
田中麗奈が好きであります。折にふれ話しておりますが、好きなのです。例のげげげのきたろーを観に行ったのも田中麗奈が好と言うのが理由としてある位です。しかしながら彼女は作品にイマイチ恵まれていない感がありまして、私は心密かに日本のメグ・ライアンと呼んでいるのです。幾ら好きでもイマイチな作品にぶつかると気持ちが萎えるのでチョイと観ていなかったのですが、先日『暗いところで待ち合わせ』を観まして気持ちが復活したのです。復活したと思ったらげげげのきたろーは駄目な映画だったのでまた萎えかけたのですが、驚くべき精神力で持ち直し未見作品をDVDで観たのです。絶対に駄目だろうなと思っていた作品を。何を観たかというと『タイムトリッパー 幻遊伝』『NIN x NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』の二本でした。
結果としては…どっちもやっぱり駄目でした。
「タイムトリッパー」はね、まあ中国だからいいか、と思えるのよ。物語が破綻していても、設定が噛合っていなくても。いいんですよ、アレで。大陸はでっかいなと思っときゃ。よく言えばインド映画みたいなご都合主義と言えなくもないしね。うん、いいんです。しかし無声映画の中国映画にはもっと緻密なお話があるのですがね。不思議なような、でも不思議でも何でもないような。まあB級映画としてお楽しみ下さいませ、です。
問題は『NIN x NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』ですよ、ええ。感想はもう少し後で…。
ファンというのの正しいあり方について考える事があります。個人的にはファンなら好きな人が何をしようと支持をすべきだと思うのです。不倫だろうが、名誉毀損であろうが。少なくとも恋人発覚程度で引いてはいけないと思うのです。しかし、駄目なものは駄目と言える感性は誰しもが持っていたいと思うはずのものです。今回観たニ作品は改めてファンとは何かを考えました。
良い所を探して観るべきか?
駄目なものは駄目と断ずるべきか?
どちらでしょうか?考え出すと中々奥が深い問題です。ファンて何か、という事は。
御託はさておき田中麗奈主演作品では『はつ恋』が一番だと思います。『夕凪の街 桜の国』は期待しているのです。で、ですね『NIN x NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』の感想ですが、悪く書きます。この映画が好きな方は見ないで下さい。 ハイライトシーンは伊東四朗の「ニン」です。