権利について考える材料

 チャップリンの著作権に関して、とりあえずの判断が出ました。早い話が著作権が認められた形です。参考記事としてasahi.comhttp://www.asahi.com/culture/update/0830/TKY200708290343.html?ref=rssに繋げておきますが、これ以外にも相当量の情報がありますので是非見ていただきたいと思います。

 著作権は非常にデリケートな問題です。しかも我々弁士はパブリック・ドメインの制度なしでは営業になりませんので少なからず興味のある問題ではあります。

 私がこの辺についてどう考えているかは後日改めて書くこともあると思いますので今日は事態の紹介だけに留めますが、著作権は何の為にあり、芸術作品を始めとするあらゆる著作物は何の為に生み出されるのかを考える必要はあるだろう、という事です。

 ここ数年、日本人は政治に対する関心が高くなってきました。それがワイドショー的な関心であるにもせよ、意識が向いている事は大切な事と言えます。政治に対する長い無関心の時代に、偉い人達は政治を私物化するのに慣れてしまっていた事が、ようやく我々庶民も理解出来てきた訳です。

 庶民が無関心でいると、偉い人達は信じられないようなルールをいつの間にか決めてしまう様です。そういう人を偉い人とは本来は呼んではいけないのですが、現実問題として、やっぱりそうなのです。

 で、著作権の世界にもそれが言えます。あの鼠はどうしてあんなに守られているのか。

 儲かるもので儲けたい気持ちは理解できます。とはいえ、我々のような一介のファンとしては、優れた芸術作品が銭儲けのシステムにがんじがらめにされているのを見ると切ない気持ちになるのです。そうでしょ?

 なぜ、著作権の問題は直ぐに金の問題にすり替えられてしまうのか。そんなやり取りや理屈を見聞きすると我々は思ってしまうのです。偉い人達は結局芸術作品を金儲けの道具としか捉えていないのだな、と。

 そんな態度こそが、本当は著作者の名誉を最も疵付ける行為になるのではないか?

 感情的過ぎますな。感情と法律は分けるべきなのでしょう。でも…ね。

 勿論、権利を主張する人々が皆銭ゲバだと言っているのではありません。無論です。

 しかし著作権に関しても我々は政治と同じように関心を持ち、監視の姿勢を持つ必要はありそうです。でないと著作権が無限に伸びてしまいそうです。著作者が70歳で亡くなったのに著作権は著作者の死後100年とかいう法律だって、このままいけば出来かねないのですよ。著作者の人生よりも遥かに長い著作権。これって滑稽ですわね。

 最後に著作権に関して考えるのに、とても参考になるブログをご紹介します。ときどき覗いては成程と感心しているのです、アタシ。

エンドユーザーの見た著作権http://himagine9.cocolog-nifty.com/watchdogs/

コメント

ビートルズの「ヘイジュード」をカラオケとかで唄うと、印税がジョンやポール、ましてやオノヨーコでもなく、マイケルジャクソンの懐に入ってしまうのです。
著作権の死語70年に延長より、無関係な第三者が権利を獲得できてしまうシステムの方がおかしい。それで儲けたがる輩がいるから、延長したがるんだろう。まずそっちから変えないと。

そんなお話も色々聞いております。文化を生み出した人、それを守っている人に対しての敬意を持つって事が大切なのだと思っています。
最低限の事をしてから他人の褌をつかえよ、と。

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Author:片岡一郎
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公演情報
●百物語の夕べ ー第4回 怪談話と西洋怪奇映画ー
 三遊亭圓馬 怪談話『佐賀の夜櫻・鍋島猫騒動』
 片岡一郎   活動写真『カリガリ博士』
 日時/8月16日 18時〜
 会場/向島百花園 御成座敷
 料金/¥4000(お飲物付き・入園料込み)完全事前申込み制
 申し込み方法/お電話、FAX、メールのいずれかで、お名前、ご住所、お電話番号、参加人数をご連絡ください。
           受付確認後、下記指定口座へ会費のお振り込みをお願いいたします。
 電話・FAX/03−3619−4997
   メール /100ss@myad.jp
     口座/加入者名 百花園サポート士隊 00150−8−317047

●第601回無声映画鑑賞会 [なんてたってバスター・キートン]
 『キートンの大学生』(1927・米) 弁士/澤登翠
 『キートンの滑稽恋愛三代記』(1923・米) 弁士/片岡一郎
 『キートンの警官騒動』(1922・米) 弁士/斉藤裕子
 日時/8月25日 18時30分〜
 会場/門仲天井ホール
 料金/一般1800円 学生1600円 前売、電話&E-mail予約1500円
 ご予約/無声映画鑑賞会事務局
       電話/03-3605-9981 (受付時間 平日の午前10時〜午後6時)
       FAX/03-3605-9982
       E-mail/katuben@attglobal.net

●第602回無声映画鑑賞会 [第四回澤登翠一門会]
 『百万両秘聞』(昭和2年・マキノ御室)
 弁士/澤登翠、片岡一郎、桜井麻美、斉藤裕子
 日時/9月29日(月) 18時30分〜
 会場/門仲天井ホール
 料金/一般1800円 学生1600円 前売、電話&E-mail予約1500円
 ご予約/無声映画鑑賞会事務局
       電話/03-3605-9981 (受付時間 平日の午前10時〜午後6時)
       FAX/03-3605-9982
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