷
料金/3,000円
お問い合わせ・ご予約/ラピュタ阿佐ヶ谷 TEL:03-3336-5440
協力/おもちゃ映画ミュージアム、牧由尚

映画探偵の映画


●シアター13
日時/11月2日19時30分~
演目/『月世界旅行』『血煙荒神山』『のらくろ二等兵』他
出演/片岡一郎、黒嵜想(司会)
会場/ライト商會 2階ギャラリー
料金/1800円
予約/075-211-6635(ライト商會)

シアター13


●あるぽらんキネマ劇場 Vol.54
日時/11月3日15時
演目/『血煙荒神山』『清水次郎長伝』『野狐三次』他
出演/片岡一郎、五十嵐正史(ギター)
会場/あるぽらん’89
料金/2000円(1ドリンク付)
予約・問い合わせ/03-3330-8341(あるぽらん’89・PM6:30以降)

11月3日 あるぽらんキネマ劇場 Vol.54


●画から言葉を生む 活動写真弁士のワザ 無声映画の魅力を知る
日時/11月6日19時~
演目/『血煙荒神山』
ワークショップ題材/『チャップリンのお手柄』
出演/片岡一郎
会場/JVTA東京校
料金/1000円
お申込み/JVTA予約フォームにて


JVTA2015 表      JVTA2015 裏


●秋ノ活動写真弁士達~阪妻特別編
日時/11月8日15時~
演目/『故 阪東妻三郎 関西映画人葬実況』(トーキー)『喧嘩安兵衛』(弁士・田村幸士)『田村家ホームムービー』(田村&片岡によるライブコメンタリー)『尊王』『李王殿下を奉迎して』『逆流』(弁士・片岡一郎)
出演/田村幸士、片岡一郎
会場/キネカ大森
料金/1500円

秋ノ活動写真弁士達~阪妻特別編

 ここまで辿り着いて頂けましたでしょうか?
 今回の見どころは何と言っても田村幸士さんの弁士初挑戦にして祖父・孫初共演です。さらに『田村家ホームムービー』は幸士さんと私のライブコメンタリーにてお届けします。そしておもちゃ映画ミュージアム所蔵の『尊王』が物凄く美しいのです。どれもこれもが見どころといっても過言でない本特集、しかも私は9日朝8時のフライトでドイツに戻る超無茶スケジュールです。
 物見遊山でお越し下さいませ。


 日欧における活動写真文化の普及活動はアーツカウンシル東京さんの助成、企業メセナ協議会さんの認定を受けて行っております。
メセナ&アーツカウンシル


|10/27| 活弁コメント(0)TB(0)
  ただいま早朝の5時で御座いまして、いまブログを更新しても更新に誰も気づかない可能性があるのです。 
 でもいまやらないと更新そのものが出来なくなってしまうかもしれないので、仕方ありません。

 三週間の一時帰国は長いなと思っておりましたが、実はあっという間で御座いまして。
 しかもどの企画もギリギリのスケジュールで進んでいるもんですからお客様にいらして頂けるか本当に心配で御座いまして。
 是非とも皆様にはお運び板タダ来たい訳で御座います。
 という訳でギリギリの告知シリーズであります。

●あるぽらんキネマ劇場 Vol.54
日時/11月3日15時
演目/『血煙荒神山』『清水次郎長伝』『野狐三次』他
出演/片岡一郎、五十嵐正史(ギター)
会場/あるぽらん’89
料金/2000円(1ドリンク付)
予約・問い合わせ/03-3330-8341(あるぽらん’89・PM6:30以降)

11月3日 あるぽらんキネマ劇場 Vol.54

 今回も音楽はお馴染みの五十嵐正史さんにお願いします。
 私の関わっている仕事の中で最も肩の凝らない現場です。
 皆様も昼間のビールを楽しみながらいらしてくださいませ。

 

 そして既に告知中のイベントは以下の通りです。


●映画探偵の映画-厳選超レア作ナイト
日時/10月27日開場18:30/開演19:00
演目/『僕らの弟』、『荒木又右衛門』、『荒木伊賀越三十六番斬り(荒木又右衛門)』、『一殺多生剣』
出演/片岡一郎、上屋安由美(ピアノ・『僕らの弟』のみ演奏)
会場/ザムザ阿佐谷
料金/3,000円
お問い合わせ・ご予約/ラピュタ阿佐ヶ谷 TEL:03-3336-5440
協力/おもちゃ映画ミュージアム、牧由尚

映画探偵の映画


●シアター13
日時/11月2日19時30分~
演目/『月世界旅行』『血煙荒神山』『のらくろ二等兵』他
出演/片岡一郎、黒嵜想(司会)
会場/ライト商會 2階ギャラリー
料金/1800円
予約/075-211-6635(ライト商會)

シアター13


●画から言葉を生む 活動写真弁士のワザ 無声映画の魅力を知る
日時/11月6日19時~
演目/『血煙荒神山』
ワークショップ題材/『チャップリンのお手柄』
出演/片岡一郎
会場/JVTA東京校
料金/1000円
お申込み/JVTA予約フォームにて


