ハシゴをした日ナリ。
 
 まずは活動倶楽部第107回。いわゆる自主上映会という非興行上映会の活動倶楽部、運営は善意で行われているので当然儲けはいつも無し。NPO(非営利団体)と称してイロイロ儲けている方も多いと聞くが、こちらはそんなことはない。映画が好きという気持ちで続いてきた会も次回で煩悩の数と同じになる。いやはや、恐れ入ります。

 この日の演目は

 『海浜の女王』
  説明/桜井麻美 ピアノ演奏/柳下美恵
 『進軍』
  説明/坂本頼光 ピアノ演奏/柳下美恵

 の2本。

 『海浜の女王』は最近復元された貴重な映像でもあり、弁士が付いての上映は戦後初となるので会場は(おそらく)これ見たさのお客さんで一杯、上映中はDVDの再生トラブルなどもありましたが、んまぁそんな程度で驚くようでは弁士は務まらない、伴奏も又しかりであります。縮刷版からの復刻ですので話はダイジェストに近い状況でした。少なくとも『海浜の女王』から想起されるような内容の話では全く御座いません。海浜の情景は冒頭のみだし、女王は女にあらずだしね。ま、よろし。これからもこうした小品が復元される事を切に願う次第です。本数まとまったらソフト化してくれないものかしら。

 『進軍』は昭和5年の松竹超特作映画でありまして、超特作の例に漏れず冗漫さが目立ってしまう作品。ところどころハッさせられる部分はあるのですけれど…。思うに超特作というものは、お金をふんだんに掛けて撮った映画ではなくて、お金を掛けなければならなかった映画なのでありましょう。通常なら予算をやりくりしてアイディアを捻り出して、それが工夫と呼ばれるのですが、いきなり過剰な予算を与えられれば工夫の方向性は変わる、お金の使い方はイビツになるで、結果、どうにもイマイチな作品が出来上がってしまうのではないかしらん。近年では『デビルマン』がそうした作品としての評価を一手に引き受けている感がありますが私は未見なので、その辺は語れません。いつか『デビルマン』『最終兵器彼女』『鉄人28号』の三本立てで見ようと思ってるのです。それまでのお取り置きなのです『デビルマン』は。ともあれ2時間の大作を柳下・坂本両氏により手堅くまとめての終演となりました。

 最近、毒っ気の強い事ばかり書いていたので、今回は当たり障りのない文章にしてみました。どう?

 そして夜は下北沢で立川談四楼独演会でした。ことらは第151回隔月の会でこの回数ですから、こちらも大変な会です。

 素人時代の高座は拝聴しているのですがプロになってから機会のなかったらく兵さんの高座にようやく触れる事ができたり、三四楼さんの「イチ、ニの三四楼!」がだんだん楽しくなってきてる自分に気付いたり、キウイさんの二つ目試験顛末記を場内興味津々で聞いたり、打ち上げで歌六師匠とSPレコードの話をさせて頂いたり、勿論、談四楼師匠の落語(この日は『三方一両損』と『品川心中』)を拝聴したりと充実の一夜でした。この会は終演後に会場で打ち上げがありまして、お客さんは誰でも参加できます。といっても面識のある人が一人もいなくて「じゃあ参加しようかな」という人はなかなかおりません。当たり前の話ですが。そんな場に残る事が出来、師匠とお話そさせていただけるのが、芸人になって6年を軽く過ぎているのに未だに嬉しいのです。オイラはいまだに素人なのかもしれません。

 そういや言う事がやたらに乳臭いものね。それに比べて…。

 文章から毒が出てませんように。
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|04/17| 舞台コメント(4)TB(0)
【さくらい】
毒のない片岡先生なんて。。。
2007/04/18 18:05* URL* [ EDIT]
【かたおか】
 いやほら、人が10人いたら10人、100人いたら100人に愛される芸人になりたいと思ってるからさ、毒は控えないと。これからは無菌室のような男になります。
2007/04/20 16:10* URL* [ EDIT]
古田
この落語会のときに少しお喋りした古田です。
本業だけじゃなくいろんなことに造詣が深いんですねぇ。
また下北でお会いしましょう。
2007/04/26 18:56* URL* [ EDIT]
【かたおか】
古田さま
 先日はお相手していただいてありがとう御座いました。下北沢もそうですが、映画館にいきますよ、はい。
2007/04/30 13:53* URL* [ EDIT]












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