上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
|--/--| スポンサー広告| |
 アメリカに来て77日目です。ナナナラビですね。ラッキーセブンですね。
 本日はオハイオ州クリーブランドに来ております。空港まで迎えに来てくれたのはクリーブランド・シネマテークのJさんです。Jさん、中々に気さくな方。自分の車はボロなんだ、カミさんの車は新しいんだけどね、なんて言って笑っています。いや、カミさんて言ってませんwifeです。でもこの人は日本人だったらカミさんて言葉を使うだろうなと思わせてくれる雰囲気の方です。

 そして車は実際ボロでした。
 けなしてるんじゃなくてね、なんだかアメリカっぽい使い込んだ感じのボロで悪くないんです。助手席のシートベルトが壊れてたり、後部座席のドアを閉めるのにコツがいったりしますが。
 でもボロ車の持ち主のJさんには大変な秘密があったのです。それを夜知った時にはボロ車が何やら由緒正しいヴィンテージカーに見えてしまったのです。俺、単純だから。

 公演は今夜なんですけれどね、大分早くついちゃいましてね。ホテルにチェックインできるまでまだ三時間は必要だってんですね。でも却って良かったんです。そのままホテルに連れて行かれたら本番まで『毒流』の台本を書いて終わりです。でも折角クリーブランドまで来て、何も見ないじゃ悲しいじゃないですか。だからちょっと町中を案内して頂きました。さすがにシネマテークの方だけあって案内する場所が心得てらっしゃる。
町中にある小さな教会。
 「ここで『ディアハンター』の結婚式のシーンが撮られたんだよ」とかね。
 嬉しいじゃないですか。車の中から見ただけなので写真は撮ってませんが。

 いま調べたら『アベンジャーズ』の大規模ロケもクリーブランドで行われたとか。
 つまりクリーブランドってのは、ちょっと昔のアメリカらしい風景が残っている都市なんですね。その最たる例がこのウエストサイド・マーケット。一八四〇年からある歴史あるマーケットです。

ウエストサイドマーケット1

ウエストサイドマーケット2

ウエストサイドマーケット3

 雰囲気がフランクフルトにあるマーケットにそっくりなのね。調べてみたらドイツ系の祖先が一番多らしいじゃないですか。やっぱりなんとなく繋がるものがるんでしょうかね。それから図書館やらフードコートやら一八〇〇年代末に建てられたホテルに連れて行って貰ったりね。

古いホテル
古いホテルの天井

 泊まったのは別のホテルでしたが。
 
 何となく観光させて頂いて、ホテルに入ったら休む間もなく『毒流』の説明台本を待ち合わせ時間まで書いて、会場入りして、リハやって。
 この会場も良いでしょう?
 
クリーブランド シネマテーク1
客席数600


クリーブランド シネマテーク2
当然の様にピアノがある


クリーブランド シネマテーク3
ピアノ側からスクリーンを見てみると


クリーブランド シネマテーク4
弁士台に居るのは僕ではなくJさん


 この古い感じがね、良いですね。ちゃんとピアノも置いてありますしね。
 本日の演目は『東京の宿』でした。正直言うと事前に稽古している余裕は無かったんです。だから『東京の宿』で助かりました。ミシガンで演って、インディアナでも演ってますから流石に呼吸は忘れていない。これならこなせる。
 というつもりでやったんですが、やっぱり稽古をしないで上がったバチで御座いましょうかね。まさかの映写トラブル・・・。映像復旧までどうにかお喋りで繋ごうとしますが、こればっかりは語学力の問題でどうにもならず。公演後に質疑応答があるので通訳さんに来ていただいていたんですが、急遽お仕事をお願いする結果となってしまいました。
 イカンね。弁士の仕事はこういう時に間を持たせるのも本来はコミですからね。ほんとイカンね。

 そうそう会場がシネマテークなだけあって上映前には今後の上映予定作の予告編も流れました。これも良いですね。普段はあんまり予告編を映す環境では仕事しませんから、ちゃんとリアルタイムの中で仕事をしている気になりますよ。

 クリーブランドに限らず、アメリカのお客さんは楽しんでくれているのが伝わるので実は演りやすいのです。この日もトラブルこそあったものの、むしろトラブルも生物の魅力として捉えて下さっている方が多くて、非常に救われた心持でした。

クリーブランド プログラム表紙
シネマテークプログラム表紙 2012年11・12月号

クリーブランド プログラム
僕が出ていたというアリバイ 『ブリキの太鼓』も上映します

 こうして三五歳の初仕事を乗り切ったのでした。


 終演後は毎度の打ち上げですが、今回はシネマテークの常連さんたちも参加してのお食事。これがめっぽう楽しい。さっきみた『東京の宿』の解釈について、あれやこれや意見を交わしたり、Jさんが「最後に出てきた警官て、笠智衆じゃない?」なんて話題から話が広がったり。それに皆さん、映画以外の話もちゃんと出来るのが素晴らしい。ワキアイアイという言葉がぴったりくる夕食でした。ワインも美味しかったしね。
 いえね、日本だとね、映画の話しか出来ない人とかね、いるんスよ。
 アメリカにも、いくらでもいるんでしょうけどね。
 日本だってそんな人はむしろ少数だけどね。

 ひとしきり食べて飲んでお喋りして、さあホテルに帰ろうかという段階で判明したJさんの事実。それはなんとJさんはKnightの称号を持っていらっしゃるという。俺、Knightと仕事しちゃったよ。ホテルまでJさんの車で送って頂いた訳ですが、もうボロ車だなんて思いません。この車は「はいマイケル」って言うに違いないと。
スポンサーサイト
|11/16| 未分類コメント(0)TB(0)












 管理者にだけ表示を許可する

http://kaitenkyugyou.blog87.fc2.com/tb.php/631-0cbc3b1c
この記事にトラックバック(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。