ドイツに居ると日本との違いを感じる場面は多々御座います。
 去年あたりからでしょうか、日本では新幹線の指定席が空いていたら座って良いのか駄目なのか、なんて話題が時折ネットに上がる様になりました。おおむね日本人の反応は「駄目に決まってる」「常識で考えれば分かる」などです。
 ドイツですが、指定席でもなんでも空いていればどんどん座ります。
 では席を指定した人が来たらどうするのか。答えは簡単で「そこ、私が予約してるんです」「あ、そうですか」って座ってた人がどくだけの話なんですね。少なくとも自分が見た範囲ではトラブルになった事はありません。

 どちらが良いか悪いかではないと思います。日本では空いていても座らないのが常識で、ドイツでは空いていれば座るのが常識。
 何が言いたいかというと、常識なんて脆弱なものなんだってことです。
 だから常識を振りかざして他人様をあんまり悪く言わないようにしようとは考えてます。
 考えるだけですけど。志ん朝師匠が枕で仰言ってました。お酒を飲みながら他人の悪口を言うのは楽しいですからねぇ、と。
 全くもって同感です。他人の悪口ってのはやっぱりね、楽しいんですよ。
 松井秀樹みたいに悪口を言わないと決めて、本当に実行できる凄い方もいますが、あの人は特別です。
 世界中が松井秀樹になれば戦争もなくなるんでしょう。そしてAVが最大の産業になりそうな気がします。
 それはそれで別の戦争状態ではないかという気もしますね。

 

 以下数行定型の協賛お願い文
 今回の渡欧では企業メセナ協議会様より助成認定制度の認定を頂きました。これにより渡欧事業への寄付をする事で寄付者に税制上の優遇措置が得られるようになります。芸術家にも寄付者にもメリットを設け、芸術の振興を図るこの制度を知って頂くと共に、本事業への御支援をお願い致します。
 助勢認定制度についての詳しいご案内はこちら




 本日のお知らせはテレビです。ティーヴィです。
 僕があんまり縁がない奴です。

●ノンフィクションW 阪東妻三郎 発掘されたフィルムの謎 ~世界進出の夢と野望
放送日時/9月5日13時~、(再放送)9月7日深夜0時~
放送局/WOWOW
解説/日本映画史に名を残す不世出の剣戟スター、阪東妻三郎。俳優・田村高廣、田村正和、田村亮の父親だ。大正から昭和にかけて活躍し、“バンツマ”の名で多くの人に愛された彼には、俳優とは別にもう一つの知られざる姿があった。それは、自らの映画を世界で公開し、日本映画のマーケットを拡大しようと野望を抱くビジネスマンとしての顔である。
2014年、バンツマの孫で俳優・田村幸士が祖母から譲り受けた、幻のフィルムが復元された。そこには、子煩悩なバンツマの素顔を映し出すホームムービーや、1953年に逝去した際執り行なわれた本人の葬儀の模様のほか、世界進出を目指してあがく、彼の夢の軌跡をうかがい知れる貴重な映像が含まれていた。この貴重なフィルムや、初公開となるアメリカの映画会社に封印されていた書類、身近にいた人々の貴重な証言などを糸口に、時代を先取りしていたバンツマの苦悩や夢を浮き彫りにする。

 
開化異相

 画像は番組とは関係ないですが、私の所蔵する『開化異相』のチラシ。
 ちょっと珍しいでしょ?
 
 この阪妻の特番のスタートラインは昨年、キネカ大森で上映した『雄呂血』でした。そこに来て下さったのが阪東妻三郎のお孫さんで俳優の田村幸士さん。終演後お話をすると、何やらフィルムがご自宅にあるというではないですか。何だって、それを見せろ、早く見せろ!と無礼もかえりみず幸士さんを焚きつけまして、その流れで発掘されフィルムセンターの「発掘された映画たち2014」で上映されたのが『田村家ホーム・ムービー』『昭和七年 二月十四日 李王殿下を奉迎して』『故 阪東妻三郎 関西映画人葬実況』の三本でした。ギリギリのスケジュールの中、私も若干のお手伝いはしましたが、田村家の皆様、フィルムセンターの方々のご尽力により貴重なフィルムは現代に甦ったのです。

