春の雪

 先日大学時代の仲間と食事としました。ひょんなことから。お互いの近況報告をしたり、仲間の娘(幼稚園生)のトイレの面倒をなぜか見るという犯罪スレスレの行為をしながら時間が過ぎたのでありますが、その中で『春の雪』についての話題が出ました。

 あぁ、ご存じない方の為に申し上げますと出てるんで御座いますよ、『春の雪』(2005年・東宝・監督/行定勲・主演/妻吹木聡、竹内裕子)に、弁士の役で。ホントよ。

 んでもってですな、その場には居なかったのですが、やhり同期が『春の雪』を見てくれてたらしいんです。そやつの感想はといえば「微妙だった」と。映画が良いとか悪いとかではないんですね。アタシが出てるって事が「微妙だ」と。

 『春の雪』、悪い映画ではありません。同じ時期に『ALWAYS 三丁目の夕日』がぶつかってしまった為にワリをくいましたが、でもそれは仕方ない。ともかく『春の雪』のアタクシが出ていて、しかも結構良い使い方をしてもらっているんです。ざっくり言えば悲恋物の作品の中で、これからいよいよ悲恋が始まる事を予感させるようなシーンが私の登場シーンです。つっても顔は写ってませんが、でも1分くらいは喋っています。このシーン、評判は良いんです。知人の評価も悪くない、ネットで見ても結構好評なのですが、学生時代の仲間に言わせると「微妙」なんです。

 なぜかといえば、それ以外のシーンは大正時代だし、きちんと映画なのに、そのシーンになるとイキナリ知人の声が聞こえてくる。しかも最近の知人と違い素人時分の知人であります。アタシが酒飲んで歌ってるところも、酒飲んでクダ巻いてるところも、酒飲んでひっくり返ってるところも、みんな知ってるんですな。とたんに現実になってしまうんだそうです。

 この話を聴いて思い出したのが「ヤクザは故郷にいられない」という話です。

 チンピラとか悪餓鬼はいつまでも地元にいたりしますが、ヤクザも偉い人になると故郷にはいられないんだそうです。いられないといっても地域住民がヤクザを追い出すんではないんです。ヤクザの方で居辛くなってしまうんだそうですね。そりゃそうでしょう、色んな努力をして危険な橋を渡って、ようやく兄ィとか親分と呼ばれるようになったのに、地元にはその親分が昔おねしょして泣きべそかいてた頃を知るジジババがウヨウヨしてるんです。

 これではとても睨みが利かない。

 それでヤクザは故郷にいられないんですね。もっともこの話は地域のコミュニティが十全に機能していた時期の話ですが。

 アタシはちっとも売れちゃあいませんが、それでも『春の雪』に出たりクロアチア行ったりしてます。ぼつぼつ素人騙すにゃそれなりのキャリアを積んできています。だからこそ、どんなに売れても変わらず付き合ってくれる友人というのは大切にしたいものですね。いい歳の取り方がそうした仲間がいれば出来ると思うのです。

 歳の取り方といえば、先日某氏がテレビにちょっと出ていたそうです。某氏ってのは某氏なのですが、この人随分老けたとその番組を見た人から報告を受けました。以前、新聞記事で見たときにも乾いた爬虫類みてえだなと思ったもんですが、きっと良くない歳の取り方をしているんでしょう。昔はちったあ美人で売ってたに。悪い事すると醜くなるよ、やっぱ。
スポンサーサイト
|11/16| もやもやコメント(0)TB(0)












 管理者にだけ表示を許可する

http://kaitenkyugyou.blog87.fc2.com/tb.php/212-173612b1
この記事にトラックバック(FC2ブログユーザー)