神田伯龍先生が亡くなったのは昨年の11月17日、私が知ったのは二日後の18日でした。療養が長引いているなとは感じていたのですが、まさかお亡くなりになるとは思っておりませんでした。先人が亡くなると、もっと聴いておけば、観ておけば良かったと悔やむ事が多いのですが伯龍先生の場合、それはありませんでした。なにしろ「持ち根多は4000」と平然とおっしゃる方でしたので、もっとの幅が大きすぎるた為でありましょう。
 当日の出演と演目は以下の通り。

  神田昇龍   「笹川の花会」
  入船亭遊一  「たらちね」
  三笑亭夢太朗 「代り目」
  宝井馬琴   「加藤孫六」
  白山雅一   「伯龍追想」
  一龍斎貞水  「いかけ松」
  一龍斎貞山  「沢村才八郎」  以前、先代伯龍が出演している『トーチカ名人会』という映画の上映会をお手伝いしたことがありました。あの日、伯龍先生とご一緒させて頂いた事を昨日のように思い出します。

 そうした御縁で本日の打ち上げにも参加させて頂きました。会場は白山雅一独演会の様相でして大河内傳次郎、三遊亭圓生、廣澤虎造、東海林太郎と贅沢な芸の数々を先生の隣で拝聴したのでした。この白山先生、大師匠松田春翠の時代から我々弁士を応援してくだすっているのです。私なぞは「伯龍の講談を聴いて勉強しているとは偉い奴だ」と覚えめでたく可愛がって頂いております。本当に人と人はどこでつながってゆくか分らないもので。

 神田伯龍、芸人らしさを自然に身にまとった素敵な方でした。
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