 その時以来ずっと感じていたことがあります。それは幸士さんの阪妻復権にかける想いです。
 むろん、ご本人も俳優さんでいらっしゃいますから、阪東妻三郎が復権する事によって自分の活動にプラスになるという判断もああるかもしれません。少なくとも俺なら考える。そしてそれは人前に出る人間にとって自然な発想でもあります。しかし幸士さんからは、むしろ一人の俳優が持つ偉大な先輩に対しての敬意をこそ強く感じるのです。しかもその大先達が血縁。世間の、自分と同世代の人達にも広く大俳優阪妻を知って貰いたいという想いがともて強い方なのです。
 こんな方と『雄呂血』を御縁に知り合いになれたのは、どうしたって阪東妻三郎が導いてくれたと思いたくなるのが弁士心ってものです。
 ならば微力ながら、私も出来るだけの事はしようと。ついでに仕事にもしちゃおうと。
 その一つの成果が先日行われた「太秦江戸酒場」における無声映画上映でした。阪妻プロダクションで、太秦で撮った映画を太秦で上映する。しかも自分のお孫さんのプロデュースで。きっと阪妻も喜んでくれたと思います。
 
 そして次なる成果がこの番組です。
 阪妻が描き、追い、そして果たせなかった夢。

 世界進出。

 この番組では映画スター阪妻の、これまであまり触れられてこなかった側面に貴重な資料を駆使しながらスポットライトを当てています。
 私は僭越ながら番組中でちょっとだけ弁士をやっております。
 内容について、放送前なので詳しくは申し上げられません。というか私も見ていないので、どっちみち詳しく言えないのですが。
 でも現時点で聞いている内容だけでも、十分に見る価値のある番組だと言えます。
 あとはあれだ、俺、滅多にテレビには出ないから見てっていう。
 
 出ないから→× 
 出られないから→◎
 
 私がドイツやらアメリカやらポーランドやらで『雄呂血』の説明をしているのも、阪東妻三郎の世界進出の夢を、ほんの1%でも叶えている事になるのかな。もし阪妻にそう思って貰えたら冥加だな。
 という流れから『雄呂血』をケルンで上映する情報も含んだ、今後の出演案内ですよ。
 まあ、なんてイヤラシイ繋ぎ方でしょう。

●【六区に映画の灯を燈す】 ~三友館という映画館があった~
日時/9月6日18時~
演目と出演/
山城秀之山内菜々子 『キートンの文化生活一週間』
片岡一郎 『喧嘩安兵衛』『東京行進曲』
ゲスト・林家正楽 『紙切りで綴る名優伝』
会場/浅草フランス座演芸場・東洋館
(元・浅草三友館) 浅草六区:浅草演芸ホール4F
料金/2000円(当日・ご予約共) 全席自由
予約・お問い合わせ/bokutoukinema@gmail.com

【六区に映画の灯を燈す】 ~三友館という映画館があった~


●Sound of silence~中国無声映画と音楽の会~
日時/9月7日15時~、17時~、19時~  9月8日15時~、17時~、19時~
演目と演者/
15:00-『漁光曲』×曹羊 『八百屋の恋』×張宣蘇
17:00-『西廂記』×孫大威 『盤絲洞』×陳睦璉
19:00-『紅い剣士』×大友良英

2015年9月8日(火)
15:00-『女神』×顔峻
17:00-『桃花泣血記』×Lars Akerlund
19:00-『おもちゃ』×片岡一郎(弁士)上屋安由美(ピアノ)藤高理恵子(筑前琵琶)
会場/ザムザ阿佐ヶ谷
料金/一般1,200円/シニア・学生1,000円/一日券3,000円 
※当日券のみ、各日14:30より販売開始。(全席自由・各回入替制)

SOUND OF SILENCE~中国無声映画と音楽の会~ 裏



SOUND OF SILENCE~中国無声映画と音楽の会~ 表


●STUMMFILM MIT FILMERZÄHLER UND LIVE-MUSIK
日時/9月16日19時~
演目/『雄呂血』
出演/片岡一郎、江村玲子
会場/ケルン文化会館
料金/無料

STUMMFILM MIT FILMERZÄHLER UND LIVE-MUSIK 表


STUMMFILM MIT FILMERZÄHLER UND LIVE-MUSIK 裏


 今年の渡欧活動はアーツカウンシル東京の芸術文化支援事業、および企業メセナ協議会の助成認定制度のバックアップを受けて遂行されております。なおも御支援、御協賛を募集中。

メセナ&アーツカウンシル
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