JVTA2015 表      JVTA2015 裏


●秋ノ活動写真弁士達~阪妻特別編
日時/11月8日15時~
演目/『喧嘩安兵衛』『尊王』他
出演/田村幸士、片岡一郎
会場/キネカ大森
料金/1500円

秋ノ活動写真弁士達~阪妻特別編

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|10/25| 活弁コメント(0)TB(0)
 色々もうえらいこっちゃで御座います。
 いま東京では東京国際映画祭が行われているのは知っていますが、それと関わる事も無く、台本だのなんだのに追われていると果たしてこれで良いものかと悩んだりもしますが、とりあえず仕事があるのだから良しとしましょう。
 なんたって、今回の一時帰国は自腹で帰って来てますから。それでもプラスに出来る程度の仕事が出来てるんですから、我ながら頑張ってるなと思います。我ながら思ってるのか、我だけが思ってるのか微妙な所ではありますが。

 この公私ともにワタワタしている日々が何時か懐かしく思い出す日も来るんでしょうか。
 来てほしいような、一勝ワタワタしていたいような、複雑な気持ちではあります。

 帰国後の様々な公演へお越し下さった皆様、ありがとう御座います。
 どれも大切にやって利ますが、ひとつのハイライトは京都国際映画祭における新発掘の尾上松之助主演『忠臣蔵』でしょう。
 芸人として能楽堂の板を踏めるのは、やはり嬉しいものです。
 こういうお仕事をこなしながら自分を少しずつ高めて行く他ないのでしょう。
 などと殊勝らしいことを言っていますが、もっともっとお仕事欲しいです。
 だってあーた、生活大変で、もう。

 京都国際映画祭のリポートは公式サイトでもご覧いただ行けますので、お時間御座いましたら覗いてやって下さいませ。
 往年の大スター、尾上松之助主演の幻の名作「忠臣蔵」を完全版として上映!

 そんな嬉しい京都にまたお邪魔してしまいます。
 本当は京都国際映画祭と時期が合えば良かったんでしょうが、会場の都合やら、こちらの都合やらで間が空いてしまいました。
 結果としては僕は方々に行けるので有難いのですが。

●シアター13
日時/11月2日19時30分~
演目/『月世界旅行』『血煙荒神山』『のらくろ二等兵』他
出演/片岡一郎、黒嵜想(司会)
会場/ライト商會 2階ギャラリー
料金/1800円
予約/075-211-6635(ライト商會)

シアター13

 イベント名が良いんだ。会場であるライト商會の向かいにシネコンがあって、そこには12スクリーンあるんだそうです。で、当日は第十三番目のスクリーンが出現するという寸法。13といえば西洋では死刑台の階段の数でもあり、不吉な数字です。奇しくもその数字になっちゃう辺りが、実に私好みなので御座いますよ。普段は和服で人前に出る事が多いですが、この日は別の服を着たいよね。
 とにかく演目も久しぶりの物が多いです。
 秋の京都観光のついでにふらりとお運びくださいませ。
 イベントの詳しい内容はKAI-YOUさんで紹介して下さっています。ありがたや。

 余談ですが、11月の私のスケジュールは1日が東京、2日が京都、3日が東京、4日が名古屋です。
 効率悪すぎる。まるで私の人生そのものではないですか。
 そんな訳で3日の公演情報も明日にはアップします。

●映画探偵の映画-厳選超レア作ナイト
日時/10月27日開場18:30/開演19:00
演目/『僕らの弟』、『荒木又右衛門』、『荒木伊賀越三十六番斬り(荒木又右衛門)』、『一殺多生剣』
出演/片岡一郎、上屋安由美(ピアノ・『僕らの弟』のみ演奏)
会場/ザムザ阿佐谷
料金/3,000円
お問い合わせ・ご予約/ラピュタ阿佐ヶ谷 TEL:03-3336-5440
協力/おもちゃ映画ミュージアム、牧由尚

映画探偵の映画


●画から言葉を生む 活動写真弁士のワザ 無声映画の魅力を知る
日時/11月6日19時~
演目/『血煙荒神山』
ワークショップ題材/『チャップリンのお手柄』
出演/片岡一郎
会場/JVTA東京校
料金/1000円
お申込み/JVTA予約フォームにて


JVTA2015 表      JVTA2015 裏


●秋ノ活動写真弁士達~阪妻特別編
日時/11月8日15時~
演目/『喧嘩安兵衛』『尊王』他
出演/田村幸士、片岡一郎
会場/キネカ大森
料金/1500円

秋ノ活動写真弁士達~阪妻特別編

 日欧における活動写真文化の普及活動はアーツカウンシル東京さんの助成、企業メセナ協議会さんの認定を受けて行っております。
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|10/25| 活弁コメント(0)TB(0)
 ドイツに居ると難民問題はやっぱり身近になるもので、先日もオランダに行く列車から国境の駅で何人ものシリアの方々と思しき人々が降ろされていました。なぜ彼らが当面の生活を見て貰えるドイツから、さらにその先の国を目指すのか、私の知識では分りません。でも難民問題がこちらは日本の比ではなく現実的な出来事として起っている事実は見て、体験しておかねばならない気がしています。

