涼宮ハルヒの憂鬱

涼宮ハルヒの憂鬱
 京極堂シリーズを読み続けて脳みそが大分理屈っぽくなってしまった感があるので方向性を変えてみべぇと何年かぶりに角川スニーカー文庫を買いました。どうせ読むなら流行モノ、選んだのは『涼宮ハルヒの憂鬱』でした。ところがね、この本、予想よりも理屈っぽかった。設定は荒唐無稽なんですが、その荒唐無稽を成立させる為に理屈を重ねていて、その辺が興味深かった作品です。それなりに楽しく拝読。しかし時代は変わりました。昔、自分が盛んに読んでいた頃は理屈抜きの小説が多かった気がします。いまやファンタジーを読むのにも理屈が必要なのかと思うとチト寂しいのですが他の作品を読んでいる訳でもないので断定は出来ませんけど。

   今は角川スニーカーだとか富士見ファンタジアはライトノベルと括られているようです。昔はアニメ文庫とかジュブナイル小説とかマンガ文庫とか色んな呼び方をしてました。あ、ジュニア文庫ってのもありましたっけ。当然そのころは小説としての地位は極めて低くて、この辺りの作品を読んでいても読書とは中々言いづらい雰囲気がありましたよ。今はどうか知りませんが。ただ、ライトノベルなる肩書きが定着したということはかつてに比して市民権を得た、ということなのでしょう。学校なんかではライトノベルをどう扱っているのか興味があるところです。読書離れが年々加速しているといわれている現在、ライトノベルの担う役割は馬鹿に出来んかもしれませぬぞ。

 もっとも本を読んでるから良いって事にはならないです、当然。何年か前にお役所は漫画を読書に加えるかどうかを検討してた事がありました。つまり読書率が下がってるから若い人が読んでいる漫画を読書の範疇にいれて読書率を上げようというユニイクな発想だったのですが、あれはどうなったのでしょう。読書というのは数でも時間でもなくて質なのですから。受け手に得るものがあれば漫画も純文学もライトノベルも関係ありますまい。

 久しぶりに昔のジュニア文庫を読み返してみようか。ロードス島戦記、未来放浪ガルディーン、卵王子カイルロッドなんて懐かしいなあ。漫画は古本で高値が付くようになってしまいましたが、ライトノベル創世記の作品もいつか古本屋でプレミアが付いたりするんでしょうか。んで、取っときゃ良かったとか悔やんだりするんでしょうか。

 

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●第602回無声映画鑑賞会 [第四回澤登翠一門会]
 『百万両秘聞』(昭和2年・マキノ御室)
 弁士/澤登翠、片岡一郎、桜井麻美、斉藤裕子
 日時/9月29日(月) 18時30分〜
 会場/門仲天井ホール
 料金/一般1800円 学生1600円 前売、電話&E-mail予約1500円
 ご予約/無声映画鑑賞会事務局
       電話/03-3605-9981 (受付時間 平日の午前10時〜午後6時)
       FAX/03-3605-9982
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