安部首相が辞任しましたね。困っちゃうよなぁ、政治がどんどんワイドショー化していきます。一国民として困るっていうのもありますが、それよりも芸人としても困ったもんです。だって政治が今一番面白いですもの。笑いという意味では政治を面白く語る事はできるし、爆笑をとれれる人もいるでしょうけれど、現象として純粋に政治より面白い芸人はそうそう居るもんぢゃありませんやね。

 安部さんは総理としての手腕どうこうの前での退陣となってしまったように思います。何がしたかったのかすら伝わってこなかった、何だか可哀相な内閣でした。きっと「間」が悪いのでしょう。間は魔である、という言葉もありますように「間」は斯くも大事なのであります。

 安部首相が「ボク、総理大臣辞める!」とか言って世間をビックリさせている頃、アタシは仕事中でしたのでその事実を知るのには数時間を要しました。そしてその間に仕事でお世話になった方が「今月で会社辞めます」と話してくれていたのでした。辞めると聞いて、普通は何を思い浮かべるのでしょうか?今回、私は「あぁ、そういう選択肢があったか」と思ったんですね。

 現代において、仕事を辞めるという行為はさのみ珍しいモノでは無くなりました。経営者にとっても、労働者にとっても終身雇用は神話となってしまいましたし、我々の世代では学校卒業時に就職した会社を辞めている奴の方が多いのではないかと思います。やりたい仕事と働いている会社という、理想と現実のギャップが生じたときに理想を優先させるのは決してイケナイ事ではないのだと多くの人が思うようになった、ということでしょう。

 何を今さらかと思われるやも知れませんが、何しろ就職すらしたことが無いもので…。

 とにかく、仕事を辞めるのがネガティブな行動ではなく、むしろ新しい人生を開く為のポジティブな行動であると認識されているのが現代なんだなァと思ったりします。

 ところがこの感覚、芸人にはあまり当てはまりません。芸人が芸人を辞める時、それは「辞める」のではなく「諦める」パターンが殆どだからです。どんなにマイナーだろうと、年に一度も仕事が無かろうと、自分が芸人であると任じていれば、その人が芸人である事を否定する事はできません(そういやこないだ某批評で素人扱いされたっけ…。まあいいや)。突然株で大もうけをしたりしない限りは芸人を「諦め」ずに「辞める」人は居ないのであります。なので芸人を「辞める」事には余りポジティブなイメージが伴いません。もっとも家族にしてみれば大いにポジティブでしょうけれども。

 「あぁ、そういう選択肢があったか」と思ったというのは、そういう理由からです。自分の中に「辞める」は選択肢として無かった。少なくとも前向きな行為としては。

 そんな事を考えてみると総理大臣というのも実は芸人に近いのかもしれんと思えてきたりするのです。辞めざるを得ない状況はあるにもせよ任期を終える前の退陣は、やっぱり「諦め」ている様に見えるからです。

 幸か不幸か私はまだ芸人のままです。それは私が芸人を諦めていない事の証左であるのです。でもね、もしかしたらアタシだって明日には体調不良と、責任を果たす為という名目で芸人を辞めるかもしれんのです。総理が辞める位だもの、誰が何を辞めたって良いのかもしれません。そう思えば少し気が楽になります。

 「辛かったら逃げても良いんだよ」これが安部首相の隠されたメッセージだったり、しねぇな。うん。
 
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|09/13| もやもやコメント(2)TB(0)
SCARFACE1
BLOG360から飛んできました。

まあ、安倍タソの辞任の一件に関しては
国内各所からの異常なまでの誹謗中傷で
精神面でのダメージが肉体面の方まで蝕んできたという事と
有言実行の人であったという事が絡んできます。

まあ、残りの言いたい事を自分の所に書いてあるんで
暇があったら読んできて下さい。
2007/09/14 17:41* URL* [ EDIT]
【かたおか】
こんにちは。大変であったろう事は予想は出来ます。総理大臣の感覚は我々には共有できるものではないでしょうけれど。

大きな組織のトップというのはある種のイイカゲンさがあった方がいいのでしょう。有言実行という言葉が示すようにイイカゲンではなかったと思います。ア○リカの大統領なんてねぇ。
2007/09/17 14:12* URL* [ EDIT]












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