 こういう難民の問題とか、ドイツ鉄道が全然時間通りに来なくて欠行も平気でする様子とか、ブログでも報告しようとは思っているんですが、中々追いつきませんですね。無声映画の話題よりもきっと有益なんですが。でも有益な情報は積極的に発信している人がいるから良いか。

 立て続けの公演情報です。
 今回のは(今回のも)凄いです。

●秋ノ活動写真弁士達~阪妻特別編
日時/11月8日15時~
演目/『喧嘩安兵衛』『尊王』他
出演/田村幸士、片岡一郎
会場/キネカ大森
料金/1500円

秋ノ活動写真弁士達~阪妻特別編

 今回の最大の売りはなんといっても田村幸士さんの弁士初挑戦です。
 そんじょそこらの役者や声優がキャラ作りの為に弁士やるのとはわけが違うのです。
 田村幸士さんはご存じの通り阪東妻三郎のお孫さんです。その幸士さんが阪妻作品の説明をする……。孫と祖父の共演がこういう形で実現するなんて無声映画だからこその醍醐味ではないでしょうか。私は弁士として常に、自分の芸は監督や俳優の方々に嫌がられてやしないだろうかと怯えながら仕事をしています。なら止めろよと思う方もありましょうが、そこはそれ仕事ですから。好きな仕事ですから。
 でも一度もあった事のない孫が自分の作品の弁士をやるなら、きっと阪東妻三郎だって喜んでくれるのではないかと思うのです。
 散々お世話になっている阪東妻三郎に対して、初めて出来るご恩返しだと考えています。
 さらにもう一つの売りがおもちゃ映画ミュージアムさんからお借りする『尊王』です。
 弁士名調子の代名詞ともいえる「東山三十六峰静かに眠る丑三つ時……」はこの『尊王』に伍東宏郎が付けたのが元祖と言われています。となれば『尊王』を上映し、東山云々と口にしてみたくなるのは弁士の自然な欲求でしょう。『尊王』の現存部分はわずか10分足らずですが、実に緊張感のある素晴らしい場面です。滅多に上映される事のない作品ですから是非ともこの機会にご覧くださいませ。
 そしてさらに追加で何本か上映するべく目下各方面に貸し出し交渉中です。
 完全な上映作品リストが発表されるまで、楽しみにお待ちくださいませ。


 そんな阪妻特集に負けず劣らずの私の出演イベントは下記の通り。
 

●~映画誕生120周年~ 弁士と生演奏で見る大チャンバラ活動写真
日時/10月17日14時~
演目/『槍供養』『雄呂血』
出演/片岡一郎、宮澤やすみ(三味線)、田中まさよし(パーカッション ※上小阿仁村出身)
会場/上小阿仁村生涯学習センター ホール
対象/全村民対象(入場無料)
主催/上小阿仁村公民館
協力/京都府京都文化博物館マツダ映画社


●京都国際映画祭2015
日時/10月15~18日(片岡出演は18日11時~)
演目/『忠臣蔵』(1926年・尾上松之助主演)
出演/片岡一郎、川嶋信子(薩摩琵琶)、太田米男(解説)、中島貞夫(舞台挨拶)、清水圭(MC)
会場/大江能楽堂
料金/自由席 - 前売500円/当日700円

京都国際映画祭2015


●日本映画最初のスター尾上松之助
日時/10月16日17時35分
演目/『中山安兵衛』『荒木又右衛門』『雷門大火 血染の纏』
出演/澤登翠(弁士)、柳下美恵(ピアノ)清水圭(MC)
会場/よしもと祇園花月

●家族で楽しもう!おもちゃ映画とちびっ子ギャング
日時/10月17日18時~
演目/『怒涛のおもちゃ映画特集 第2弾』『ちびっ子ギャング ドッグデイズ』『ちびっ子ギャング モンキー・ビジネス』『雷電』
出演/山崎バニラ(弁士)、太田米男(解説)、清水圭、月亭八光(舞台挨拶)
会場/よしもと祇園花月

●喜劇映画のルーツ ファッティとキートン
日時/10月18日13時25分~
演目/『コニー・アイランド』『特選ギャグ集 その1』『デブ君の給仕』
出演/大森くみこ(弁士)、藤代敦(キーボード)、新野敏也(解説)、おかずクラブ、太田米男(舞台挨拶)、清水圭(MC)
会場/大江能楽堂


●映画探偵の映画-厳選超レア作ナイト
日時/10月27日開場18:30/開演19:00
演目/『僕らの弟』、『荒木又右衛門』、『荒木伊賀越三十六番斬り(荒木又右衛門)』、『一殺多生剣』
出演/片岡一郎、上屋安由美(ピアノ・『僕らの弟』のみ演奏)
会場/ザムザ阿佐谷
料金/3,000円
お問い合わせ・ご予約/ラピュタ阿佐ヶ谷 TEL:03-3336-5440
協力/おもちゃ映画ミュージアム、牧由尚

