わたわたで御座います。
 渡欧活動、エンジンかかって参りました。
 先日はオランダ・ロッテルダム&アムステルダム公演でした。
 列車の中でシリアからの移民がドイツからさらに国境を越えようとしているのを見つかって降ろされるのを見かけたり、飾り窓の景色に圧倒されたりと中々濃い旅で御座いました。これは別にブログに残しておきたいなあ。
 そして昨日、日本から宮澤やすみさんが到着しました。明日には上屋安由美さん、田中まさよしさんが到着し、デュッセルドルフ映画博物館で『御誂治郎吉格子』を上映、さらにポルデノーネで『忠次旅日記』で御座います。この二週間が今回の渡欧のハイライトになるんではないかと思っております。
 どこか日本のメディアも取材に来てくれれば良いんですが、あんまり関心ないみたいね。
 残念だわ。

 とかなんとか言いながらも仕事をして生活が出来るのは有難い事で御座います。
 特に今回は日本と欧州の往復が多いので、活躍してるっぽい感じも出ておりまして。
 色んな映画祭に呼んで頂くと「弁士は特別プログラムだから」と非常に良くして下さいます。
 でも特別プログラムだけに、ひとつのイベントで弁士が出るのは一回だけ、なんてのがザラなんですね。
 となると待遇は良くても実入りはイマイチなんてのも実情で。難しい部分であります。

 そんな特別プログラムの弁士が大勢出るイベントが今月京都で御座います。

●京都国際映画祭2015
日時/10月15~18日(片岡出演は18日11時~)
演目/『忠臣蔵』(1926年・尾上松之助主演)
出演/片岡一郎、川嶋信子(薩摩琵琶)、太田米男(解説)、中島貞夫(舞台挨拶)、清水圭(MC)
会場/大江能楽堂
料金/自由席 - 前売500円/当日700円

京都国際映画祭2015

 告知遅ぇよ、と思われる方もいらっしゃるでしょうが、これからしばらくさらに「告知遅ぇよ」と言いたくなるような告知が続きます。 
 覚悟しとけ。というかいらして下さい。済みません。
 いやしかし嬉しいじゃないですか。何がって新発見の尾上松之助主演作の説明を出来るんですよ、しかも大江能楽堂で。
 早い話がワールドプレミアですよ。誰がどう言っても『忠臣蔵』発見後、最初に説明をしたのが私である事実は変えられない訳で、未来永劫映画史に残る傷になるんですんですな、これは。
 映画史といえば、尾上松之助の作品は三日で一本仕上げるような粗製濫造であり、回転数もフィルムを節約するために酷い時には秒間十齣程度の速度で撮影をした等、あまり良く言われないのですが、今回発見された『忠臣蔵』を見る限りどうしてどうして、実に充実しているのです。従来言われていた様な粗い作りの作品も多々あったでしょうが、日本映画史最初のスターであり日活の重役であった尾上松之助が本気で取り組んだ作品はやっぱり凄いのです。
 今回発見された『忠臣蔵』は松之助が亡くなる直前の作品です。本作を見る事で、松之助が最後までスターであったことが分かります。朝11時のスタートという冗談みたいな開演時間ですが、万障お繰り合わせの上是非ともお運び頂きたい上映です。

 また弁士が大勢出ると申しましたが、実は京都国際映画祭には何人も弁士が出演します。
 弁士の出るプログラムは以下の通り。

●日本映画最初のスター尾上松之助
日時/10月16日17時35分
演目/『中山安兵衛』『荒木又右衛門』『雷門大火 血染の纏』
出演/澤登翠(弁士)、柳下美恵(ピアノ)清水圭(MC)
会場/よしもと祇園花月

●家族で楽しもう!おもちゃ映画とちびっ子ギャング
日時/10月17日18時~
演目/『怒涛のおもちゃ映画特集 第2弾』『ちびっ子ギャング ドッグデイズ』『ちびっ子ギャング モンキー・ビジネス』『雷電』
出演/山崎バニラ(弁士)、太田米男(解説)、清水圭、月亭八光(舞台挨拶)
会場/よしもと祇園花月

●喜劇映画のルーツ ファッティとキートン
日時/10月18日13時25分~
演目/『コニー・アイランド』『特選ギャグ集 その1』『デブ君の給仕』
出演/大森くみこ(弁士)、藤代敦(キーボード)、新野敏也(解説)、おかずクラブ、太田米男(舞台挨拶)、清水圭(MC)
会場/大江能楽堂

 大森くみこさんは面識がないのでコメントが出来ないのですが、ともあれこれだけ弁士が出るイベントは昨今中々御座いません。全てのプログラムを見て下さる方がいると嬉しいな。


●EYES ON JAPAN: Japanische Filmtage Düsseldorf
日時/10月1日20時~
演目/『太郎さんの汽車』『御誂治郎吉格子』
出演/片岡一郎、上屋安由美(ピアノ)、宮澤やすみ(三味線)、田中まさよし(パーカッション)
会場/デュッセルドルフ映画博物館(Filmmuseum Düsseldorf)
料金/無料
主催/在デュッセルドルフ日本国総領事館、デュッセルドルフ映画博物館、国際交流基金 ケルン日本文化会館

EYES ON JAPAN: Japanische Filmtage Düsseldorf



●Le Giornate del Cinema Muto / 34th Podenone silent film festival
日時/10月5日20時30分~
演目/『忠次旅日記』(最新復元版)
出演/片岡一郎、上屋安由美(ピアノ)、田中まさよし(パーカッション)、宮澤やすみ(三味線)
会場/Teatro Comunale Giuseppe Verdi


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 本年度のプロジェクトはアーツカウンシル東京さんの助成、企業メセナ協議会さんの認定を遂行されています。
メセナ&アーツカウンシル
 
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