今回は「伝説のスターの伝説の映画 一挙上映!」と言うテーマでルドルフ・ヴァレンティノの特集。

 上映内容は

『シーク』(1921年・米)監督/ジョージ・メルフォード
   説明/斎藤裕子
『熱砂の舞』(1926年・米)監督/ジョージ・フィッツモーリス    説明/澤登翠
でした。

 アタシの出演はないのに知人が来てくれて「ありがたいなァ」と思ったり「姐さん、そりゃないよ」と思ったりしたのでした。知人がくる事に今回は若干の懸念がありました。というのは『シーク』と『熱砂の舞』は完成度の違いこそあれ、おんなじ様な話なのです。折角来てくれたのに同じ映画を二回観たような印象だったらどうしたものかと心配していたのですが、この日の師匠は絶好調で、今まで何度と無く接してきた『熱砂の舞』の中でも最も良い『熱砂の舞』でした。私見ですが、勿論。

 出来のいい時のウチの師匠はホントに恐ろしい存在で、大したことのない映画であってもワクワクさせてしまいます。以前、無声映画鑑賞会で『鞍馬天狗』を師匠が演った時にそんな感じでした。寛プロ第一回作品の『鞍馬天狗』は物語としては極めて詰まらない作品です。観た後の感想が「へ~鞍馬天狗つよ~い」ってなもんです。自分も演った事がありますが別段乗らない作品でした。実際、師匠が演っても面白くなかった時もあります。ところが調子の良い時の澤登翠の手に掛かるとバカ面白い作品になってしまうのです。

 なにが言いたいかというと、この日来た人はラッキーでしたって事ですわ。

 『シーク』を担当した斎藤裕子はアタシのとっても年上の妹弟子。妹弟子なのですが我が一門の例に漏れず兄弟子に対して無礼千万である。そこでコヤツの秘密を此処で暴露することにした。  斎藤裕子、これは本名である。読み方は何もひねらずサイトウユウコ。ユウコという読み方で想像できると思うが、この人の出身地はかの有名なこりん星なんである。実家はこりん星で三代続いた居酒屋で、その家の長女として生まれている。そのままおとなしくしていれば静かに生涯を終える事が出来たのだが、ある時何を思ったか、この星のお姫様りんごももか姫の暗殺計画に加担、悪事が露見してこりん星を追放になった。ちなみに暗殺計画の首謀者は行方不明になっていた風船おじさんであったことが後日判明しマスコミが騒然となった。これにより当事件を以後風船おじさんの乱と呼ぶようになっており、今後歴史の試験では必ずおさえておくべき事柄なので憶えておかれたい。

 追放になった斎藤裕子は永い放浪の果て日本にたどり着いて様々なバイトを転々、何の気の迷いか弁士になり現在に至るのである。

 このことは非常に不名誉な経歴であるからして、本人に確認しても決して認めないはずである。だが、よく注意していると気を抜いた拍子に挨拶が「こんばんわりんこ」だったりするので奴がこりん星出身だという事が判るのである。

 最後に私信、斎藤ちゃん『アラウネ』貸して。
スポンサーサイト
|03/23| 活弁コメント(0)TB(0)












 管理者にだけ表示を許可する

http://kaitenkyugyou.blog87.fc2.com/tb.php/56-dcffe395
この記事にトラックバック(FC2ブログユーザー)