ドイツに居ると難民問題はやっぱり身近になるもので、先日もオランダに行く列車から国境の駅で何人ものシリアの方々と思しき人々が降ろされていました。なぜ彼らが当面の生活を見て貰えるドイツから、さらにその先の国を目指すのか、私の知識では分りません。でも難民問題がこちらは日本の比ではなく現実的な出来事として起っている事実は見て、体験しておかねばならない気がしています。

 こういう難民の問題とか、ドイツ鉄道が全然時間通りに来なくて欠行も平気でする様子とか、ブログでも報告しようとは思っているんですが、中々追いつきませんですね。無声映画の話題よりもきっと有益なんですが。でも有益な情報は積極的に発信している人がいるから良いか。

 立て続けの公演情報です。
 今回のは(今回のも)凄いです。

●秋ノ活動写真弁士達~阪妻特別編
日時/11月8日15時~
演目/『喧嘩安兵衛』『尊王』他
出演/田村幸士、片岡一郎
会場/キネカ大森
料金/1500円

秋ノ活動写真弁士達~阪妻特別編

 今回の最大の売りはなんといっても田村幸士さんの弁士初挑戦です。
 そんじょそこらの役者や声優がキャラ作りの為に弁士やるのとはわけが違うのです。
 田村幸士さんはご存じの通り阪東妻三郎のお孫さんです。その幸士さんが阪妻作品の説明をする……。孫と祖父の共演がこういう形で実現するなんて無声映画だからこその醍醐味ではないでしょうか。私は弁士として常に、自分の芸は監督や俳優の方々に嫌がられてやしないだろうかと怯えながら仕事をしています。なら止めろよと思う方もありましょうが、そこはそれ仕事ですから。好きな仕事ですから。
 でも一度もあった事のない孫が自分の作品の弁士をやるなら、きっと阪東妻三郎だって喜んでくれるのではないかと思うのです。
 散々お世話になっている阪東妻三郎に対して、初めて出来るご恩返しだと考えています。
 さらにもう一つの売りがおもちゃ映画ミュージアムさんからお借りする『尊王』です。
 弁士名調子の代名詞ともいえる「東山三十六峰静かに眠る丑三つ時……」はこの『尊王』に伍東宏郎が付けたのが元祖と言われています。となれば『尊王』を上映し、東山云々と口にしてみたくなるのは弁士の自然な欲求でしょう。『尊王』の現存部分はわずか10分足らずですが、実に緊張感のある素晴らしい場面です。滅多に上映される事のない作品ですから是非ともこの機会にご覧くださいませ。
 そしてさらに追加で何本か上映するべく目下各方面に貸し出し交渉中です。
 完全な上映作品リストが発表されるまで、楽しみにお待ちくださいませ。


 そんな阪妻特集に負けず劣らずの私の出演イベントは下記の通り。
 

●~映画誕生120周年~ 弁士と生演奏で見る大チャンバラ活動写真
日時/10月17日14時~
演目/『槍供養』『雄呂血』
出演/片岡一郎、宮澤やすみ(三味線)、田中まさよし(パーカッション ※上小阿仁村出身)
会場/上小阿仁村生涯学習センター ホール
対象/全村民対象(入場無料)
主催/上小阿仁村公民館
協力/京都府京都文化博物館マツダ映画社


●京都国際映画祭2015
日時/10月15~18日(片岡出演は18日11時~)
演目/『忠臣蔵』(1926年・尾上松之助主演)
出演/片岡一郎、川嶋信子(薩摩琵琶)、太田米男(解説)、中島貞夫(舞台挨拶)、清水圭(MC)
会場/大江能楽堂
料金/自由席 - 前売500円/当日700円

京都国際映画祭2015


●日本映画最初のスター尾上松之助
日時/10月16日17時35分
演目/『中山安兵衛』『荒木又右衛門』『雷門大火 血染の纏』
出演/澤登翠(弁士)、柳下美恵(ピアノ)清水圭(MC)
会場/よしもと祇園花月

●家族で楽しもう!おもちゃ映画とちびっ子ギャング
日時/10月17日18時~
演目/『怒涛のおもちゃ映画特集 第2弾』『ちびっ子ギャング ドッグデイズ』『ちびっ子ギャング モンキー・ビジネス』『雷電』
出演/山崎バニラ(弁士)、太田米男(解説)、清水圭、月亭八光(舞台挨拶)
会場/よしもと祇園花月

●喜劇映画のルーツ ファッティとキートン
日時/10月18日13時25分~
演目/『コニー・アイランド』『特選ギャグ集 その1』『デブ君の給仕』
出演/大森くみこ(弁士)、藤代敦(キーボード)、新野敏也(解説)、おかずクラブ、太田米男(舞台挨拶)、清水圭(MC)
会場/大江能楽堂


●映画探偵の映画-厳選超レア作ナイト
日時/10月27日開場18:30/開演19:00
演目/『僕らの弟』、『荒木又右衛門』、『荒木伊賀越三十六番斬り(荒木又右衛門)』、『一殺多生剣』
出演/片岡一郎、上屋安由美(ピアノ・『僕らの弟』のみ演奏)
会場/ザムザ阿佐谷
料金/3,000円
お問い合わせ・ご予約/ラピュタ阿佐ヶ谷 TEL:03-3336-5440
協力/おもちゃ映画ミュージアム、牧由尚

映画探偵の映画


●画から言葉を生む 活動写真弁士のワザ 無声映画の魅力を知る
日時/11月6日19時~
演目/『血煙荒神山』
ワークショップ題材/『チャップリンのお手柄』
出演/片岡一郎
会場/JVTA東京校
料金/1000円
お申込み/JVTA予約フォームにて


JVTA2015 表      JVTA2015 裏


 日欧における活動写真文化の普及活動はアーツカウンシル東京さんの助成、企業メセナ協議会さんの認定を受けて行っております。
メセナ&アーツカウンシル



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