ドイツに到着して一ヶ月が経ちました。あっという間です。結局よその土地で何かやろうとしたらせめて半年は居ないとだめなんですよ。一、二ヵ月じゃ生活を安定させている間に終わっちゃいますから。
 そんな訳で僕もこの一ヶ月は日常でばたばたしておりましたが、いよいよ弁士業がもの凄いスケジュールになりつつあります。日本にいても海外にいてもずっと説明台本を書き続けるこの生活は嬉しいような、淋しいような、ですが。
 
 さて、ただいま絶賛開催中のボン無声映画祭は野外上映です。
 野外上映なので天候に色々と左右されます。でも中止はしません。よっぽど凄い嵐なら別でしょうが雷雨くらいなら平気でやります。お客さんも慣れているので傘や合羽持参はあたりまえで、大雨の中映画を見てたりします。
 今日は降水確率は最大で30%ですので長雨の可能性はなさそうですが、通り雨は分かりません。実際、開映一時間前にはご覧の曇天。

 ボン 曇天

 ここから心理戦です。一時間以上前に来て良席を取った以上動きたくない。しかし雨は降りそうだ。いやまてよ、ポツポツきたぞ。どうする動くか?合羽を着るか?傘を開くか?それともこのまま何もせずに待つか?
 今日はポツポツ降るだけでしたが、10日間も野外上映をする以上、全日好天はむずかしいのです。
 観客各自が対策を考えて臨む、これもまたボンの夏の風物詩と言えるでしょう。 
 ちなみにボン、もう夏は終わりかけです。陽が暮れれば長袖が無いと辛いです。

 さて今日の上映作品は次の二本。

”Valentin Auf Der Festwiese”(1921・独)
ドイツの短編喜劇って見たのは初めてかもしれません。アメリカの喜劇ほどドタバタ要素はなくて、もう少しシチュエーションで笑わす感じ。作品の舞台は遊園地で、やはり仕掛けが多い遊園地は喜劇に向いているのだなと思った次第。
音楽はRichard Siedhoffさん。

”Milenky starého kriminálníka”(1927・チェコスロバキア)
これ、今年観た無声映画の中で最大の掘り出し物でした。かの国で斉藤寅次郎を彷彿とさせるようなナンセンスコメディが撮られていたとは。字幕はチェコ語とドイツ語なので全く分かりませんがそれでも十分に面白い。これはいつか演ってみたいなあ。日本に紹介したいなあ。
音楽はAndrea Rottin、Jan Prochazka、Tomas Majtanのトリオで楽器も様々の楽しい上映でした。

今日の上映作品は流石にレア過ぎて動画が欠片も上がって居ないので、Richard Siedhoffさんのプロモーション動画から”Easy Street(チャップリンの勇敢)”をどうぞ。



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|08/11| 活弁コメント(0)TB(0)












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