お陰様で『雄呂血』の説明をなんとか致しました。
 もちろん自分の芸に対しては不満が多々御座います。それでもやっぱり映画史の重要作品であり、松田春翠の孫弟子として『雄呂血』を説明出来た事に対してある種の達成感を感慨を感じたのは事実であります。
 おそらくあと20年ばかりかければ片岡一郎の『雄呂血』が出来るのではないかと思います。それまでお付き合い頂ければこんなに嬉しい事は御座いません。
 というかね、正直、こんなに自分が『雄呂血』を意識しているとは思っていませんでした。それが日に日に重くなる感触。これが一門という名の緊張なのかと久しぶりに感じた一日でした。こんなに緊張したのは惚れて惚れて惚れぬいた師匠の『折鶴お千』を背負って初演したとき以来でしょうか。それとも『忠次旅日記』を神保町シアター説明した時以来でしょうか。
 まあ、そのレベルであったという事です。

 しかも『雄呂血』の客席には悔しい位にメジャーな同業者の山崎バニラさん、劇団万有引力の役者さん、小杉勇のお孫さん、さらには阪東妻三郎さんのお孫さんがいらして下さいました。
 なんだよそれと。舞台上より客席の方が豪華じゃねえかよ、と。
 いや、舞台上も太鼓の田中まさよしさん、三味線の宮澤やすみさんと実に充実してはいたのですが、映画史に関わる者としては、もう、その……。

 で終演後には阪東妻三郎のお孫さん、田村幸士さんと一緒に写真を。
 ひゃー嬉しい。良いんだろうか、こんなに幸せで。
 幸士さんにお話を伺ったら、ある時期まで田村の名が重かったと。それはそうでしょう、僕のような何も背負ってない芸人とは訳が違います。でもそんな意識を取り払って役者の道に導いたのが外ならぬ『雄呂血』だったと。
 無声映画には若々しい魅力がみなぎっているのだと改めて感じた次第です。
 
キネカ大森『雄呂血』終演後

 左から宮澤やすみ、田村幸士、愚生、田中まさよし。
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|04/13| 活弁コメント(0)TB(0)












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