映画探偵の映画


●画から言葉を生む 活動写真弁士のワザ 無声映画の魅力を知る
日時/11月6日19時~
演目/『血煙荒神山』
ワークショップ題材/『チャップリンのお手柄』
出演/片岡一郎
会場/JVTA東京校
料金/1000円
お申込み/JVTA予約フォームにて


JVTA2015 表      JVTA2015 裏


 日欧における活動写真文化の普及活動はアーツカウンシル東京さんの助成、企業メセナ協議会さんの認定を受けて行っております。
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|10/14| 活弁コメント(0)TB(0)
 部屋が寒いのです。
 皆さんこんにちは。イタリアから戻ったワタクシで御座います。
 ポルデノーネでは日中ジェラートを食べてはしゃげる暖かさだったというのに、こっちに戻って来たら即コートですよ。
 ドイツと日本では暖房の制度が大きく違います。
 日本は寒くなってきたらエアコンやストーブを部屋ごとに動かして暖をとります。
 日本の最大の欠点は壁が全体に薄く、屋内がとても寒い事。
 ドイツは壁が厚く保温性に優れているので一度暖房が付けば真冬でも室内は暖かです。とても過ごしやすいのです。
 ただしドイツの一般的なアパートはセントラルヒーティングシステムで、大家さんが暖房装置を稼働させない限りは外気温が5℃になろうと氷点下になろうと店子には室内を暖める手段がほぼありません。

 今、私の部屋では暖房が稼働していません。お出かけにはコート必須なのに……。
 
 いつまでこのままなんでしょうか。 
 とりあえず今夜あたり大家さんにメールで問い合わせて見ましょう。
 室内で凍死とか、避けたい事態です。
 春先まで誰にも気づかれないとか、もっと避けたい事態です。

 
 一時帰国も間もなくで御座います。 
 今日はさらに告知をひとつ。


●画から言葉を生む 活動写真弁士のワザ 無声映画の魅力を知る
日時/11月6日19時~
演目/『血煙荒神山』
ワークショップ題材/『チャップリンのお手柄』
出演/片岡一郎
会場/JVTA東京校
料金/1000円
お申込み/JVTA予約フォームにて


JVTA2015 表      JVTA2015 裏

 JVTA日本映像翻訳アカデミーさんは映画等の字幕翻訳者の養成校であると同時に、字幕翻訳作業も請け負う我々の世界になくてはならない存在です。先達てのポルデノーネ無声映画祭での『忠次旅日記』は私の説明台本を素晴らしい英語字幕に翻訳して下さいました。今年のポルデノーネでの過去二年間に勝るとも劣らない評価を得られたのはJVTAさんの字幕があってこそと言って間違いありません。
 そんなお世話になりっぱなしのJVTAさんに又してもお世話になろうと言うのですから我ながら何と言う肝の太さでしょう。
 少しは遠慮しろよ、と思いますでしょ?自分でも思います。
 でもお呼びがある限りは何処にでも行くのが芸人です。
 きっと私に需要があるから呼んでもらえるのだと、強烈な自己暗示をかけてお喋りを致します。
 主なテーマは映像から言葉を紡ぐ仕事としての弁士です。
 映画から情報を読み取り言語を付してゆく活動写真弁士は、もしかしたら翻訳の何かに役に立つかもしれません。
 なら実際に弁士をやってみるのも楽しかろう、という事で、今回は三分間の『チャップリンのお手柄』を使用して参加者の皆さんにも弁士に挑戦して頂きます。といっても構える必要はありません。きっちり弁士の芸を学ぶのではなく、もっと気軽に映画で遊んじゃえって企画です。勿論、翻訳家を目指していない映画ファン、話芸ファンにもお楽しみ頂ける内容を目指します。
 当たり前ですが、無理に弁士をやらせたりはしませんので、ただ見たいだけの方もご安心を。
 料金は1000円のお手軽価格ですので、ふらっと遊びにいらして頂ければ幸いです。


 既に告知済みの公演は下記の通りです。


●~映画誕生120周年~ 弁士と生演奏で見る大チャンバラ活動写真
日時/10月17日14時~
演目/『槍供養』『雄呂血』
出演/片岡一郎、宮澤やすみ(三味線)、田中まさよし(パーカッション ※上小阿仁村出身)
会場/上小阿仁村生涯学習センター ホール
対象/全村民対象(入場無料)
主催/上小阿仁村公民館
協力/京都府京都文化博物館マツダ映画社


●京都国際映画祭2015
日時/10月15~18日(片岡出演は18日11時~)
演目/『忠臣蔵』(1926年・尾上松之助主演)
出演/片岡一郎、川嶋信子(薩摩琵琶)、太田米男(解説)、中島貞夫(舞台挨拶)、清水圭(MC)
会場/大江能楽堂
料金/自由席 - 前売500円/当日700円

