今日も今日とて事務仕事で御座います。
 時々は大学の先生とお喋りもしたりするんですが、内容が妙な方向へ濃い。

 ドイツ人の書いた詩で、突然キンジョウカンという言葉が出てくるのだそうです。詩の内容は遊郭の灯りが付くのを見てキンジョウカンに入ったというもの。ところが、この詩を書いたドイツ人は日本には行った事がないらしい。キンジョウカンて何だと思います?

 とか、そういう会話。
 まあ、普通に考えたら遊郭のお店か、あるいは旅館ですね、なんて返事をしたら先生がさらに情報を引っ張り出してきて、どうも大連にあった日本食の料亭らしいと。なんでそんな事がすぐ分かるかというと、ボン大学は1913年に出版された彼の地のガイドブック(英語版)を持ってるんですな。それをちょっと待っててね、なんて言ってものの10分で出してくる。ミシガン大学の図書館も凄かったですが、ボン大学の図書館もなかなかどうして凄まじい物がありそうな予感でありますよ。

 僕は僕で作業をしていた紙屑の中からちょっと昔のストリップの新聞広告なぞを発見いたしました。
 切っ端だったので何年かは分かりませんが、どうも6月らしいと裏面の記述で分かりました。
 これが何年だったのか調べるのも楽しそうではありますが、残念ながらそこに割いている時間はないのです。

名古屋ストリップ

 名古屋銀映、気になりますね。
 「天井には今話題のクリスタルミラー登場!!」「浮世絵&ジュリー美原」
 
 日本で中々お目にかかれない物を沢山拝ませて頂いております。
 ですがボン大学における日本の資料の目玉はなんといってもロラウツ・コレクションでしょう。
 フリードリヒ・マクシミリアン・トラウツ博士は日本学者で、1930年代の日本滞在中にさまざまな日本関係資料を収集してドイツに持ち帰ったのだそうです。コレクションの中心は写真や絵葉書、16mmテープなどの視聴覚資料。しかもトラウツ博士、研究のかたわら高野山根本中堂の再建に尽力したりして、僕らが知らない所で随分お世話になっている方。
 そのトラウツ・コレクションが現在慎重に整理が進められているのです。

トラウツ・アーカイブ

 ボン大学はこれ以外にも戦前に日本の写真を沢山持っています。職業柄いつかじっくり拝見したいところです。
 日本の事を調べるには、日本が一番便利なのは間違いないのですが、いまや何の研究をしていても一ヶ所に座っているだけでは成り立たなくなってしまった感もあります。貴重な日本の資料を見にドイツに行く、なんて面白いじゃありませんか。
 
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