いよいよ告知開始第一弾です。
 企画会議は非常にユルユルで御座いましたが、ホントにやります、その名も「春のぐらもくらぶ祭り2015 『音と影』 ~戦前日本における映画と音楽の融合~」です。「春の」って言っておけば気が向いた時に季節さえつければいつでも公演が出来るから良いんじゃないか、という理由で「春の」がついてます。決して四季折々に必ずぐらもくらぶ祭りがある訳ではありません。また次にやるのは来年の夏かも知れないのです。良いですね、こういうのんびりした風情がたまりません。

 では詳細です。

●春のぐらもくらぶ祭り2015 『音と影』 ~戦前日本における映画と音楽の融合
日時/5月24日14時~(第一部)、16時30分~(第二部) *入れ替え無し
内容/
 第一部 戦前日本における映画と音楽の融合・サイレントからトーキー、その成熟期
      無声映画期の映画伴奏 / 紙恭輔と映画音楽 / エノケン映画とジャズ / 貴志康一と映画 / ミュージカル映画の世界ほか
 第二部 夢想する無声映画の進化
      現代における気鋭音楽家と活動写真弁士による伴奏つき無声映画の再現。
      新垣 隆らによる無声映画音楽についてのトーク / 新垣 隆(ピアノ)、大谷能生(サックス)の即興演奏による無声映画上映 / 片岡一郎(活動写真弁士)、新垣 隆(ピアノ)による『己が罪作兵衛』(1930年・松竹蒲田作品)の上映
出演/大谷能生(音楽家) 、佐藤利明(娯楽映画研究家) 、 毛利眞人(音楽評論家) 、 保利 透(アーカイブ・プロデューサー) 、片岡一郎(活動写真弁士)、新垣隆(ピアニスト)
会場/江戸東京博物館ホール(両国)
料金/ 2.000円(当日券/ 入れ替え無し)
※博物館併設の駐車場の出庫は17時30分までとなっておりますのでご注意ください。

 昨日は新垣さんとご一緒するにあたっての心構えを書きましたけど、今回共演する方々はいずれ劣らぬそれぞれの世界の第一人者でありまして、こういう方々とお仕事が出来るのが嬉しいですね。俺も少しは偉くなったもんだと、ニヤけたりなんかしますよ。テーマだけ見ると若干堅いイベントに見えるかもしれませんが、打ち合わせの感じだと、相当のどかな御イベントになるのは請け合いです。どうぞお気軽に遊びにいらして下さいませ。
 アタクシと新垣さんの久々の共演は『己が罪作兵衛』ってのがまた良いでしょ?誰もが知る名作でもなんでもない、お涙頂戴新派劇を新垣さんのピアノがどう料理するか、これは見ものです。ちなみにこの『己が罪作兵衛』は私の大師匠松田春翠の鉄板ネタのひとつでもありまして、かの立川談志師匠がこれに惚れ込み、地方営業で一緒になると毎回袖で見ながら泣いていたそうです。そんな『己が罪作兵衛』を私は今回初演します。短編ですが、密かに気合が入ってるのよ。
 チラシも間もなく出来てくるそうです。
 完成したら改めて画像を上げる予定でおります。
 明日は「新垣隆の世界 Vol.2」の告知を致しますよ。

ぐらもくん



●『逆戻りだよ!全員、集合!!』
日時/4月5日19時~
内容/『人生逆戻りツアー』朗読&ゲストトーク&無声映画
出演/松田光輝下館あい
ゲスト/泉ウタマロ下舘直樹、片岡一郎
会場/喫茶 茶会記
料金/3,000円(コーヒー付)
予約・問い合わせ/08035166887(下館あい)

 朗読です。ライブです。考えてみれば俺、これ以外にはライブでしか朗読やったことねぇな。
 一度、ちゃんと録音して作りこんでゆく朗読をやってみたいと思ってはいるのです。ライブにしかない良さはあるのですが、一方で録音にしかない良さ、難しさもあるのですよ。そういえば最近ゲームの収録もやってない。何故かというと日本に居ないからだね。
 この日もライブです。無声映画もやります。時代劇をやることになりそう。

逆戻りだよ全員集合




●黒澤明が愛した10本の映画
日時/4月11日11時30分~
演目/『アッシャー家の末裔』
出演/片岡一郎、湯浅ジョウイチ(ギター)
会場/新文芸坐
料金/◆一般1300円 ◆学生1200円 ◆友の会1050円 ◆シニア・身障者・小学生以下(3歳以上)1050円

 黒澤明といえば徳川夢声が黒澤明を評して「君のお兄さんがネガなら、君はポジだね」というような意味の事を言ったと監督の自伝に書いてありました。とても含蓄のある言葉の様ですが、お兄さんの『須田貞明は弟よりも色が黒い、なんて意味だったとかいう笑い話もありますが、さて真実やいかに?
 黒澤明監督はお兄さんの勧めで無声映画末期の秀作を立て続けに見ています。今なお日本映画の巨匠といえば小津、溝口、黒澤の名を挙げる人が多い訳ですが、いずれも無声映画の洗礼を受けているのは重要な要素なのではないかと無声映画業界の人間は身びいきで思うのです。
 この特集で上映される『アッシャー家の末裔』はフィルムセンター所蔵版で世界で最も美しい『アッシャー家の末裔』でもあります。是非、あの筆舌に尽くしがたい、なのに弁士が喋っちゃう幻惑の世界をご覧になって下さい。弁士なんぞ要らんという方は別の回でも結構です。良い映画ですよ。

黒澤明が愛した1    黒澤明が愛した2



●1度はスクリーンで観ておきたい――ゴールデン名画劇場
日時/5月4日13時15分~
演目/『夜ごとの夢』
出演/片岡一郎、天池穂高
会場/神保町シアター
料金/1,500円 (◆トーキー作品 =一般¥1200/シニア¥1000/学生¥800)

 成瀬は城戸所長に「松竹に小津は二人いらない」と言われて新天地を求めPCLに行ったとも言われています。けれど映画ファンに言わせれば「小津とは全然違うじゃん」ともなる訳です。でもやっぱり似てもいる。不思議な相似が二人の間にはあって、比べれば比べる程にていないのに、ぱっと見は似ている。
 どう似ているのか、どう似ていないのか、そんな辺りを『夜ごとの夢』ではお楽しみ頂きたいと思います。主演は何たって栗島すみ子ですよ。田中絹代が恐れおののいて近づくのを嫌がったという、撮影所で若い所員がキャッチボールをしていて自分が通れば当然ボールを投げるのを止めるもんだと思って自然に所員の間をすり抜けて行ったという、あの栗島すみ子ですよ。大正時代の『不如帰』の頃はまだ可憐な娘役ですが、本作では相当な貫禄です。ちなみにお婆さんになってからの写真は貫禄が着物をまとっているかのような方であります。どう語るかね。楽しみだね。
ゴールデン名画劇場


 
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