京都国際映画祭2015


●日本映画最初のスター尾上松之助
日時/10月16日17時35分
演目/『中山安兵衛』『荒木又右衛門』『雷門大火 血染の纏』
出演/澤登翠(弁士)、柳下美恵(ピアノ)清水圭(MC)
会場/よしもと祇園花月

●家族で楽しもう!おもちゃ映画とちびっ子ギャング
日時/10月17日18時~
演目/『怒涛のおもちゃ映画特集 第2弾』『ちびっ子ギャング ドッグデイズ』『ちびっ子ギャング モンキー・ビジネス』『雷電』
出演/山崎バニラ(弁士)、太田米男(解説)、清水圭、月亭八光(舞台挨拶)
会場/よしもと祇園花月

●喜劇映画のルーツ ファッティとキートン
日時/10月18日13時25分~
演目/『コニー・アイランド』『特選ギャグ集 その1』『デブ君の給仕』
出演/大森くみこ(弁士)、藤代敦(キーボード)、新野敏也(解説)、おかずクラブ、太田米男(舞台挨拶)、清水圭(MC)
会場/大江能楽堂


●映画探偵の映画-厳選超レア作ナイト
日時/10月27日開場18:30/開演19:00
演目/『僕らの弟』、『荒木又右衛門』、『荒木伊賀越三十六番斬り(荒木又右衛門)』、『一殺多生剣』
出演/片岡一郎、上屋安由美(ピアノ・『僕らの弟』のみ演奏)
会場/ザムザ阿佐谷
料金/3,000円
お問い合わせ・ご予約/ラピュタ阿佐ヶ谷 TEL:03-3336-5440
協力/おもちゃ映画ミュージアム、牧由尚

映画探偵の映画


 日欧における活動写真文化の普及活動はアーツカウンシル東京さんの助成、企業メセナ協議会さんの認定を受けて行っております。
メセナ&アーツカウンシル

|10/13| 活弁コメント(0)TB(0)
 本日でポルデノーネ無声映画祭も最終日です。
 正確には明日も上映が御座いますが、これはどちらかというと地元の方の為にやる上映。
 ポルデノーネでは毎日夜8時30分からの上映をその日のメイン作品と位置付けておりまして、光栄にも私は過去三回の出演全てがこのゴールデンタイムの出演です。そしてゴールデンタイムにも若干の差がありまして、ゴールデン中のゴールデン、プラチナタイムが毎年最終日の夜8時30分なのです。この時間は出演者が決まっています。それはサン・マルコ・オーケストラ、つまり地元オーケストラなんです。
 正直言うとサン・マルコ・オーケストラはそこまで演奏が上手い訳ではありません。
 ですが映画祭の目的の一つが町興し、地域還元である事を考えた時に一番良い位置に地元オケが入るのは必然なのです。誰が見ても楽しめる無声映画の傑作中の傑作を地元の音楽で見聞きする。こんな贅沢があるでしょうか。
 日本でも無声映画祭があればいいのに、とは時折聞く意見です。
 実際問題として日本で無声映画祭を開催するのは、かなりの困難が伴うのですが、なかでも日本で行われる映画祭で欠けがちなのが地域との連携でしょう。映画祭がとこで行われても地元の人は全く関心を持たず、ただコアな映画ファンがあっちこっちから集まって来るだけでは些か物足りない。

 ちゃんと地元と連携している映画祭もありますよ。もちろん。

 もし本当に日本で無声映画祭をやりたいなら、どうやって地元の方々に参加してもらうかを真剣に考えなければならないでしょう。だって無声映画は今の人間が参加できる映画なのですから。地元の人が参加して楽しんだ時に無声映画に弁士が要るとか要らないとか、音楽が要とか不要とかは些末な問題になるに違いありません。

 今夜の上映作品は『オペラの怪人』です。
 今年も見届けなければなりません。

 はい、それでは今日の告知です。

●~映画誕生120周年~ 弁士と生演奏で見る大チャンバラ活動写真
日時/10月17日14時~
演目/『槍供養』『雄呂血』
出演/片岡一郎、宮澤やすみ(三味線)、田中まさよし(パーカッション ※上小阿仁村出身)
会場/上小阿仁村生涯学習センター ホール
対象/全村民対象(入場無料)
主催/上小阿仁村公民館
協力/京都府京都文化博物館マツダ映画社

 ようやくお知らせだよ。
 時間掛かったよ。
 でも時間をかけただけの事はあるプログラムです。
 何がってあなた、京都文化博物館さんのご協力で『槍供養』が使える事になったのです。
 『槍供養』はマツダ映画社も所蔵していますが、京都文化博物館所蔵版はより長いバージョンで、字幕もオリジナルのものなのです。なぜ『槍供養』かといえば監督の辻吉郎が秋田六郷町(現在の美郷町)出身だからなんですね。辻監督は現在ではほぼ忘れられた監督ですが、当時の日活においてはエース級の監督でもあり、我々無声映画関係者としては復権を目指したい方の1人でもあるのです。作品も『槍供養』だけではなく、他にもいくつか残っていますから、いずれ秋田で辻吉郎映画祭が開催できれば良いなと勝手に夢想したりもしています。
 今回はそんな企画の第一弾。
 さらにメイン作品には片岡、宮澤、田中トリオが初めて共演した『雄呂血』です。
 この三人で『雄呂血』を初演した時に田村幸士さんがお越し下さって、その後『李王殿下を奉迎して』の発掘、阪妻ドキュメンタリーの制作へと繋がりました。今回もきっと新たな御縁を生んでくれるに違いありません。

