早いもので、クロアチア篇も3日目です。しかしアメリカ旅日記クロアチア篇てオカシイよね。確実にオカシイよね。

 3日目の今日はちょっとワークショップをやってきました。
 基本的に教えるのは嫌なんです。でも少しでも活動の回数が多い方が良いですからね。やる事にしましたよ。受講生はザグレブで演劇の勉強をされている方々。取り上げるのは『生れてはみたけれど』です。というのも本作は四年前にご当地でやっておりますからね、クロアチア語の台本があるんですよ。今回初めて自分の台本がクロアチア語に訳された印刷物を見ましたが、何書いてあるのかちっとも分かりませんでした。自分の言葉とは思えない。

 ワークショップは急遽決まった事もあって参加者自体は少なかったのですが、参加した方々の積極性が素晴らしい。「少しでも多く、そして長く実際にやってみたい」と言ってきます。こういう積極性は素晴らしいですね。アメリカ人もクロアチア人も、折角参加したらやらなきゃ勿体ないという考え方なのです。こういう所は日本人、大いに見習いたいと思います。俺は手遅れかもしれないけれど。

 余談ですが聞いたところによるとクロアチア人は謙遜の感覚が非常に薄いのだそうです。英語が堪能な人はそれほど多くない(日常会話程度はOK)のにも関わらず、大抵の人が「俺って英語超得意」って言うんだとか。この辺りも日本人と好対照かもしれません。あ、ドイツ人はその辺り日本人よりな気がします。彼らの「私、英語が話せないんです」は「私、(ネイティブレベルで)英語が話せないんです」ってのに近いパターンが多いです。謙遜するんですね。

 ワークショップは複数人で声色掛け合い形式で十五分づつ、その後に一人で全部をやるスタンダードスタイルで十五分、最後に僕が日本語、受講生がクロアチア語で一分のシーンを掛け合いをする実験的形態で実演しました。お互いに何を言っているのか意味が分からない中で、映像を頼りに音と感情で演技するのはとても楽しい体験でしたよ。生演奏の方とご一緒するのに近いかもしれません。

 そういえばパリからザグレブに来る飛行機ではなんと他の日本人と同乗、ホテルには韓国人が宿泊しております。以前は東洋人なんかちっとも見かけなかったのに、最近は随分観光客が増えたのだとか。特に夏場のドブロニクなんかは日本人がいっぱいだとか。僕が初めて海外公演をさせて頂いたイストラ半島の端っこのモトヴンですら日本人観光客が大挙してくるらしいです。モトヴンに7年前に僕が行った時には、地元のアンちゃんに露骨な黄色人種差別をされましたが、近頃では日本人は金を落すと思われているらしく、そういう事も無くなってきたらしいです。良い事なんだけど、ちょっと寂しいね。

 せっかく映画祭に呼んでいただいたので、夜は映画鑑賞で御座います。何を見たかと申しますと、クロアチアくんだりまで来て若松孝二という。作品は『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』でした。若松監督、2008年にクロアチアにいらしていたそうです。日本大好きターニャは若松監督の訃報が大ショックだったと言っていました。若松監督、本当に世界中を駆け回っていたんだと、監督の残した道を後から歩いて気付かされますね。

映画祭 会場
『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』が上映された会場 ロビーの方が暖かかった

 ええと、それからシャルルドゴールで姿を消した僕のトランクはいまだに発見すらされていません(笑)。PCの電源ケーブルもトランクの中です。あれが出てこないとブログのリアルタイム更新が出来なくなっちゃう。そういう問題じゃないでしょう、俺。

 ホテルのすぐそばに日本大使館があるんで、明日あたり駆け込んで外交的圧力をかけて貰お……無理言っちゃいけない。でもクロアチアの日本大使館には四年前にアポなしで押しかけて、若干迷惑そうにされた経験があります。駄目じゃん、俺。

 写真もアップしたいのですが、電源が確保できてからね。
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