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 ※公演関係の写真はクロアチアから届いたら追加します。 

 朝起きる。喉はまだちょっぴり痛い。どうしたものか。昨夜は枕元に濡れタオル置いて、コップにお湯を入れたものを、これまた枕元に置いて、んでもって洗面所のシンクにお湯を満タンにして洗面所のドアを開けて、さらにダウンジャケット着たまま、毛布も引っ張り出して寝たのである。私がどれだけ切羽詰っていたかが分かるだろうか。秋外公演てのはやっぱり重いのである。前回のドイツの時だって、本番終わってホテルに戻ったら信じられない肩凝りで寝付けなかったりした。ちっともグローバルじゃないのね、オイラ。漱石か鴎外かでいったら漱石派ですわ(図々しい)。

 とりあえず腹ごしらえをしなければならないので朝食を摂りに行くが、ホテルの朝食って世界中どうして一緒なんだろ。パン、サラダ、肉、チーズ、ヨーグルト、フルーツ、ケーキと相場が決まってる。一品くらいはその国ならではって品物があっても良いのにねぇ。文句があるなら外で食えって話ですね。スイヤセン。3~4日の滞在なら問題なくても一週間居たら飽きる、確実に。でも世界中で日本くらい色んな物食ってる国も無いんだそうです。中国はじめ、アジアの朝食なんて毎朝同じものばっかりだそうです。そういえばオリンピックだかワールドカップだかの時に韓国が「なんでキムチを持ち込んじゃいけないんだ」ってエライ怒ってましたね。あれは体調管理も問題もあるんでしょうが、それよりも生活習慣に起因する怒りだと判断しておりますのよ。

 話逸れましたな。逸れっ放しだけれどさ、いつも。

 さて、昨日のターニャとの電話では14時にロビーで待ち合わせとの事でした。そう、今日はリハなのですよ。

 で、12時45分にロビーへ。この辺が日本人でありますね。1分前に部屋を出たって間に合うと言うのにさ。

 ・・・・13時になりました。誰も来ません。平気そうな顔してますが、実は不安なのです。間違えたか、俺?やっぱり英語か?13時だと思ってたのが、実は11時だったとか、あるいは15時か?俺が居ないから怒って帰っちゃってたらどうしよう。そしたら何しに来たんだ?みたいな事が頭を駆け巡るのです。そりゃもうぐるンぐるンとね。ホテルの自動ドアが開くたびに拾い主を求める捨て犬のような目をして見ていたに違いありません、あの時の僕は。

 13時10分を廻りますと一人の東洋人女性が。「一郎さんですか?」と尋ねてきます。そう彼女こそ、今回の共演者Mia Elezovicさんで御座いました。もうさ、この10分の待ち時間がが長ぇのなんの。初めて1人でお留守番した時のことを思い出しました(嘘)。Miaさんは今はニューヨーク在住、かつては東京でも暮らしていた事があるそうです、それからフランクフルトにも。なので英語、日本語、クロアチア語はどれもばっちりで三浦和良がクロアチアに来た時にはアパート手配の手伝いをした事があるんだそうです。凄い事なんだと思いますが、彼女にとっては凄くもない事ですね。彼女の演奏はここここで聴けます。

 て、どうなんだろうね。ネット上に公開されているからと言って、これが本意のパフォーマンスかは分からないものにリンクを張るというのは。常に迷いますね。俺はあんまり嬉しくないものな。

 以上のような不安に打ち勝ってMiaと一緒にタクシーで会場のMUSEUM OF CONTEMPORARY ARTに向かう事になりますが、ここで皆さん豆知識。ザグレブ在住で自分で車を運転しない方は決まったタクシードライバーに頼む事が多いみたいです。街をウロウロしててもタクシーって捕まらないのね。だからお馴染みのタクシードライバーに電話して来て貰う方が早いし、向こうも常連さんだからサービスがいいという訳。東京だったら考えられませんな。
昼に撮った会場
昼に撮った会場


 そんなこんなで会場に辿り着きますと、以前申し上げた通りオープンは昨日、今日は2日目なのです。映像ホールの本格始動は今夜からなのですが、驚きましたね、ホールのオープンまでにあと4時間程度なんですが諸々作業中という……。床には金の紙吹雪みたいなのがポツポツ落ちてます。貴様ら昨夜ここで何をしていた、働け!と、思うのは傲慢なんでしょうね。以上の理由から会場に着いたは良いものの、一向にリハの始まる気配が御座いません。再び「何しに来たんだ、俺?」が頭をよぎりますが、まあ良いのです。