 私の活動の中心である東京からは上小阿仁村は遠いです。
 でも考えて見れば、私はドイツから向かうのですから、それに比べりゃずんと近い。
 しかもあーた、俺、秋田公演終わったらそのまま帰京して、次の日の始発で京都公演かつ日帰りだよ。
 無茶苦茶なスケジュールだよ。そこまで売れてねぇっつーの。
 兎に角ですね、告知期間が短いのが難点ですが、きっと面白いので是非遊びにいらしてくださいませ。
 秋田と京都、両方に来てくれた方にはドイツからお土産買って来てあげる。
 そんな奴いねー。

●京都国際映画祭2015
日時/10月15~18日(片岡出演は18日11時~)
演目/『忠臣蔵』(1926年・尾上松之助主演)
出演/片岡一郎、川嶋信子(薩摩琵琶)、太田米男(解説)、中島貞夫(舞台挨拶)、清水圭(MC)
会場/大江能楽堂
料金/自由席 - 前売500円/当日700円

京都国際映画祭2015


●日本映画最初のスター尾上松之助
日時/10月16日17時35分
演目/『中山安兵衛』『荒木又右衛門』『雷門大火 血染の纏』
出演/澤登翠(弁士)、柳下美恵(ピアノ)清水圭(MC)
会場/よしもと祇園花月

●家族で楽しもう!おもちゃ映画とちびっ子ギャング
日時/10月17日18時~
演目/『怒涛のおもちゃ映画特集 第2弾』『ちびっ子ギャング ドッグデイズ』『ちびっ子ギャング モンキー・ビジネス』『雷電』
出演/山崎バニラ(弁士)、太田米男(解説)、清水圭、月亭八光(舞台挨拶)
会場/よしもと祇園花月

●喜劇映画のルーツ ファッティとキートン
日時/10月18日13時25分~
演目/『コニー・アイランド』『特選ギャグ集 その1』『デブ君の給仕』
出演/大森くみこ(弁士)、藤代敦(キーボード)、新野敏也(解説)、おかずクラブ、太田米男(舞台挨拶)、清水圭(MC)
会場/大江能楽堂


●映画探偵の映画-厳選超レア作ナイト
日時/10月27日開場18:30/開演19:00
演目/『僕らの弟』、『荒木又右衛門』、『荒木伊賀越三十六番斬り(荒木又右衛門)』、『一殺多生剣』
出演/片岡一郎、上屋安由美(ピアノ・『僕らの弟』のみ演奏)
会場ザムザ/阿佐谷
料金/3,000円
お問い合わせ・ご予約/ラピュタ阿佐ヶ谷 TEL:03-3336-5440
協力/おもちゃ映画ミュージアム、牧由尚

映画探偵の映画
|10/10| 活弁コメント(0)TB(0)
 ポルデノーネにおります。
 映画館で無声映画を見て、ホテルに戻って京都国際映画祭用に台本を書き、さらに告知到っていないあれやこれやの準備もしています。んもう、無声映画漬け。これで良いのか、俺の人生。
 お陰様でドイツ・デュッセルドルフ-イタリア・ポルデノーネ弾丸ツアーは無事に終了いたしました。
 デュッセルドルフ映画博物館での『御誂治郎吉格子』、ポルデノーネでの『忠次旅日記』ともに、そこそこ良く出来たのではないかと思っています。大勢の皆様に感謝しなければなりませんが、この無茶なスケジュールをこなしてくれた楽団の田中まさよしさん、宮澤やすみさん、上屋安由美さんには特にお礼をしたいと思います。多くの関係者が「今年の映画祭の中で『忠次旅日記』は間違いなくハイライトのひとつだ」と言ってくれているのが何よりもありがたい評価です。
 
 ちなみに現時点で見ている今年のポルデノーネ上映作品の中で何がベストかといえば、これはぶっちぎりでニール・ブランドさん演奏の『レ・ミゼラブル』です。上映時間397分という冗談みたいな時間をピアノ一本で彩り、世界各地で上映されているミュージカル版に勝るとも劣らない感動を与えてくれたニールの演奏、そして我々の心を捉えて離さない美麗な画質、さらに無声映画の魅力がこれでもかとばかりに詰まった演技・演出。圧巻でした。
 『忠次旅日記』は間違いなく名作です。我々日本チームは結構いい仕事をしたと思います。けれどニール演奏版『レ・ミゼラブル』にはとてもじゃないけど敵わない。こんなに気持ちよく負ければいっそ清々しい。この『レ・ミゼラブル』は日本でも上映したいなあ。オールナイト上映とかで打診してみようかしら。

