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 今日はボン大学のM先生の授業にお邪魔してきたので御座るよ。
 本日の授業のテーマはズバリ『鞍馬天狗』。単に嵐寛の話をするんじゃないんです。お能の『鞍馬天狗』から話が始まって、大仏次郎の小説に行き、映画へ、そして野村萬斎の『鞍馬天狗』へとつながってゆく講義。僕は授業の中で無声映画の『鞍馬天狗』のサワリをちょっと説明して欲しいと言われましての登壇でありました。

 『鞍馬天狗』について講義をするには天狗とは何か、義経とは何者かについても解説しなければならないのは自明ですが、そこはボン大学、生徒さんの口から「頼朝」とか出てくるから凄いのです。

 映画の『鞍馬天狗』(無論、大仏次郎の小説『鞍馬天狗』も)とお能の『鞍馬天狗』とは基本的には繋がりがありません。別に大仏次郎の鞍馬天狗は烏天狗に修業を付けて貰った訳ではないでしょう。けれど、一ヶ所だけ両者の存在がリンクする場所があります。
 それは1951年『鞍馬天狗 角兵衛獅子』においてです。



 19分12秒から鞍馬天狗が謡うのですが、これが『鞍馬天狗』。
 刺客を前にして謡う必然性はどこにもない曲ですが、鞍馬天狗の貫禄が出ている気がする興味深いシーンです。

 私の芸は大ウケ(主にM先生に)。一回やったら「もう一回やって下さい。生徒も二回目の方が聞き取れると思いますから」と。やりますけどね、でもそれって先生がもう一回見たか(ry
 肝心の芸ですが、朝イチだったので声が出ないのなんの。我ながらびっくりしたね。最低限度の水準は保ってますよ、念の為。

 二回、『鞍馬天狗』のワワリをやりましたら、さらなる試練が。
 『鞍馬天狗 角兵衛獅子』の謡を何回か聞いて皆で(先生、僕、生徒さん達)で謡ってみましょうと。
 やりますけどね。やりましたけどね。生徒さん達はこりゃ大変。日本語を聞き取るのがやっとの学生さんに『鞍馬天狗』を謡えってんですから・・・・・大学って学ぶ意思のある人には本当に面白い所です。
 とはいってもいきなり謡は無茶振りだろうと思いますね。日本の大学で、いきなり生徒さんにカンツォーネを歌わせるようなもんなんじゃないかしら。そのリズム、彼らの中に無いから。

 授業中に先生に言われたのでハッとしたのは「片岡さんも謡は分からないでしょう?」と言われて、そうか、そういえば英語が分かる日本人と、謡が分かる日本人だったら、どう考えても英語が分かる日本人の方が多くなっちゃってるのが現代なんだなと。日本人たるもの、謡だとか浪花節のひとっ節でも唸れるようにしておかないと恥ずかしいんじゃないかしら。そんな事ないかしら。

 余談ですが、ヨーロッパの多くの人にとって雅楽は旋律に聞こえず、ノイズに聞こえてしまうそうですよ。
 そして『鞍馬天狗』について調べていたら「CR鞍馬天狗」ってのがある?あった?事を知りました。

 働くなあ、鞍馬天狗ったら。


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