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サロン

 今月は舞台が大忙しだぁ。ってな訳で行ってきましたのが『サロン』でゴザイマス。

劇団フライングステージ第31回公演
「サロン」~彼女の生き方、ゲイの生き方~
原作    桜沢エリカ
脚本/演出  関根信一

 本作にはアタクシの友人、野口聖員さんが出演しております。以前、あるぽらんのチャレンジ弁士にも出てもらいました。

 このフライングステージは14年間、「ゲイである事」をテーマに芝居を作り続けてきた劇団で、ゲイの人達による劇団なのです。でも芝居は色物ではなくちゃんとしてるのがとても良いのです。昔、やっぱりゲイの人がやってる芝居を観に行ったらとんだ茶番でエライ目に遭ったことがありましたっけね。ここの芝居は面白いです。はい。
 
 アタシも成人男性ですから、これまでの人生の中でそちらの方に触られた事も、真後ろに立たれた事もそりゃあ有りますが、仲の良いゲイの方というのがあんまりおりません。ちなみに野口さんは劇団唯一のノンケ役者として素晴らしいポジションを獲得しているのです。斯く言う私も女所帯の澤登一門で唯一の男ですから野放図な女共個性的な女性に囲まれて思わぬ苦労があったりします。野口さんもやっぱり独特のご苦労があるのでしょうか。こんど聞いてみよう。ちなみのちなみに野口さんの奥さんとも仲良くさせて貰ってます。夫婦ぐるみでお付き合いのある人なんて殆どいないぞ、俺。

 『サロン』の作中やアフタートーク(トークゲストは原作の桜沢エリカさんでした。面白い方でした)でも語られていましたが、近年はゲイを取り巻く環境が変化しているようです。同性愛の方の結婚式が開かれたりなど、昔では無かった事が行われるようになった。大変に結構な事だと思います。御宗旨の関係で同性愛を認められないのであれば、それは致し方ないのですが、どうせ無神論国の日本なのだから同性愛だって普通に接すればいいのです。と、あんまり軽く言っちゃあいけませんかね。でもさ、誰でもあるでしょ?「自分は同性愛かもしれない」と思う瞬間。アタシは中学生頃に一瞬ありました、そおいう時期が。結果としては異性愛者だったのですがね。

 そもそも日本の権力者、芸能者と衆道は不可分の間柄なのに、いつの間に男色はこんなにも隔離され異端視されるようになってしまったのか。この辺は調べれば色々研究はされていることでしょう。

 現代では性同一性障害は障害ですから病気やなんかに入る訳です。しかし考えてみりゃ「異性を愛せ」とプログラミングされている事の方が不思議だったりします。自分と異なったものを求める事が自然だと言うなら、牛でも犬でも松の木でも自分と違うのだから愛せばいいのに多くの人はそれをしません。同じ種族はキチンと見分けて、なおかつ違う性が対象になる愛のプログラムこそ不思議なものであると感じたりもします。
  
 さっきも書きましたがアタシは異性愛ですので同性愛を実感はできないのですが、ロジックだけで考えると、異性愛は解らん事だらけなんですね。同性愛だってもっと突き詰めて考えれば解らん事だらけなんでしょうが。

 そういや、以前野口夫妻とこの劇団の方とで飲んだとき『メゾン・ド・ヒミコ』は解ってないって仰ってました。違う立ち位置の人間がたとえばゲイであり、たとえば役者を描くとき誤解と誇張がある程度伴ってしまうのは止むを得ぬ事でしょう。だからこそ描くという事は神経を使わねばならぬのかも知れません。おそらくゲイの人達にしてみれば『メゾン・ド・ヒミコ』がああいった作品であった事よりも、あの映画を観た人がゲイを作中で描かれている様な人間として捉えられる、つまり自分がそういう人間だと思われる事の方が不快でしょうから。
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|07/13| 舞台コメント(0)TB(0)












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