昨夜は『マネーモンスター』と『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』を見に行ってきました。
『植物図鑑~』があまりに衝撃的だったのでネットで評判を見てみたら、渋谷の映画館なんかは主演の岩田剛典さんが映ると女の子がわーとかきゃーとか騒ぐのだそうで、しまった渋谷で見ておくべきだったと反省したのでした。評価コメントには岩田ファンがうざい等の言葉も散見されますが、主演がアップになっただけでお客さんが幸せになれるなら映画としてこんなに幸福な時間はないのですよ。んまあ、僕にとって面白い映画だったかっていえば面白くはありませんでしたけれど。そもそも私は有川浩作品と相性が悪いのかもしれません。『図書館戦争』も『阪急電車 片道15分の奇跡』も合わなかったもんな。ならなんで見てんだって話ではありますけれど。
『マネーモンスター』は非常に面白かったです。雑だな、感想。
本日の告知は代官山です。
●チューリッヒ・ダダ100周年企画 『カリガリ博士』and more上映会と鼎談
日時/7月11日 開場18時 開演19時~
演目/『カリガリ博士』『巨人ゴーレム』
出演/坂本頼光(『カリガリ博士』)、片岡一郎(『巨人ゴーレム』)、アーロン・ジェロー
料金/前売 3000円 当日3500円 +600円(1ドリンク)
会場/晴れたら空に豆まいて
ご予約/晴れたら空に豆まいて予約フォーム、Peatix予約

今年はダダイズム100周年なのです。そこでダダイズムとは密接な関係にある表現主義映画を取り上げて皆様にご覧頂こうという趣向です。本当は去年みたいに生演奏で出来たら良かったんですが、お忙しいらしいんですよN垣さん。とはいえ弁士に坂本頼光さんを迎えて上映そのものは充実度が増しておりますよ。誰だい、片岡&坂本の組み合わせは珍しくないとか思った人は。だけどさ、現状弁士の世界で楽屋が平和でお客様も楽しめる二人会の組み合わせって他に何があるよ?これっていう座組みがあったら企画しておくれよ。よっぽどじゃない限りは乗るからさ。
上映終了後はイェール大学教授のアーロン・ジェロー先生も交えての鼎談です。何を話せばよいのか。まずはダダイズムについて勉強して、映画史と繋げて語れるようにしておかないといけませんね。
無声映画関係のお客様は代官山と聞くとしり込みをする方が多いのですが、そんなに危ない町じゃありません。改札を出た途端に「無声映画を見るような奴は帰れ!」とか言って石を投げてきたりはしません。三歩進むたびにファッションチェックされたりもしません。なので勇気を出していらして下さい。僕が『植物図鑑』を一人で見に行けたんですから、皆さんもきっと代官山に来られるはずです。
ひとつよろしく。
ひとつどころではなくよろしくしたい公演の数々はこの下に書いてあります。
●あるぽらんキネマ劇場 Vol.54
日時/6月19日 開場14時30分、開演15時
演目/『狂へる悪魔』
出演/片岡一郎、五十嵐正史(ギター)
会場/あるぽらん’89(阿佐ヶ谷)
料金/2000円(1ドリンク付)
ご予約・お問い合わせ/03-3330-8341(あるぽらん:18字30分以降)

●『折鶴お千』(活動弁士・楽士による上映会+解説)
日時/2016年6月20日(月)17時30分~
演目/『折鶴お千』(他、短編喜劇も上映予定)
出演/片岡一郎、上屋安由美(ピアノ)、Iris Haukamp(解説)
会場/東京外国語大学 アゴラ・グローバル、プロメテウス・ホール
料金/無料
主催/国際日本学研究院
素材提供/デジタル・ミーム


●シアター13
日時/2016年6月25日 開場・13時 開演13時30分
演目/『吸血鬼ノスフェラトゥ』『極地征服』『モダン怪談100,000,000円』
出演/片岡一郎、黒嵜想(司会)
会場/ライト商會 2階ギャラリー
料金/2000円
ご予約/予約フォームより

●太陽天地寄席
日時/6月25日18時~
出演/ブラザ亭一夜(ヤブ医者→落語)
一龍齋貞弥(講談師→落語)
鈴々舎八ゑ馬(落語家→講談)
柳家喬の字(落語家→講談)
一龍齋貞橘(講談師→落語)
片岡一郎(ゲスト・活動写真弁士)
会場/スカイルーム太陽
電話/03-3295-4480(スカイルーム太陽)
料金/木戸・1800円、懇親会/3000円

