<前回までのあらすじ>
 無事にモトヴン映画祭での公演を終えた美形アイドル活弁士の片岡一郎は勝利の美酒に酔っていた。町を包み込む映画祭の喧騒すら自らを讃えるファンファーレのように聴こえていたのである。そんな彼の前に現れたのはオォストリアのピアニスト(彼は今回一郎と共演した)ゲルハルト・グルゥバァであった。
「ヘイ!Ichiro!明日もノンストップだぜ!」
 2人は明日の再会を約して固い握手をした。その時、謎の黒覆面の一団が彼らを取り囲んだ。
「フフフ、2人とも大人しくしていれば手荒な真似はしない」
「さあ、こっちへ来るんだ」
「不満そうだな、だがこっちも慈善事業じゃないんでね」
 黒覆面たちは口々に2人を追い詰めてゆく。
 果たして超美形カリスマ活弁士片岡一郎の運命は?


 んまぁ、あれですよ。外国だから何が起きるか解んないぢゃん?って事です。

 昨日の公演を済まして、今日は完全にフリーの日でした。こうなっちまえば映画が駄目子ちゃんな事も、実は文無しな事もどうにかなるさと諦められるのです。午前中にした事は映画を観る事でした。映画祭に来ておいて全く観ないのもイカンだろうと思ってはいたのですが、なにしろターニャの担当がホラー映画だから敬遠していたのです。そんな訳で観たのが『The Cats Of Mirikitani』という作品でした。ジャパニーズ‐アメリカンの老人のドキュメンタリーでこれは面白かった。9月8日から日本でも『ミリキタニの猫』というタイトルで公開されます。時間のある方は是非。

 午後は昨日に引き続きグルーバー達とクロアチア観光でした。今日は行く場所を聞いてますよ。ロビンという港町です。この町もやっぱり古い石造りがそのままに残っていて結構な場所でした。それでは写真コーナーでゴワス。

 ロビン1


ロビン1


ロビン3


ロビン4


ロビン5


ロビン6

ロビン7

 勿論食事も一緒でした。出てきたピザのデケぇのなんの。写真はビールで上機嫌のグルーバーです。この旅で撮った写真ではこれがベストだと思っています。

ビールで上機嫌

 澤登一門として猫ウォッチも忘れてはいけません。
クロアチアの猫

 そんなこんなで、この日は楽しく過ごしましたとさ。
 一つこの旅で興味深かった事があります。何人もの人に「ヨーロッパは初めてかい?」と聞かれたのです。彼らは決して「外国は初めてかい?」とは聞いてこないのです。多分「アメリカ」と答えられるのが嫌なんではないかと予想しているのですが、ヨーロッパ通の方、いかがでしょう?

 一日遊んでグルーバーともお別れをしてモトヴンに帰ると、こちらは映画祭の真っ最中です。
モトヴン映画祭の人々

 判り辛いですけど物凄い人なのです。歩くのも一苦労ってくらい。この映画祭は本当に素敵なイベントでした。というのもモトヴン映画祭は地元でも有名なお祭りなのだそうです。日本で映画祭といえば映画ファンの為のお祭りです。一定のファンが何本も映画を観てまわるのが日本における映画祭ですが、モトヴン映画祭はお祭りの軸に映画が存在しているのです。だから映画を観ないでずっと飲んでるおっちゃんが居れば、映画をハシゴしている若い人も居る。誰もが映画祭を楽しいでいるのですね。これは心底羨ましいと思いました。日本でもこういう映画祭が出来ないものかと思うのですが、どうなんでしょう?

 そんなこんなで明日はいよいよ帰国です。朝十時に待ち合わせなので寝る事にします。もちろん目覚ましは無いのです。
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|07/25| 活動コメント(0)TB(0)












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