目が覚めたのは朝の6時半でありました。寝覚めスッキリ!本当に時差ボケと無縁というか、むしろ健全な感じでクロアチア二日目を迎えたのです。海外のお仕事の時は時差調整という事で一日余裕を頂くのですが、この日がそれにあたる訳ですね。といって時差は感じてない。今日の予定は午後2時にロビーでターニャと待ち合わせ、という事しか決まってない。朝食はどうすれば良いんだろう。多分ホテルのレストランが朝はバイキングだとか何とか言ってた気がする。外に出かけるには少し早いか?そうだ折角だから日本大使館に行ってみよう。博物館にも行ってみたいな。てか今日は何するんだ。

 とか何とかゴチャゴチャ考えて、結局二度寝をしてしまったのです。日本と同じ怠惰な生活。

ホテルの窓より

 とりあえず部屋から外を撮ってみました。
 で、テレビを付ける。

アニメ

 何かアニメがやってました。クロアチアにアニメ声優がいるのか知りませんが、それ以前にこのアニメは英語でしたが、基本的に演技はドライです。若干アニメ声っぽい人もいますが、演技は日本のように(良くも悪くも)過剰という事はありません。つくづく声優は日本独特の文化なんだな、と海外に来ると思います。画面に映ってる女の子なんて、結構なおばさん声でしたもの。このアニメタイトルは分かりませんが、セル画風の場面が現実世界で、もろCGの場面がバーチャル空間という設定のようです。刀を持って戦っている少年のキャラがいたんですが、彼のハチマキや背中の紋はどう考えても「中」という漢字をモチーフにしたマークが描かれていました。中国と日本て、こっちの人達から見たら同じなのね…。

 ちなみにチャンネル数は約50。ケーブルテレビのようですから一般家庭だと又違うかも知れません。アダルトチャンネルもあって、ペイチャンネルにアクセスしてしまったかと一瞬ヒヤヒヤしたり。
 アダルトチャンネルに関しては後でもう少し書きます。

 兎にも角にも街を散策せねば、という事で10時過ぎにウロウロ出かけたのであります。

 ここでザグレブとクロアチアの情報をば。
 クロアチアの人口は約450万人、首都がザグレブで人口は資料によって違うのでよく分からないけれど90万人程度でしょうか。ザグレブ在住の日本人は200人に満たないとのこと。言語はクロアチア語、第二言語としてはドイツ語、英語、イタリア語が通じるそうです。通貨はkuna(クーナ)で1クーナが約16円でした。現在EU加盟を目指しているそうなので、いずれユーロになるかもしれません。1991年から始まった内乱で一時期は大変な混乱だったようですが、現在では情勢も落ち着き、観光事業に力を注いでいます。

中央
ザグレブの中心、イエラッチ広場。ちょっと人が少ないです。

ストロスマエル広場
ストロスマエル広場。お散歩に最適、寒くなけりゃ。

そしてすぐ横には
日本大使館
日本大使館です。

 大使館を突然訪問したら「いきなり来られても」と少々困惑気味でした。ゴメンナサイネ。ロビーには貸し出し用の本がありまして、充実していたのが山岡荘八の小説、『名探偵コナン』、『金田一少年の事件簿』。物凄い偏りを感じますよ、日本大使館。

市内道路
生活に車は必須なのです。

青果市場1  青果市場2
市民の胃袋とも言われる青果市場。1926年から続いているのだとか。

路地
坂の上に見える聖母被昇天大聖堂(Katedrala Marijina Uznesenjia)。ザグレブにはケバブ屋が多い。

 以上、本当にザグレブに行ってきた証拠写真でした。

 約束の時間にホテルに戻ると、既にターニャが到着していました。どうやら今日は関係者でお食事らしいです。ここで合流したのがNicole Brenez氏。ゴダールをはじめ現代の前衛芸術系映画評論で著名な方です。著作に『Contemporary Film Directors』がある。日本に来た時には原節子見たさに鎌倉を訪れた事があるそうです。

ターニャとニコル
左がターニャ、右がニコル。後ろに映画祭のポスターが貼ってあります。イエラッチ広場にて。

 しばらくは3人での行動でしたが、座りながらゆっくりならまだしも、歩きながらの英会話は私には高度過ぎました。よってこの間、何を話してるのかほとんど分からず。映画の話っぽかったよ、うん。

 やがて市内のレストランで食事。あれよあれよと20人近くの人が集まってガヤガヤ。共演のピアニストMia Elezovicさんはまだ到着していないので不参加。けれどMiaのお母さん(日本人)と同席させて頂いた。お母さんはザグレブで日本語の先生をやっている。日本語を習いたいクロアチア人は結構いるそうで、忙しい毎日との事。日本語教育で悩みのタネは、生徒が漫画で日本語を覚えてくる事だとか。先生に向かって「だからさ~」って言うらしい(笑)。

 あ、あと同席したドイツ人女性がそりゃもう可愛いのなんの。あんまり可愛いんで写真撮ると下心が見透かされそうで何も出来ませんでした。で、後日カラード・モノトーン楽長の湯浅ジョウイチさんに「駄目じゃん」て言われた。仰る通りだと思います。

 食事をしてるとターニャがラジオの取材があるとかで席を離れた。で、それっきり戻ってこない。

 あしたのリハの予定は?

 ターニャの彼氏を捕まえて「明日は?」と聞くと「俺は知らない、でも心配するな」と肩を叩いて帰って行った。

 心配だっつーの。

 結局、その夜にホテルの部屋にターニャから電話がありましたが、あんた俺の英語力知ってるだろう、どうして君らはそんなに大らかなんだ。電話の向こうでも「今夜の上映にこないか」とか何とか言ってますが、細かい話になるとサッパリです。なので出かけませんでした。
 でも学びたいですね、伝わるかどうかは分からないけど、とりあえず言ってみるという精神。言葉はとりあえず使ってみる事と、通じなくてもいちいち気にしない事が大事ですね
 だってターニャってば「昔、少し日本語習ったけどすっかり忘れちゃったわ」みたいな事を満面の笑顔で言うんだもの。日本映画を研究してる癖に。

 でもターニャからのお誘いを断ったのにはもう一つ理由があったのです。実は、部屋に戻ったらクシャミが出始めて止まらない。おまけに喉も痛い。風邪か?海外公演でこれは洒落にならん。という理由があったのです。
 とりあえず温かくしよう。暖房の操作は理解した、OKだ!
 それから食料と飲み物を確保せねば。その為にはとりあえず出かけねば。

 しかし、金曜午後6時のザグレブはもうすっかりお店も閉まって、静かな夜だったのでした。
 結局、中央のピザ屋でピザ一切れと、キオスクみたいな店で飲み物買って帰り、大人しく寝ました。
 
 親愛なるザグレブの皆さんへ
  もう少し働いてもバチは当たらないと思います。
           ワーキングプアー気味の日本人より 

スポンサーサイト
|12/11| 活弁コメント(0)TB(0)












 管理者にだけ表示を許可する

http://kaitenkyugyou.blog87.fc2.com/tb.php/404-ec23c8e6
この記事にトラックバック(FC2ブログユーザー)