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 昨夜は何のかんの帰宅したころには日が変わる直前でした。
 そんな時間でも普通に歩ける町、ボン。みなさまもいらしてね。

 寝て起きて、今日はどうしようか。
 そうだ博物館に行こう。ボンには美術館通りと呼ばれるゾーンがあって、現代美術館やら歴史博物館やらがあれこれ建っております。その中でも行ってみたかったのが国立歴史博物館(Haus der Geschichte der Bundesrepublik Deutschland)です。にしても君たちはどうしてそう名前が長いのかね。ツイッターとか向いてないだろ。

 この博物館、なにが素晴らしいかって入場無料、音声ガイド(ドイツ語)も無料。
 展示は第二次世界大戦終了直後からEUの成立までのドイツの歴史です。基本的に展示の説明もドイツ語ばかりなので何が書いてあるかは読めません。時々英語の説明があったりします。ここにくるなら戦後ドイツ史をさらっとでいいから予習しておくと楽しさ倍増でしょう。
 
 皆様ご存じの通り、ドイツはいまでもヒトラーについて一言では言い表せない感情と歴史を持っています。そこから始まる歴史展示、そして戦後に忍び寄る共産主義、東西ドイツの分断、アメリカと友好関係を気付いた結果起こったドイツのアメリカ化。ここの展示を見ていると、ドイツがドイツであるのは、ただ時の流れに運命を委ねた結果ではなく、絶えず自己が自己である事を求め続けたからなのだと分かる様になっているのです。
 それは一面的だとみなす人も居るでしょう。激動の中でこそ得られた物も多々あるはずだと。それは間違っていません。ただ、自分たちが何者なのかと、強く訴える展示を常設している歴史博物館が無料である、それは国のプライドなのではないかと思うのです。
 誰でも、いつでも自分の国の歴史を学べる博物館て貴重です。実際、展示は賑わっておりました。

 じゃあ日本もこういう博物館を無料にしたらどうだろうか、と考えてみたのです。
 日本は無料だと却って人が来ない気がしますね。いくらかでも入場料を払った方が日本人は展示に意義を感じてみるんじゃないか。僕の誤認でしょうか。

 あとこっちの博物館は展示物の写真撮ってもOKな場所が多いのね。
 ここも大丈夫なはず(他のお客さんも撮ってたし、咎められてなかったので)。
 ですので職業柄逃せない展示を一枚撮影。

黄金狂時代
黄金狂時代

 戦後復興期には娯楽の重要な位置に映画がいたのはドイツも同じで、大勢のお客さんが劇場に詰めかけました。
 その時代の写真で、なんと上映されているのは『黄金狂時代』ですね。
 日本でも戦後、アメリカ映画が解禁になり、ジャズも聞けるようになり平和の到来を実感した方がいたといいますが、ここでも同じだったのでしょう。嬉しいじゃないですか、この光景。
 それから展示の中に日本の姿は殆ど見つけられません。つまり戦後ドイツにとって日本は緊迫した脅威となった事がない、有効な関係を存続している国なのでしょうう。

 しっかし我ながら解説文が読めないくせに、良くこれだけ知ったような顔して文章が書けるね。

 個人的に興味があるのは、あと20年ほど経ってから、この博物館がEUをどう評価し展示するかですね。そもそも20年後にEUは存続しているのかも含めて楽しみです。
 展示を観終わると、好きに感想やメッセージを書いていいノートが置いてありました。中国語、韓国語の書き込みが殆ど無かったのがちょと意外でした。国連本部においてあるノートなんて韓国語ばっかり。そりゃ今の国連事務総長が韓国の方だから当然と言われれば当然かもしれませんけれど。最近は中国や韓国の方の海外旅行が盛んで、こういうノートは日本語よりも、あちらの言葉の方が多いのですね。あんまりガイドに載ってないのかしらね。面白いのに。

 ご近所には現代アートを中心にしたKunstmuseum Bonnもあります。こっちは素敵に意味がわからない展示が目白押しです。現代アートは見ていると楽しいんですがひどく疲れます。でもこっちはこっちで面白いですよ。展示も面白いですし、親が小学校に入るか入らないかの子供を連れてきて熱心に解説をしていたり、学芸員さんがやはり6歳前後の子供たちを相手に、お話をしてから小さな楽器を渡して、絵を見て感じた音を楽器で出してみましょう、なんてミニ・ワークショップを開いていたり、警備員さんが展示に見入っていたりします。

 こちらは有料ですし、人を選ぶ展示ですが、解説が有ろうが無かろうが等しく楽しめる点においてはドイツ人にハンデを感じる必要が無いのですから、むしろ歴史博物館より気楽かもしれません。
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