●第695回無声映画鑑賞会 [大都&帝キネ 大衆娯楽映画バラエティ]
日時/2016年6月29日18時30分~
出演と演目/
澤登翠(『とろ八女日記』昭和13年・大都)
片岡一郎(『魚や剣法』昭和4年・帝国キネマ)
山城秀之・山内菜々子(『切られお富』昭和12年・大都)
会場/日暮里サニーホール コンサートサロン
料金/一般2000円 学生1600円 前売、電話&E-mail予約1500円
子供(中学生以下)1000円 会員優待券1000円
電話&E-mail予約は公演前日の午後6時まで受け付けます
予約・お問い合わせ/無声映画鑑賞会事務局
電話 03-3605-9981 (受付時間 平日の午前10時~午後6時)
FAX 03-3605-9982
E-mail: katsuben@matsudafilm.com

●セミとクジャクの「噺劇」
日時/2016年7月8日(金)開演14時 / 19時半 9日(土)開演14時 / 18時 10日(日) 開演14時
出演/桂九雀、世弥きくよ、柳家東三楼、 田森就太(演劇ユニットCoZaTo ×)、岡野鏡(三味線)
片岡一郎(8、10日)、坂本頼光(9日)
演目/『転宅』『鰍沢』
料金/3000円
会場/あさくさ劇亭
ご予約/あさくさ劇亭予約フォーム



●第二回 六区に映画の灯を燈す 三笑亭笑三レトロスペクティブ
日時/2016年7月9日 開場17時半、開演18時
出演/三笑亭笑三、桂夏丸、片岡一郎
上映作品/『艶笑ねどこ亭』(昭和40年・トーキー)
監督・脚本・撮影・編集/三笑亭笑三
出演/柳亭痴楽、三笑亭夢楽、春風亭柳朝、三遊亭円右、橘家円蔵、玉川スミ ほか
『笑顔を絶やすな』(1928年・米国映画)
料金/前売、当日ともに2500円(全席自由席)
会場/浅草フランス座演芸場(元・三友館) 東洋館
ご予約・お問い合わせ/bokutoukinema@gmail.com (墨東キネマ)

●「インチキ歌劇とは何ぞや!」 『浅草オペラ』の真相、そして活弁と無声映画 ~トーク・イヴェントと映画~
日時/7月12日19時~
出演/小針侑起(浅草オペラ史・浅草芸能研究)
片岡一郎
保利 透(アーカイブ・プロデユーサー 戦前レコード文化研究家 ぐらもくらぶ主宰)
小川真一(音楽評論家)
内容/~「浅草オペラ」は名古屋にも存在した!~
大正6年(1917年)1月22日、問題の女優・高木徳子が歴史ある東京・浅草常盤座で「女軍出征」を上演してから来年で100年!
輩出したスターは榎本健一・二村定一・田谷力三・浦辺粂子らが知られるが、今となっては100年の間に風化してしまった「浅草オペラ」とはいったいどんなものであったのか?関東大震災で浅草オペラが消滅したとされていたが、当時の新しいメディア「映画」の勃興についてとともに、その真相を浅草オペラの秘蔵写真と音源によって、最新刊『あゝ浅草オペラ・写真でたどるインチキ歌劇』(えにし書房)の著者らによるトークでたどり、そして更に活動写真弁士付きの無声映画上映で当時へタイムスリップ!
また、関東大震災前後のほんの短期間、名古屋にも足跡を残した「浅草オペラ」の真相にも迫る!
会場/Tokuzo - 得三 - 朝5時までやっている呑み屋
料金/前売2000円 当日2300円
チケット取扱い/ローソンチケット Lコード:41522/0570-084-004
チケットぴあ Pコード:632-798/0570-02-9999

●小津映画にユーモアを学ぶ ~活弁映画の面白さ 第二回
日時/7月23日13時30分~15時30分
演目/『大学は出たけれど』『落第はしたけれど』
出演/片岡一郎、森下伸也(関西大学人間健康学部教授)
会場/関西大学堺キャンパス SB301教室
対象/堺市民、その他
定員/300名。応募者多数の場合、抽選。抽選時には、当選者・落選者ともに通知いたします。
お申し込み方法/郵便番号・住所、お名前・ふりがな、電話番号をご記入の上、FAX、ハガキまたはEメールにて、7月8日(金)必着でお申し込みください。後日、聴講券を送付します。
お問い合わせ・お申込み先/関西大学堺キャンパス事務室 地域連携担当「小津映画」係
TEL:072-229-5024 FAX:072-229-5082 Eメール:sakai-info@ml.kandai.jp