場内の急勾配
場内の急勾配。暗いネ。


 ちなみにこの会場、物凄い急勾配なのです。なので前の人の頭を一切気にせずに映像を見る事が出来るのは嬉しい限りなのですが、問題は階段に手すりがない…。怖かったもの、初めて見たとき。階段を下りてて、転んだらどうしよう、じゃなくて、落ちたらどうしようって思うのはマトモじゃないでしょ?この辺は改善を求めたい所ですね。でないといつか死人が出る気がする。後はトイレの男性用・女性用をクロアチア語だけで分けるの止めれ。せめてマークを付けなさい。どっち入っていいか分かんなくてオロオロしたじゃないか。あ、クロアチア語で男性用はmuski、女性用はdameと書きます。これで皆がクロアチア公演をする時は安心ね☆

 待つこと1時間程でしょうか、すること無いのでMiaさんとオープン前のホールでお土産の醤油煎餅食ったり(最低)しながら待っておりましたよ。どれだけ準備が出来ていなかったかというと、マイクが出てない。映写機の準備がされてない。字幕のスタンバイも出来てない。ピアノも調律中。机もない。要するに何にも無い。

 後で知った事ですが、この日スタッフはリハをやるとは聞かされてなかったそうです。そりゃ準備できてないよな。仕方ないよね。むしろ良くやってくれたよ、日本のお役人とかお役人体質の民間人だったら「聞いていない、今日はオープンなんだから忙しい、無理」かなんか言って絶対リハーサルなんかさせてくれませんよ(←想定している人アリ)。その点素直に感謝、クロアチア万歳。ユルイって良いことだ。

 皆さんの目に見えない努力と我慢のお蔭で無事に?リハーサルは出来ました。Miaさんの音楽は日本の童謡や唱歌をアレンジしたもの。日本文化の紹介という事でこういった選曲になったみたいです。国際意識ってのはこういうものかと独りでこっそり納得したのです。その点、私はいつも通りを基本にしてるからな。どっちも必要なんだろうけど、時には過剰なサービスが丁度良かったりするものね。ま、作品を半分ほどやってマイクのバランスを見てリハは終了。音楽に関してこちらの要求を伝えてこの日はOKでありますね。しかし海外公演は字幕が出るのでアドリブを入れられないのがワリと辛いのです。間合いなんかは生き物ですから変わりますが、言葉を大きく変える訳にはいかない。という事はこちらが音楽に合わせる事が出来ないんですね。普段なら音楽がこういう風に来たなら、こちらはここは黙ろうとか、むしろ喋っちゃえという感じなのですが、それができない以上はMiaさんに要求しかできない。これは正直何とかしたい事ではあります。じゃあクロアチア語で俺が語れるかって言われたら無理なんだけれどね。

 今の話を書いていて思い出したのですが、活弁を海外で演る時に「日本語で、台本は片岡のオリジナルで」と言ってくれるのはむしろ向こうの方々です。これは愚痴や批判になるかもしれませんが、日本人の方が「俺が英語で台本書いてやるから、そのとおりやれ」とか「松田春翠のやったとおりにやれ」とか言って来ます。活弁が本人のパーソナリティーと不可分のパフォーマンスだという事を理解してくれているのはオーストリア人だったり、ドイツ人だったり、クロアチア人だったりするのです。そりゃ日本人側には権利とか制作上の理由もあるでしょうから一概に否定は出来やしません。しませんが、何を伝えるべきなのかを問うた時に、現役の弁士に「決められた通りの事を語ればよろしい」という発想はイタダケナイと思うのです。それなら声優の方が絶対上手いよ。澤登翠よりも声優の方が上手いよ。文化って何だって問題なのですよ、これは。

 えーと、まあ、そんな事を思いつつ、でもあさって帰国なのにお土産を何も買っていないのにも気付いたので夜の上映会までにお買い物を軽くしようと街に戻りました。が、土曜の夕方です。クロアチア人はしっかり休む人達です。Miaさんに相談したら、クリスマスシーズンだから明日の日中ならお店がやってるかもしれない、だそうです。これで手ぶらで帰ったらヒンシュクだよな、と思いつつも一度ホテルへ帰還。ホテルのそばのスーパーマーケットでお菓子を大量に購入。おおむねお土産はこれで良いだろ、何て思ったり。でもですね、お土産はお土産屋で買うよりもスーパーとかでその国のお菓子を買う方が、安いし珍しいし良いと思うの、個人的には。

ハナデカ
パワーレンジャー
日本の玩具は世界を制しているのです。

 夜の上映はこのイベントfilmske mutacije: treci festival nevidlivog lilma(FILM MUTATIONS: THE FESTIVAL OF INVISIBLE CINEMA)最大の目玉ともいうべきHarun Farockiの諸作品でしたが、ドイツ語にクロアチア語字幕ではお手上げだ……。いや面白そうだったんだけどね。

 喉はまだ痛い。

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