クロアチアの準備が続いています。
 ここで向こうから興味深い話が。ある方が『天狗退治』は残酷なのではないか、と仰っていると。
 これはなかなか興味深い指摘です。僕の認識では『天狗退治』を残酷と思ったことはあません。けれどそう言われてみれば、人間がペチャンコになるわ、木葉天狗はジャンジャン唐竹割にされちゃうわ、ちんころ平々の首は抜けるわで残酷描写てんこ盛りなんですね。

 現在日本のアニメは世界中で大変人気があります。各地のDVD売り場に行けば分かりますがアニメコーナーには日本のアニメが沢山売っています。以前参加した東京国際アニメフェアでは海外からのお客さんが大勢いらしてました。もはやオタクは世界共通語だという人もいます。反面、日本のアニメは教育上よろしくない、と眉をしかめる人が多いのも事実です。つまりエロ描写と残酷描写が多すぎるってんですね。
日本ではそういった描写もフィクションだからOK、アニメだからOKと何となくうやむやにしてきた経緯があります。だからどんどんエスカレートして突然、非実在なんちゃらという珍なる概念が生み出されちゃったりもします。

 こういう「アニメだから良いか」みたいなのが、どこから始まったかと思うと、無声~トーキー初期にすでに同様の傾向がみられるという事が『天狗退治』から分かる訳です。映画史でいえば刀で切られてリアルに人から血が噴き出すのは黒澤明以降とされております。それまではチャンバラは娯楽なので斬り合いにも関わらず、あまり死を想起させるようなものではないのです。膨大な量の例外はありますけれどね。
 しかしながら『天狗退治』はじゃんじゃんグロテスクな描写をしているんです。良くも悪くも日本のアニメの自由さの原型は戦前ですでに確立されているんだと妙に感心した指摘で御座いました。


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