よく海外の仕事で「時差はきつくないですか」と聞かれます。
 ところが僕はほとんど平気でして、なぜかと申しますと常から不規則な生活なので一年中時差の中にいるようなもんだからですね。

 もちろん今回のクロアチアもほぼ影響ありません。不思議なもので連日目覚まし時計が鳴る三十分前にはしっかり目が覚めます。我ならが丈夫な体内時計を持っているなと思う反面、なんだかんだで海外に出ると緊張してるんだなとも思う次第です。アメリカではもう慣れてしまったので、こんなにシャンと目が覚めません。ダラダラと夜中まで起きていて、ヨレヨレと午前中にどうやら布団から這い出る状況。つまり日本に居る時と同じ。人間は駄目な方に簡単に流されます。

 昨日は無事にリエカに到着して一休み。疲れてはいますがしっかり七時には目が覚めてしまうという。この時に見た街並みの美しい事。ああ、良いなあ。

リエカ 夜明け
リエカ 夜明け

 本日は日中リエカ散策、夜に本番。
 何時にどこに行くべきか、まったく知らされてません。まあなんとかなるでしょう。
 いざ町歩き。

リエカ 街並み
リエカは坂が多い

高台の上に建物が
それは高台の上に出来た町だからですね

リエカは水の町
同時に水の町でもあります

リエカ 舟
舟もそこかしこに

リエカ 中央広場
リエカの中央地域 ZARAがありました

リエカ 教会
もちろん教会も

リエカ 教会2
大通りに面した教会

リエカ 街並み2
やっぱり坂が多い

 歩いていると猫ストリートを発見したのです。
 クロアチアもミシガンも寒い地域だからか、日本ほど猫がウロウロしていません。

リエカ 猫2

リエカ 猫1

リエカ 猫4

リエカ 猫3

リエカ 猫5

 写真に撮れない位置にいたのも含めて七匹おりました。

 猫と言えば、この猫もばっちり採取。

リエカ キティ 1
なんて書いてあるのかは分かりません

リエカ キティ 3
三匹同時に

リエカ キティ 2
らしきもの


 さて日も暮れまして午後五時五十分。本番は午後七時。未だになにも連絡がないので適当に劇場へ。こういう展開、クロアチアだから平気ですが、日本でこれだったら不安でいっぱいか、対応の悪さに苛立ってるかのどっちかです。やってることは同じでも、場所によって許せたり許せなかったり、ムラッ気があるね、我ながら。

リエカ クリスマスツリー
リエカにもクリスマスツリー

 劇場に着いたらスタッフさんが「待ってたのよ」と。
 こっちも連絡待ってたのよ。

 本日の上映作品はザグレブと同じです。でも違いがふたつ。
 ひとつめは『天狗退治』音楽。ザグレブではピアノとトランペットでしたが、ことらではトランペットのIgor Pavlicaさんが来られないということで、ピアノオンリー。それから『御誂治郎吉格子』は映写条件が違いました。

 今回の上映フィルムは日本のフィルムセンターさんからお借りした物です。映画のフィルムは幾つかのロールに分かれて保管・運搬されます。そして上映の時に一本に繋いで上営為する事が多いのです。一本に繋ぐためにはフィルムを切らなければなりません。通常の映画会社さんから借りたフィルムであれば、そうした作業は問題ないのですが、フィルムセンターさんは映画の保存の為の機関でもあります。単にフィルムを貸し出すための組織ではありません。保存をするという事は、フィルムが極力傷つかないようにしなければならないのです。
 つまりフィルムセンターさんからお借りしたフィルムは切る事が出来ない。ここに不満はありません。

 しかし、しかしです。ザグレブには無声映画を適正速度で映写できる映写機が一台しかなかった。結果として『御誂治郎吉格子』はフィルムの変わり目で上映を中断して次のフィルムが装填されるまで待たねばなりませんでした。映画の写らない弁士は情けないものです。せめて自由に離せる言語が通じればお喋りで間を保たせる事も叶いましょうが、ここはクロアチア。英語は通じるものの、アドリブでお喋り出来るレベルには程遠い。といってクロアチア語はさっぱりで。

 ところがですよ、ここART KINO CROATIAには速度可変対応映写機が二台ある。という事はフィルムを切らなくても、交互に映写すれば良いのです。映画を止めずに済むのです。やれ嬉し。
 こういっちゃなんですが、この規模の町の映画館に無声映画に対応した映写機がちゃんと二台あるとは思いませんでした。クロアチアってのは文化的な国なんだな、うん。

 それからなんと本日は、この映画館のオープン五周年の日なのだと。
 ターニャ、だからそういう大事な情報は事前に教えておくれ。そして映画館も、もう少し記念日っぽく振舞おうよ。何にもないじゃねえか、お祝いっぽいムード。

 仕方ないので前説で少し触れる事に決めたのです。
 前説と言ってもね、これも英語でやらなきゃいけないんですよ。もうアメリカであっちこっちでやってるので、短い前説なら何とかなるかなと思って話し始めてみたものの、情けない事に何をいうかすっかり忘れてしまうテイタラク。あーとか、うーとか唸りながらヨタヨタ英語で話していたら客席から暖かい、それはそれは暖かい拍手を頂きました。初めて学芸会で主役をやった子供か、俺は。

 上映自体は良う御座いました。
 ターニャから「あなたのパフォーマンスはとても進歩していた。あ、勿論、昔も良かったけれど」と、全世界共通のお世辞を頂く程度には良う御座いました、ええ。

リエカ プログラム1
プログラム

リエカ プログラム2
プログラム 拡大

 それからここにはオリジナルTシャツがありましてね、終演後に「これ買いたいな」と言ったら、映画館の方が二枚タダでくれました。計画通りありがとう。

リエカ Tシャツ


 終演後はMia Elezovićさん、Johannes Nauberさんとホットチョコレートなどを啜りつつ、今後の展開について作戦会議。でも明日は朝早いので早々に切り上げねばなりません。

 お休みなさい、リエカ。
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