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 たっぷり学会発表を堪能して、これで帰って酒を飲んで寝ちゃえれば良いのですが今日は金曜日、そう、Silent Ozuの日じゃありませんか。なんと学会との連動企画という事で、これは渡米の大一番なのですよ。

 大一番ばっかりだね、しかし。

 本日の演目は『東京の宿』で御座います。英語タイトルは『An Inn at Tokyo』ですね。説明は不肖、片岡一郎が担当。音楽はLittle Bang Theoryであります。Little Bang TheoryさんはMichigan Theaterで『生れてはみたけれど』でもご一緒させて頂いております。この作品に関してはリハもやってますしね、お互いの出方も分かっておりますから、なんの心配も御座いません。

 問題があるとすれば前説ですね、私が英語でやらなきゃいけない。セミナーで発表をされる智人達の前で己の馬鹿を晒さにゃならんのです。本番前に映画の90分より、前説の5分が長いと言ったらMarkus先生大笑い。

 『東京の宿』は小津の無声映画としては上映頻度がさほど高くない作品です。小津の無声映画となると『生れてはみたけれど』『浮草物語』『出来ごころ』あたりが定番で『非常線の女』や『その夜の妻』のようなハリウッドを露骨に模倣した作品が続く感じでしょうか。本来は長編ですが現在は縮刷版しか残っていない『大学は出たけれど』も多いですね。この傾向には映画史的評価であったり、マツダ映画社がプリントを持っているために弁士のお仕事で使われる機会が多い、なんて理由があるでしょうが、にしても『東京の宿』の上映頻度は低い。でもこれ良い作品です。話自体は暗いですけれど坂本武も良いし、岡田嘉子も実に良い。音楽はサウンドトラックがありますが、今回はあえて生演奏。
 
 スタンディングオヴェーションを頂戴しました。
 アタシ感激。

 学会発表との連動企画で何を上映するか、悩みどころではあったでしょう。定番作なら必ず一定以上の評価を得られる。でも専門家の集いとなれば「もうその作品は見てるから」という理由でいらっしゃらない方も多そう。では珍しければ良いのかと言えばそれも違う。『東京の宿』は上映頻度が少ない割に内容が濃いのですから、絶妙な選択だったのです。実際、ご覧になった先生からは「『東京の宿』は初めて見たけれど、なんだこれは傑作じゃないか」とのコメントがあったそうな。

 さすがに疲れました、ちょっと気負いました。でもやれて良かった。
 前説ですか?それはそれとして。
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|09/28| 活弁コメント(0)TB(0)












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