無声映画伴奏者の柳下さんのお誘いで行って参りました、桂南なん独演会。会場は渋谷のアップリンクファクトリーです。上映作品も含めて何でもアリの感が出てきましたね、ここ。良いことです、多分。

 演目は

ん廻し   瀧川鯉斗
将棋の殿様 桂南なん
   
   中入り
水屋の富  桂南なん

でした。
 
 落語会は演劇とは違い、原則として客席も明るいままです。蝋燭で高座を明るくしていた時代はいざ知らず、現代の寄席はとても明るいのです。普段は意識しない事なのですが、一寸特殊な会場でやる落語会に行くと寄席の明るさに気付きます。この日の会場は映画館、暗くするのは大得意なのですが、こうパッと会場を明るくするのは不得手なんですね。会場中の照明を点けているにも関わらず、そこここに薄暗い塊がある。何だか不気味です、落語会としては。この日はその薄暗さが素敵に作用しました。南なん師匠はとても独特の風貌をお持ちの方でして、アップリンクに造られた高座での佇まいに何とも言えない存在感が生まれたのでした。特に中入りアケの水屋の富で、夢の中のシーンなどは客席が水屋の夢に引きずり込まれる様な不思議空間が出来上がってしまったのでした。

 終演後は厚かましくも打ち上げに参加させて頂きました。様々な方とお話させていただいたのですが、中でも印象深かった方はフィルムセンター関係者。何とこの会は主催の方の御縁でフィルムセンターの方が手伝いに入っていらしたのです。まさか落語会でフィルムセンターの方と知り合いになれるとは夢にも思ってませんでした。

 此処だけの話、アタイは映画の話より落語の話をしてる時の方が楽しいのです。此処だけの話だけれど。

 それから前座の鯉斗さんはとても二枚目だった事をここに報告致します。顔が良くて、楽屋仕事と力仕事が出来て、芸の筋が良い新人、ウチの業界にも来ないかしら。オイラは顔がなァ…。
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|03/21| 舞台コメント(0)TB(0)












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