一昨日あたりからこちらのニュースではブリザードが話題になっていましたが、幸いにして僕の住んでいるアナーバーにはやって来ませんでした。にしてもハリケーンだのブリザードだの、アメリカは災害が思った以上に多い。国土がとんでもなく広いからアメリカ全体で考えればやたらめったら災害は起きていますが、そこまで広く考えなくても災害は少なくない印象。地震こそないけれど、風系のやつが多いですね。直接被害のない身としては、被害のあった地域の方々の無事を祈るのみですが。

 なんやかんやとトラブルがあってもイベント系の仕事は出来る前提で動かないといけません。これは世界中で共通していると思います。昨年はNYでハリケーン被害がありましたが、それはそれとして今年の上映計画のメールを続けていたのを思い出します。

 そんなNY公演のうち2月25日分、PASSING FANCY featuring live benshi ICHIRO KATAOKAのご案内です。凄いね、フィーチャリングライブ イチローカタオカですよ。三木道三かよっていうね。一時期、J-POPでやたらこの言葉が流行りましたね。なんで最初に出てきたのが三木道三なのか自分でも全く分かりませんけれどね。

 この公演の会場はFilm Forumで御座いまして、知る人ぞ知るってな場所ですねぇ。嬉しいですね、こういう場所で仕事をさせて頂けるのは。上映作品は『出来ごころ』です。なぜこの作品になったかと言うと、ちょうど1933年をテーマにした特集上映をしているからなのですね。上映リストを見て頂ければ分かりますが1933年はなかなかの当たり年。そして弁士が来るならこれは『出来ごころ』を上映したい、との担当者さんのたってのご希望で作品決定。
 こういうの嬉しいんです。クライアントさんが「これを上映したい」と明確な希望を持っていて下さるとこちらも気合が入ります。たまにね、あるんですよ、何となく無声映画でも上映してみるか、でもなにが良いか分かんないから作品は適当に選んで、みたいな。それでこっちが好き放題出来るなら良いんですけれど、結局定番作に落ち着いたりなんかしてね。知識が無いのが問題じゃないんです。なんだか企画の目的が予算消費だったりすると、やっぱりね。こっちも人間だからさ。
 偉そうな事言ってますが、こちらもこちらで「まあこれで良いかな」みたいに選ぶ時が無いとは言えませんから、お互い様ですわね。

 そんな内情はどうでも良くて、とにかく『出来ごころ』です。
 そしてピアノ演奏はNY在住、2009年にはニューヨーク現代美術館(MoMA)初の日本人無声映画伴奏者として公式上映に抜擢された松村牧亜さんで御座いますよ。松村さんとの共演は渡米が決まってからチャンスを伺っていたので、こうしてご一緒出来てうれしい限り。この機会にしっかり媚を売って仲良くなって、いつかMoMAで弁士やるんだ。
 牧亜さん、この間のハーバード公演にわざわざいらして下さいました。とても気さくで良い方でしたよん。
そんな松村牧亜さんのインタビューはこちら。
 前編後編

 NYで小津作品を日本人弁士の説明と日本人ピアニストの演奏で見られるんですから、これはもうNYに暮らす、あるいはたまたまNYに来ている日本人は来るしかないんですよ。日本にいると関心を持てない日本文化にも海外で触れると妙に素晴らしく感じられる海外補正ってのがありますからね、この機会にぜひお運びくださいませ。
 そしてアメリカにいる日本メディアの方々も是非とも取材をお願い致します。いやホントに。

●PASSING FANCY featuring live benshi ICHIRO KATAOKA
日時/2013年2月25日20時~
会場/Film Forum  209 West Houston Street, New York, NY 10014,
between 6th Avenue and Varick (7th Avenue)
.
料金/$7 Member | $12.50 Regular
弁士/片岡一郎
音楽/松村牧亜
上映作品
『出来ごころ』(1933年・松竹蒲田)
監督/小津安二郎
出演/坂本武、突貫小僧、大日方傳、伏見信子、飯田蝶子

film forum 告知


 上映時間が120minになってるのが、若干気がかり。前説とかコミかしら?

 本公演はFilm Forumさん、国際交流基金さんのご協力にて実現いたします。御礼申し上げます。
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|02/09| 活弁コメント(0)TB(0)












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