「非・サブカル系アンダーグラウンド」でした。

非サブカル映像アンダーグラウンド


 いやぁ、面白かった。んでもって緊張した。TOOWAⅡさんのクラブ方面のお客さんに阪妻の『喧嘩安兵衛』(昭和3年)とかアリなのか?佐々木誠さんのセンシィティブな映像と一緒に切り絵アニメの『太郎さんの汽車』とかナシじゃないか?みたいな不安がありましたがね。始まっちまえば大丈夫でした(多分)。
 このイベントの最大の見所は何といっても『太郎さんの汽車 弁士片岡 mashup ver』でしょう。佐々木さんも「これが見たくて企画した」と言ってましたがね。
 自分の語りがああなるのかと変な汗をかきつつ楽しく拝見しました。
 語りの仕事をしている人間は多かれ少なかれ、言語を超越したパフォーマンスをしたいと思っているはずなんです。言葉の意味にとらわれず、その先の音声の世界に入っていくというか、語りなのに音楽化してしまうというかね。
 分かり辛いかもしれませんが、優れたオペラ歌手の歌、修行を積んだ僧の読教、カリスマ的政治指導者の演説なんかがそれに当たります。こういうのは内容じゃないのね、意味じゃないのね、その人の声に惹き込まれるの。ヒットラーの演説なんて、その最たるモノね。

 語りをやってりゃそうなりたくなるよ。ならなきゃ嘘だよ。でも私を含め凡百の語り手はそこまで行けない訳さ。意味は言葉の最大の武器だけど、最大の枷でもあって、ただ喋っているだけでは枷は永遠に外れない。
 ですがmashupは身体の制限がないからあっさり意味を突破するのよ。私程度の声が音になるのですよ。不安定で全く統制の無い私の語りがTOOWAⅡさんの手で完全にコントロールされて作品になるのは快感すら覚えました。
 勿論mashupによる語りの音楽化は擬似的なものであり、本来は自分の身体性だけで、その領域に到達出来るように努力しなきゃならないんですが、それはさておいても活弁と無声映画のVJリミックスは面白い作業です。畜生、音楽の奴らはこんな楽しい事を何年も前からやってやがったか、と歯噛みするのです。

 だからやっぱり無声映画界隈の人達が無声映画と活弁の楽しさに気付いてないんだよね。それでフタコトメには文化だなんぞ抜かしやがる。残すべき文化だ、とかなんとか。
 しかし、活弁とVJの融合はまさに非・サブカルですな。企画した佐々木誠さんに脱帽ですわ。楽しかった。またやりたいなァ。
 あ、女性の方には一部キツい映像をお見せしたことお詫びします。俺に全部責任があります、はい。
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