 はい、そんなポルデノーネからの緊急告知です。

●映画探偵の映画-厳選超レア作ナイト
日時/10月27日開場18:30/開演19:00
演目/『僕らの弟』、『荒木又右衛門』、『荒木伊賀越三十六番斬り(荒木又右衛門)』、『一殺多生剣』
出演/片岡一郎、上屋安由美(ピアノ・『僕らの弟』のみ演奏)
会場ザムザ/阿佐谷
料金/3,000円
お問い合わせ・ご予約/ラピュタ阿佐ヶ谷 TEL:03-3336-5440
協力/おもちゃ映画ミュージアム、牧由尚

映画探偵の映画
 
 告知遅ぇよ、って思いますよね。僕も思います。
 でも色々あんのよ、こっちにも。そのおかげで遂に奴が東京にやってきます。『一殺多生剣』です。
 先ごろ発見されて大きな話題になったものの、いかんせんプリントの状態があまりにも悪く、上映がなかなかできない作品です。しかし今回は『戦前日本SF映画創世記』で好評を博した高槻真樹さんの新著刊行記念としての上映が実現しました。「映画探偵の映画」なるタイトルからも分かるように、今回のテーマは映画を探し求める人々です。画質の良い物、全巻が完全に残っている物だけが映画発掘ではないのです。むしろそうでない物も積極的に上映をして、さらなる発掘を目指そうと試みるのがこの上映会の意義なのです。

 そして『一殺多生剣』ばかりに目が行きがちですが、他の上映作品も凄い。尾上松之助主演千本紀念作品の『荒木又右衛門』、悪麗之助の現存する唯一の監督作『『荒木伊賀越三十六番斬り(荒木又右衛門)』、さらに監督が春原政久、原作・脚本が依田義賢の無声映画『僕らの弟』をまとめて上映致します。なんというレア作品群。当日は会場がマニアで埋め尽くされるか、あるいはガラガラかのどらかなんじゃないかと思っております。
 
 ザムザ阿佐ヶ谷は先日中国無声映画でお世話になりましたが、間をおかずにレア作品で再度出演です。
 音楽は時代劇三本には既存の和洋合奏を付け、『僕らの弟』には中国無声映画『小玩意』で美しくも切ない音色を響かせ、またポルデノーネでは欧州とは全く違った切り口で演奏し無声映画伴奏界の第一人者達から称賛されたばかりかドナルド・ソーシンさんから「Zen(禅) pianist」と評された上屋安由美が再び皆様を魅了致します。
 
 告知が直前で恐縮ですが、万障お繰り合わせの上お運びくださるようお願い申し上げます。
 おそらく明日もなんらかの告知が出来る筈。


●京都国際映画祭2015
日時/10月15~18日(片岡出演は18日11時~)
演目/『忠臣蔵』(1926年・尾上松之助主演)
出演/片岡一郎、川嶋信子(薩摩琵琶)、太田米男(解説)、中島貞夫(舞台挨拶)、清水圭(MC)
会場/大江能楽堂
料金/自由席 - 前売500円/当日700円

京都国際映画祭2015


●日本映画最初のスター尾上松之助
日時/10月16日17時35分
演目/『中山安兵衛』『荒木又右衛門』『雷門大火 血染の纏』
出演/澤登翠(弁士)、柳下美恵(ピアノ)清水圭(MC)
会場/よしもと祇園花月

●家族で楽しもう!おもちゃ映画とちびっ子ギャング
日時/10月17日18時~
演目/『怒涛のおもちゃ映画特集 第2弾』『ちびっ子ギャング ドッグデイズ』『ちびっ子ギャング モンキー・ビジネス』『雷電』
出演/山崎バニラ(弁士)、太田米男(解説)、清水圭、月亭八光(舞台挨拶)
会場/よしもと祇園花月

●喜劇映画のルーツ ファッティとキートン
日時/10月18日13時25分~
演目/『コニー・アイランド』『特選ギャグ集 その1』『デブ君の給仕』
出演/大森くみこ(弁士)、藤代敦(キーボード)、新野敏也(解説)、おかずクラブ、太田米男(舞台挨拶)、清水圭(MC)
会場/大江能楽堂

 
 この日欧行ったり来たり生活はアーツカウンシル東京の助成、企業メセナ協議会の認定を遂行されています。
メセナ&アーツカウンシル
|10/09| 活弁コメント(0)TB(0)
 わたわたで御座います。
 渡欧活動、エンジンかかって参りました。
 先日はオランダ・ロッテルダム&アムステルダム公演でした。
 列車の中でシリアからの移民がドイツからさらに国境を越えようとしているのを見つかって降ろされるのを見かけたり、飾り窓の景色に圧倒されたりと中々濃い旅で御座いました。これは別にブログに残しておきたいなあ。
 そして昨日、日本から宮澤やすみさんが到着しました。明日には上屋安由美さん、田中まさよしさんが到着し、デュッセルドルフ映画博物館で『御誂治郎吉格子』を上映、さらにポルデノーネで『忠次旅日記』で御座います。この二週間が今回の渡欧のハイライトになるんではないかと思っております。
 どこか日本のメディアも取材に来てくれれば良いんですが、あんまり関心ないみたいね。
 残念だわ。

