柳下美恵 無声映画リサイタル1

 出演でありました。会場は向島百花園御成座敷。メイン作品は柳下さんの音楽で観る『恋の睡蓮』ですので、アタシは露払いに『太郎さんの汽車』と『ラリーの美容師』をサラッと語りました。『ラリーの美容師』は大河内傳次郎研究の権威でいらっしゃる梶田章先生から頂いたもの。梶田先生から「貰って頂けますか?」と言われた時には光栄の余り普段猫背な背筋が伸びましたよ、ピンとね。

 この会場では無声映画ファンは少なく、どちらかと言えば演芸ファンがメインでして、つまり無声映画の弁士たる私は、こういう客層だと演る易くってもう。とても楽しい会となったのでした。

 私はちょいちょい衣装として着物を着るのですが、この百花園は真に着物がハマる場所でした。『恋の睡蓮』の上映中に縁側から場内を覗いておりましたが、自分が大家の若旦那かなにかになって夕涼みでもしているような気分になれるのです。ありゃあ気分がよろしい。あの会場でタキシードを着ていたらやっぱり変な人になってしまうのでしょう。つくづく「場」とはパフォーミングアーツにおいて重要な意味を持つものだと感じます。

 オマケ情報ですが、この日は柳下さんも着物でした。着物着て座布団に正座してキーボードを弾く柳下さんというのも中々貴重な図ではないかと思われます。

 この公演、上手くすればレギュラーで企画していただける様です。そうなると嬉しいのですが、はたしてどうなるか。映画は上映に最低限お金が掛かるからね。長く続けるのがムツカシイのです。でも小さな会場でコンスタントに仕事をこなしていくような活動がワリと好きなのです。プロジェクターが普及した今、無声映画もそういう活動を模索していく必要は有るかなとは思っておりますが、皆様いかが?落語のシェアを、ほんの少し分けて頂くだけで大分暮らしが楽になるのですけれど…。
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|06/23| 活弁コメント(0)TB(0)












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