有難い事で御座います。

伊の無声映画祭:練馬の活動弁士、片岡さん 来月「忠治旅日記」解説 和洋折衷楽団の「音和座」と共演

 紙版ではメンバーが一生懸命に和気藹々のフリをした写真が掲載されております。
 面白いからご覧ください。

 今回はポルデノーネに同一の弁士が参加する回数としては過去最高の三回でもありますし、また映画祭史上初の三年連続弁士の出演ですから、ちょっと気合が入っておりますよ。そういう状況で記事にして頂けたのは本当に嬉しい事であります。
 しかも上映作品は金字塔『忠次旅日記』ですから、ますます気持ちも高まろうというものです。
 こういう仕事をしていると名作をいつ手がけるかのタイミングに悩むときがあります。
 この作品を説明するのは自分にはまだ早いのではないか、もうちょっとは上手くなってからでないと映画に失礼ではないか、なんてな具合に。実際、大ネタを平気な顔して演る人もいます。しかも困った事に名作ってのは誰が演ってもある程度面白くなっちゃうんですね。名作だから。それを自分の手柄みたいに思って、上手い気になっちまうなんざ滑稽そのものでありますが、それはまあ良いでしょう。良くないけど。
 
 では私に『忠次旅日記』を『浮草物語』を『雄呂血』を説明する資格があるのかというと……、ある気がしてきたんだよね、最近。
 技術はまだまだですけどね、我ながらちゃんと無声映画とは向き合っている気がするんです。
 ついでに言えば、無声映画を撮っていたのも、説明をしていたのも皆若かったんですから、今の自分が頑張らなきゃいけないんだろうとも感じておりまして。流石に若手のフリできるのも、あと2~3年ですから。今が踏ん張り時なんです、ええ。

 それから、これまでもちょいちょい書いてきましたが、今回の渡欧はアーツカウンシル東京の助成と、企業メセナ協議会の認定を受けております。特に企業メセナ協議会の助成認定が中々の曲者で、認定を受けただけでは一門にもならないんですね。その後に自力でスポンサーを探してお金を集めなければならない。お金を寄付した側はとい申しますと企業メセナ協議会を通じての寄付になるので税制上の優遇が受けられるのがメリットです。

 ちゃんと企業メセナ協議会のWebサイトでも寄付を公募にてお願いしております。

助成認定活動 日欧における活動写真文化の普及事業

 毎日新聞をご覧頂いた方が「じゃあ、ウチが寄付しようじゃないか」ってんで、ぽーんと1億円位頂けると大変に有難いのですが、そんな事はありません。ありっこないのです。
 個人の方からの寄付も受け付けております。なんと1000円からOK.
 ならいっそクラウド・ファウンディングをすれば良いじゃないかとの御意見もあります。おっしゃる通りでありますが、あれに関してはまだ様子見なのです。それはさておいて、メセナってなんじゃろ?助成認定制度ってどんなもんだろ?と思う方は企業メセナ協議会の解説をご一読頂くのが一番良かろうと思います。アートと社会とお金の関係性を考える上で、メセナはなかなか面白い素材ではあります。

 そんなこんなで私は欧州をふらふらしております。
 基本的には日本より居心地がいいです。まだ大病も大怪我もしていないから言えるのかもしれませんが。
 公演予定もボツボツとアップデートしてゆきますね。


●Camera Japan Festival 2015
The Scent of Pheasant’s Eye: An Episode from the Tales of Flowers

日時/9月25日19時30分~
演目『乙女シリーズその1 花物語 福壽草』
出演/片岡一郎、Kevin TOMA(ピアノ)
会場/LantarenVenster


カメラジャパン2015


●Cinema Concert at EYE film Institute
日時/9月27日16時~
演目/『浮草物語』
出演/片岡一郎、Martin de Ruiter(ピアノ)
会場/EYE film Institute

EYE



●EYES ON JAPAN: Japanische Filmtage Düsseldorf
日時/10月1日20時~
演目/『太郎さんの汽車』『御誂治郎吉格子』
出演/片岡一郎、上屋安由美(ピアノ)、宮澤やすみ(三味線)、田中まさよし(パーカッション)
会場/デュッセルドルフ映画博物館(Filmmuseum Düsseldorf)
料金/無料
主催/在デュッセルドルフ日本国総領事館、デュッセルドルフ映画博物館、国際交流基金 ケルン日本文化会館

EYES ON JAPAN: Japanische Filmtage Düsseldorf



●Le Giornate del Cinema Muto / 34th Podenone silent film festival
日時/10月5日20時30分~
演目/『忠次旅日記』(最新復元版)
出演/片岡一郎、上屋安由美(ピアノ)、田中まさよし(パーカッション)、宮澤やすみ(三味線)
会場/Teatro Comunale Giuseppe Verdi


Pordenone 2001
画像は2001年のポルデノーネのポスターです。
 
 
 前述の通り、本年度のプロジェクトはアーツカウンシル東京さんの助成、企業メセナ協議会さんの認定を遂行されています。
メセナ&アーツカウンシル
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|09/21| 活弁コメント(0)TB(0)












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