第113回 活動倶楽部

第113回 活動倶楽部

 10月は何だかんだで忙しいのです。芸術の秋ってことでしょうか。てことは、アタシは芸術家ですね。アーチストですね。むふふ。
 
 この日は活動倶楽部の日でした。でしたというか、今回は作品選定からパンフレットの原稿書きまでワタクシが中心になって進めさせて頂きました。もっともアレコレ言ってただけで活動倶楽部の皆さんが普段から作り上げてきた基本的なフォーマットあったればこそ、この日を迎えられたのです。ちょっと持ち上げすぎか?んなことぁないよね。

 上映作品は以下の通りでごぢゃります。

●『赤垣源蔵』(昭和4年 監督/池田富保 主演/河部五郎)
●『国定忠次』(大正14年 総監督/マキノ省三 主演/沢田正二郎)
●「玩具フィルム映像集」
●『鴛鴦旅日記』(昭和4年 監督/稲垣浩 主演/片岡千恵蔵)
        全て縮刷版・ビデオ上映
  説明/片岡一郎  ピアノ/柳下美恵

でした。

 珍しい作品揃いとあって場内立ち見の出る大盛況となりました。

 今回の作品のセールスポイントを整理します。

 先ずは『赤垣源蔵』ですが、舞台俳優から尾上松之助に見出されて映画界入り、ある時点においては最高のスターであった河部五郎の重厚な演技が見ものです。そして映画そのものとは関係ありませんが、本作の上映は田中映画社さんにアタシが頼んで特別にお許しを頂いたというのもミソなのです。どうでぇ、ちゃんと色んな人とお付き合いしてるんだ俺は。自慢だ。

 次に『国定忠次』ですが、こちらなはんと沢田正二郎本人の主演で「尼寺」と「御用」の場面が見られると言う物凄い映像なのです。アタシは初めてこのビデオを観たとき声を上げてしまいました。実はこれが一番珍しい。

 三つ目の「玩具フィルム映像集」はまとまった物ではありませんが、玩具フィルムでしか観られない部分が多数ありまして、マニアックなお客さんには大ウケでした。『平手造酒』が観られたただけで今日は価値があった、なんていう方もいました。『平手造酒』の映像って1分くらいしかないのよ。それが一番とは、チト複雑…。

 最後の『鴛鴦旅日記』は現存する千恵プロ作品の中ではもっとも上映機会のない作品でありまして、おそらくこれを目当てに来た方も多かったと思われます。全8巻の作品ですが現存部分は30分強、半分以上が失われています。しかしそれでも稲垣監督の才気溢れる監督振りは如実に伝わってくる佳品であります。

 何かね、最近いろんな方に「上手くなったね〜」って声を掛けられるのよ。有難いですよ、それは。でも、近頃納得行かない出来が多くて、それが自分の中で引っかかってるのです。我ながら下手だなぁ、かなんか思ってるところに「上手くなったね〜」なのです。イヤミでいってるので無い事は充分解りますし、嬉しくもあるのです。救われもするのです。けれども、うぅむ。

 てぇかあれか?以前の俺様はそんなに下手だったか?下手だったでしょうなぁ。現在までお付き合い頂いている皆様、ホントにありがとう御座います。これからもよろしくお願いします。来月は僕の誕生日です。ご祝儀お待ちしています。  も一つ書かねばならん事がありまして、こちらは極々プライベートな話。

 アタシは高校時代は演劇部という新興宗教に参加していたのですが、私が入部した当時の部長(といっても演劇部にはその人しか居なかった)が突然観に来てくれました。最後に会ってから8年は経っているであろうF木K子先輩です。当時は本気で先輩として見ていたのですが、この日はこっちの方が若干態度デカめで接してしまいました。ごめんな、藤K恵K先輩。

 いやいや、本当に嬉しいものです。阿佐ヶ谷でチラシを見て、この日来てくれたとの事。やっぱり人前に出る仕事をしていると思わぬ再会があるものです。もっと頑張ってもっと有名になればMさんにもMさんにも、それからMさんにも又会えるかな?アタシが会いたいのはMさんばっかりですね。今気付きました。

 完全な余談でありますが、この日着てくれた藤木恵子先輩は中々にナイスな言語センスの持ち主でして、人からお金を借りて「来世払いで」と言った事のある方です。

 尊敬してるのです。

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Author:片岡一郎
ご用命・その他
syoseibusi@yahoo.co.jp まで

公演情報
●百物語の夕べ ー第4回 怪談話と西洋怪奇映画ー
 三遊亭圓馬 怪談話『佐賀の夜櫻・鍋島猫騒動』
 片岡一郎   活動写真『カリガリ博士』
 日時/8月16日 18時〜
 会場/向島百花園 御成座敷
 料金/¥4000(お飲物付き・入園料込み)完全事前申込み制
 申し込み方法/お電話、FAX、メールのいずれかで、お名前、ご住所、お電話番号、参加人数をご連絡ください。
           受付確認後、下記指定口座へ会費のお振り込みをお願いいたします。
 電話・FAX/03−3619−4997
   メール /100ss@myad.jp
     口座/加入者名 百花園サポート士隊 00150−8−317047

●第601回無声映画鑑賞会 [なんてたってバスター・キートン]
 『キートンの大学生』(1927・米) 弁士/澤登翠
 『キートンの滑稽恋愛三代記』(1923・米) 弁士/片岡一郎
 『キートンの警官騒動』(1922・米) 弁士/斉藤裕子
 日時/8月25日 18時30分〜
 会場/門仲天井ホール
 料金/一般1800円 学生1600円 前売、電話&E-mail予約1500円
 ご予約/無声映画鑑賞会事務局
       電話/03-3605-9981 (受付時間 平日の午前10時〜午後6時)
       FAX/03-3605-9982
       E-mail/katuben@attglobal.net

●第602回無声映画鑑賞会 [第四回澤登翠一門会]
 『百万両秘聞』(昭和2年・マキノ御室)
 弁士/澤登翠、片岡一郎、桜井麻美、斉藤裕子
 日時/9月29日(月) 18時30分〜
 会場/門仲天井ホール
 料金/一般1800円 学生1600円 前売、電話&E-mail予約1500円
 ご予約/無声映画鑑賞会事務局
       電話/03-3605-9981 (受付時間 平日の午前10時〜午後6時)
       FAX/03-3605-9982
       E-mail/katuben@attglobal.net

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