クロアチア 2日目

 結局目覚ましも何も無く寝てしまったオイラですが、何と皆様驚くなかれ、朝の7時半には目を覚ましたのであります。睡眠時間約6時間、ほぼベストと言っても過言ではありません。なぜこのように素晴らしい結果となったかと考察しまするに、普段の不規則不摂生な生活と日本・クロアチア間の時差が何やらこう、上手い事に…。

 ほんとに時差は感じませんでした。逆に言えば日常生活の中ですら7時間の時差を感じながら生きているっちゅう事です、僕は。

 何にしても清々しい朝であります。
朝の景色


朝の景色2

 ホテルの部屋から外を撮ってみました。

 打ち合わせまでは時間があるので町中を散策することにします。ちなみにこの段階でご飯をどうしたらいいのか解りませんでした。いやはや。
メインスクリーン

 これがモトブン映画祭メインスクリーンですな。周りの建物との対比で何となく大きさが解るかしらん?

プログラム

町中にはプログラムも随所に張り出されております。見てみるとちゃんと『狂った一頁』も入ってます。あったりまえですが。説明をクドクドするのも面倒なので何点か写真をど〜ぞ。

モトブン 景色1

モトヴン 景色2


モトヴン 景色3


モトヴン 景色4


モトヴン 景色5

 つくづく古い町並みなのです。何もかもが石造りで重厚、路地裏なぞは若干沖縄に近いかもしれません。町は狭いです。のんびり歩いて30分もあれば見て廻れる程度の広さであります。

 そんなこんなで11時、打ち合わせ時間です。ターニャが着ましたよ、マルコも来ました。そして映画祭のプレスの方も来ました。取材だそうです。

 取材はいいんですが皆日本語が解りません。会話が上手い事いきません。困りましたね、ありゃ。そしたらね、ターニャが凄い方法を考えました。クロアチア日本大使館に連絡してインタビューを通訳させるという画期的な方法です。まず質問をターニャが携帯で大使館の方に話します。そしてその携帯を私が受け取り答える。もう一度携帯をターニャに渡して、最後にターニャがプレスのアンちゃんに伝えるという…。ああ、俺は海外に来たんだな、と思いましたね。ありがとう日本大使館。

 そんなこんなでクロアチアの皆さんに私の言語不自由を露呈していると、今回のピアニスト、先日日本で共演させて頂き、今回の映画祭にも「弁士を呼ぼう」と働きかけてくれたゲルハルト・グルーバーの到着と相成ったのであります。グルーバーINモトヴン

 グルーバーです。身体もデカけりゃ懐もデカい素敵な方です。

 グルーバー、ターニャ、オイラの三人で『狂った一頁』の情報交換となったのですが、これが楽しい時間でありましたね。グルーバーはドイツ語で書かれた分厚い『狂った一頁』に関する本を持ってきていました。この本が読めるのはグルーバーだけです。アタシは衣笠監督の自伝を持っていきました。日本語です、読めるのはアタシだけです。三人の会話は英語オンリーです。そのもどかしさときたら、ね、解りますかしら。アタシがたどたどしい英語で『狂った一頁』について話すとグルーバーが自分の本をひっくり返して「ホラ、ここに書いてある」と見せてくれます。しかし、書いてある内容は私もターニャも読めんのです。コミュニケーションが上手く取れない方が親密になる好例でありました。

 ここで又しても私はトラブルに見舞われました、というか気付きました。

 お金が無い。

 盗まれたのではゴザイマセン。モトヴンは観光地の癖に現地通貨しか使えない店が多いのです。カードも駄目なのです。事前に見たガイドブックでは日本円の両替もクロアチアはOKだと書いてあったのですが、それは首都ザグレブの話なんですね。田舎町のモトヴンはそんなメンド臭い事はしないの。お金は現地通貨クーナだけ。そこいくと日本は凄いです。凄い田舎のお土産屋でもカードが何種類も使えたりしますから。しかし無いものは無いのです。折角の海外、これからの数日、文無しで生きてみようと思ったのでした、僕は。

 顔合わせも完了し、明日は本番です。ホテルの食事券も貰いました。これで本番を迎えるのみかと思いきや、グルーバーが言うのです「明日の昼間は遊びに行こう」ってね。

 だから金が…。

 続く。

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プロフィール

Author:片岡一郎
ご用命・その他
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公演情報
●あるぽらんキネマ劇場Vol.33 片岡一郎・和田カヨ二人会
 『野ばら』(1932年 聯華影業公司)・朗読
 出演/片岡一郎・和田カヨ
 日時/8月10日 15時〜
 会場/阿佐ヶ谷あるぽらん'89 予約制先着30名
 料金/\2,000(1ドリンク付)
 ご予約/03‐3330‐8341(18:30p.m.〜2:00a.m.)
       aruporan@nifty.com

●百物語の夕べ ー第4回 怪談話と西洋怪奇映画ー
 三遊亭圓馬 怪談話『佐賀の夜櫻・鍋島猫騒動』
 片岡一郎   活動写真『カリガリ博士』
 日時/8月16日 18時〜
 会場/向島百花園 御成座敷
 料金/¥4000(お飲物付き・入園料込み)完全事前申込み制
 申し込み方法/お電話、FAX、メールのいずれかで、お名前、ご住所、お電話番号、参加人数をご連絡ください。
           受付確認後、下記指定口座へ会費のお振り込みをお願いいたします。
 電話・FAX/03−3619−4997
   メール /100ss@myad.jp
     口座/加入者名 百花園サポート士隊 00150−8−317047

●第601回無声映画鑑賞会 [なんてたってバスター・キートン]
 『キートンの大学生』(1927・米) 弁士/澤登翠
 『キートンの滑稽恋愛三代記』(1923・米) 弁士/片岡一郎
 『キートンの警官騒動』(1922・米) 弁士/斉藤裕子
 日時/8月25日 18時30分〜
 会場/門仲天井ホール
 料金/一般1800円 学生1600円 前売、電話&E-mail予約1500円
 ご予約/無声映画鑑賞会事務局
       電話/03-3605-9981 (受付時間 平日の午前10時〜午後6時)
       FAX/03-3605-9982
       E-mail/katuben@attglobal.net

●第602回無声映画鑑賞会 [第四回澤登翠一門会]
 『百万両秘聞』(昭和2年・マキノ御室)
 弁士/澤登翠、片岡一郎、桜井麻美、斉藤裕子
 日時/9月29日(月) 18時30分〜
 会場/門仲天井ホール
 料金/一般1800円 学生1600円 前売、電話&E-mail予約1500円
 ご予約/無声映画鑑賞会事務局
       電話/03-3605-9981 (受付時間 平日の午前10時〜午後6時)
       FAX/03-3605-9982
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