んな訳で、昨日帰国しました。とてもとても楽しい日々で、あっという間の1週間でありましたよ。来年も呼んで貰えるといいなァ。

 それから国内で話題になっております『靖国 YASUKUNI』も観て参りました。これはとっとと書いておかねばならない話題でしょう。他の事はおっつけ書きます。

 『靖国 YASUKUNI』 (監督/李纓)の内容ですが、皆さんの予想通りですよ。曰く「そんなに大騒ぎするほどのモノじゃない」ってなもんです。アタシ一人の意見じゃありませんぜ。そりゃあね、様々な思想団体の方は違うのかもしれませんが、我々のような一市民には以上のような感想です。この程度の映画に思想誘導をされる奴が居たら、その事の方が遥かに怖い事です。

 『靖国 YASUKUNI』は反日か?といえば、まあ反日です。反日ですがね。ただドキュメンタリー作品としての出来を考えると並の出来ですよ。客観性を云々したセンセイもいらっしゃった様ですが、そんな事はむしろどうでも良い事なのでね、ドキュメンタリーに作者の意図が入るのは当たり前なのです。むしろこの作品の弱点は視点のブレにあるような気がしました。どうせ反日と言われるなら、きっちりそっちからの目線で描いて欲しかったと思うのです。弱腰なのですよ、姿勢が。右翼の方が上演反対の活動をされているようですが、観たらガッカリするよ。ほかにターゲットにするべき事がいっぱいあるもの。

 一寸前に『嫌・韓流』ってマンガが話題になりましたね。あの作品はは視点が明確でした。タイトルにも現れている通りの内容でしたし、実際、タイトルの枠を一歩も出ないマンガだったと記憶しています。でも目を通す価値はあった。(あえて言うなら『嫌・韓流』の問題は内容はなく、マンガとしての稚拙さです。)しかし『靖国 YASUKUNI』はどうなんだろう?難しいところですが、映画祭に参加した方々と話したところ、共通の意見は「こんな形で話題になっていなければスルーだったね」でした。むしろ政治家がグズグズ言った事の方がよっぽど問題なのは今更指摘するまでもありません。映画監督というのは、基本的に作品でしか語り得ない人(例外も多々いますが)なのですから、それを封殺してしまうのは言論弾圧になってしまいます。ただし、上映自粛は映画館の判断であり、その判断は周辺地域に迷惑をかけてはいけない、従業員の安全確保という極めてまっとうな理由からである事も抑えておかねばなりません。

 おそらく『靖国 YASUKUNI』はそのうち単館で観られるでしょう。そうなってから色々議論すれば良いことです。作品を観もしないで騒ぐのは愚としか言えません。同じ騒ぐなら上映を求める活動をすべきです。

 あとね、反日・抗日について考えたいなら俺様が演ってる中国無声映画を観るヨロシ。『小玩意』であり『新女性』であり『漁光曲』といった作品をみれば「当時の」中国の若者の視点が見えてきます。全国の映画館様、いかがでしょう?『靖国 YASUKUNI』と中国無声映画のセット上映というアイディアは。という営業でした。

 そうそう『靖国 YASUKUNI』についてもう一言。観た人だけに解る感想ね。

 思想は色々である。なれど職人の姿は美しい。
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|04/09| 活動コメント(0)TB(0)












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