髭剃りを忘れて来たんですね、家に。
 日本だとホテルに歯磨き、髭剃り、寝間着、スリッパが標準装備のところが多いですが、海外のホテルにはほとんどこういう物が備え付けてありません。なので僕はその辺の物を持っていきます。ホテルの部屋の中では雪駄でペタペタ歩いています。

 ところが忘れたんですね髭剃りを、ついでに歯ブラシを。
 どっかで買えば良いやと思っていたのですが甘かった。インディアナ、店が無い。無い訳じゃないんです、とても少ない。しかも今日は本番ですからね、まさか髭面でお客様の前に出るわけにもいかないですよ。

 インディアナ大学の周り、ブルーミントンはそういう場所だというお話でした。
 のどかで良い町だけどね。

町にある劇場
町にある劇場

町 1
町の景色1

町の景色2
町の景色2

町の景色3
町の景色3 ミシガンとの気温差を実感 




 そうそう今日は本番なんですよ。午前中は髭剃りを求めて大学の中にも一足先に入りましたがね、良いところでね、お城みたいなんですな。ヨーロッパには実際にお城をそのまま大学として使っている所もあります。ボン大学は典型例ですが、インディアナ大学はどうかというとヨーロッパとは事情が違うとの事。
皆さんご存知の通りアメリカは歴史の浅い国です。でも成長は著しい。そしてヨーロッパに独特の憧れと劣等感を持っている人もいます。ちょっと昔のアメリカ人は「俺たちにだって城は作れるんだ!」と言うため、「ヨーロッパ人に負けてないぞ」と言うためにお城のような建物をいくつも作ったのだとか。インディアナ大学はそんな建物なのだそうです。
 文明開化以降、日本人が夢中になって洋風建築をやったのに近いのかもしれません。ましてやアメリカ人にとって、ヨーロッパは自分たちのルーツですから想いは良いも悪いも入り混じって複雑なのでしょう。

インディアナ大学1
インディアナ大学1

インディアナ大学2
インディアナ大学2

小川
大学敷地内に流れる小川 由緒ある小川らしい


そしてそして、インディアナ大学の持っている映像ホール、ここの見事な事!
しかも上映ラインナップが本当に素晴らしい。これが大学の設備かと思うと羨ましくて仕方ありません。この劇場、近年たてられた物ですが、ちゃんと35mm映写機が備えてあります。一般の映画館がフィルム映写機撤廃を条件にデジタルプロジェクター導入の補助を受けている事態を考えれば、教育機関での35mm上映は今後、重要な意味を持つかもしれません。

インディアナ大学の劇場
劇場外観

インディアナ大学劇場 客席
劇場客席

展示ポスター
展示ポスター1

展示ポスター3
展示ポスター2

展示ポスター2
展示ポスター3

パンフレット表紙
パンフレット表紙

パンフレット中身
パンフレット中身 復元版『月世界旅行』と同じページの感激


 本日の演目は『東京の宿』、シンポジウムの時が初演でしたのでインディアナは早々の再演です。ありがたい限り。
 興味深かったのは上映後の質疑応答でした。今回の渡米公演では質疑応答には通訳を付けて頂くのですが、インディアナでは大学院生の方々が通訳をしてくれます。しかも院生は一人ではありません。なんと三人。しかも全員女性。あたしは三人の娘さんに囲まれて、よってたかって訳されて質疑応答に応じるのです。これはとんだ王様気分。
 なかなか面白いやり方だと思いました。おそらく通訳の学生さんは、この企画の先生に目をかけられている方々なのでしょう。そしてこうした実践の場でさらに経験値を上げられる仕組みなのです。見どころのある生徒さんにはどんどんチャンスをやる、実に良い学校ではないですか。

『東京の宿』リハ中
『東京の宿』リハ中



 もしかしたら罰ゲーム的に「お前、あの日本人の通訳な!」とかいう事かもしれませんが……。

 お仕事が終わったら皆で楽しくお食事。
 だから旅の仕事って好きよ。
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