 とかなんとか言いながらも仕事をして生活が出来るのは有難い事で御座います。
 特に今回は日本と欧州の往復が多いので、活躍してるっぽい感じも出ておりまして。
 色んな映画祭に呼んで頂くと「弁士は特別プログラムだから」と非常に良くして下さいます。
 でも特別プログラムだけに、ひとつのイベントで弁士が出るのは一回だけ、なんてのがザラなんですね。
 となると待遇は良くても実入りはイマイチなんてのも実情で。難しい部分であります。

 そんな特別プログラムの弁士が大勢出るイベントが今月京都で御座います。

●京都国際映画祭2015
日時/10月15~18日(片岡出演は18日11時~)
演目/『忠臣蔵』(1926年・尾上松之助主演)
出演/片岡一郎、川嶋信子(薩摩琵琶)、太田米男(解説)、中島貞夫(舞台挨拶)、清水圭(MC)
会場/大江能楽堂
料金/自由席 - 前売500円/当日700円

京都国際映画祭2015

 告知遅ぇよ、と思われる方もいらっしゃるでしょうが、これからしばらくさらに「告知遅ぇよ」と言いたくなるような告知が続きます。 
 覚悟しとけ。というかいらして下さい。済みません。
 いやしかし嬉しいじゃないですか。何がって新発見の尾上松之助主演作の説明を出来るんですよ、しかも大江能楽堂で。
 早い話がワールドプレミアですよ。誰がどう言っても『忠臣蔵』発見後、最初に説明をしたのが私である事実は変えられない訳で、未来永劫映画史に残る傷になるんですんですな、これは。
 映画史といえば、尾上松之助の作品は三日で一本仕上げるような粗製濫造であり、回転数もフィルムを節約するために酷い時には秒間十齣程度の速度で撮影をした等、あまり良く言われないのですが、今回発見された『忠臣蔵』を見る限りどうしてどうして、実に充実しているのです。従来言われていた様な粗い作りの作品も多々あったでしょうが、日本映画史最初のスターであり日活の重役であった尾上松之助が本気で取り組んだ作品はやっぱり凄いのです。
 今回発見された『忠臣蔵』は松之助が亡くなる直前の作品です。本作を見る事で、松之助が最後までスターであったことが分かります。朝11時のスタートという冗談みたいな開演時間ですが、万障お繰り合わせの上是非ともお運び頂きたい上映です。

 また弁士が大勢出ると申しましたが、実は京都国際映画祭には何人も弁士が出演します。
 弁士の出るプログラムは以下の通り。

●日本映画最初のスター尾上松之助
日時/10月16日17時35分
演目/『中山安兵衛』『荒木又右衛門』『雷門大火 血染の纏』
出演/澤登翠(弁士)、柳下美恵(ピアノ)清水圭(MC)
会場/よしもと祇園花月

●家族で楽しもう!おもちゃ映画とちびっ子ギャング
日時/10月17日18時~
演目/『怒涛のおもちゃ映画特集 第2弾』『ちびっ子ギャング ドッグデイズ』『ちびっ子ギャング モンキー・ビジネス』『雷電』
出演/山崎バニラ(弁士)、太田米男(解説)、清水圭、月亭八光(舞台挨拶)
会場/よしもと祇園花月

●喜劇映画のルーツ ファッティとキートン
日時/10月18日13時25分~
演目/『コニー・アイランド』『特選ギャグ集 その1』『デブ君の給仕』
出演/大森くみこ(弁士)、藤代敦(キーボード)、新野敏也(解説)、おかずクラブ、太田米男(舞台挨拶)、清水圭(MC)
会場/大江能楽堂

 大森くみこさんは面識がないのでコメントが出来ないのですが、ともあれこれだけ弁士が出るイベントは昨今中々御座いません。全てのプログラムを見て下さる方がいると嬉しいな。


●EYES ON JAPAN: Japanische Filmtage Düsseldorf
日時/10月1日20時~
演目/『太郎さんの汽車』『御誂治郎吉格子』
出演/片岡一郎、上屋安由美(ピアノ)、宮澤やすみ(三味線)、田中まさよし(パーカッション)
会場/デュッセルドルフ映画博物館(Filmmuseum Düsseldorf)
料金/無料
主催/在デュッセルドルフ日本国総領事館、デュッセルドルフ映画博物館、国際交流基金 ケルン日本文化会館

EYES ON JAPAN: Japanische Filmtage Düsseldorf



●Le Giornate del Cinema Muto / 34th Podenone silent film festival
日時/10月5日20時30分~
演目/『忠次旅日記』(最新復元版)
出演/片岡一郎、上屋安由美(ピアノ)、田中まさよし(パーカッション)、宮澤やすみ(三味線)
会場/Teatro Comunale Giuseppe Verdi


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 本年度のプロジェクトはアーツカウンシル東京さんの助成、企業メセナ協議会さんの認定を遂行されています。
メセナ&アーツカウンシル
 
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