咳が出ます。
 咳をしても一人なんて情緒的なものじゃありませんで、ちょっと喋ると咳が出ます。
 周りに何人いても咳が出ます。
 誰がいても咳。

 ここ数日はそれでも大分収まりましたが。ボンに戻ってきて数日は酷かった。
 これでも喋る仕事なので結構なストレスなんですよ。咳だの、喉の炎症だの。
 うっかりすると体調を崩してしまいかねない勢いで先日の一時帰国は忙しく、かつ充実しておりました。
 ありがたい事です。

 次の一時帰国は一月です。仕事下さい。
 そればっかり言ってるな。

 ドイツ語の勉強は遅々として進んでおりません。

 そんな現状。
 
 ドイツには咳止めのお茶があります。
 こっちは何でもかんでも薬を飲むのではなくて、ハーブなんかを好んで使用します。
 自然食品なんかも充実してますし、日本で言う所の自然食品として食べ物を売るにはそれなりに厳しい審査があるんだそうです。日本に居るよりよっぽど健康的な生活を送っておりますよ。

 特にオチとか御座いません。

 さて本日のお知らせですが、昨年発売された『戦前日本SF映画創世記』という本をご記憶でしょうか?
 戦前に日本で作られた数々の意欲的な作品を「SFとは何か」という視点から読み解き、日本映画史に新たな見解を加えた素敵本でありますが、その著者でいらっしゃる高槻真樹さんが12月1日に次なる本を出版されます。その名も『映画探偵: 失われた戦前日本映画を捜して』です。
 日本映画は消失の歴史とも言われています。
 これまでに作られた幾多の名作・傑作・佳作・奇作・珍作・愚作・駄作……。それらはこと戦前の作品は殆どが現存しておらず、我々はいかに当時の評価が高い映画であろうと、あるいは猛烈な酷評を浴びた作品であろうと、再び見る事が叶わないのです。
 しかし失われてしまった映画が、まだどこかに眠っているかもしれないと、研究者やコレクターは今も昔も日夜幻の作品を追い求めています。その姿は壮絶でもあり滑稽でもあり、時に映画本編よりもフィルムを巡るあれこれの方が映画的であったりもします。フィルムの捜索をめぐる数々のエピソードはこれまで、ごく限られた人しか思いを寄せない映画外史でした。
 この本はそんな未踏の地を踏み固め、映画史にさらなる深みを加える内容になっているはずです。

 前回のSF映画の時もラピュタ阿佐ヶ谷さんで特集上映が行われました。
 非常に好評な特集で、急遽整理券がはっこうされた程です。
 そんなに喜んで頂けるなら、今回もやるっきゃないってんで、企画したのが本日お知らせする「映画探偵の映画たち ─失われ探し当てられた名作・怪作・珍作」なのです。
 よくもまぁこれだけのマニアックな番組を組んだものだと企画に関わった私ですら呆れる内容です。

●「映画探偵の映画たち ─失われ探し当てられた名作・怪作・珍作」
日時/2015年12月20日(日)~2016年2月27日(土)連日10:30より ※12月31日(木)、1月1日(金)は休館いたします。
会場/ラピュタ阿佐ヶ谷
料金/一般…1,200円 シニア・学生…1,000円 会員…800円 ※水曜サービスデー…1,000円均一

 なんと二ヶ月ぶっ通しのモーニングショー。劇場の期待の高さも分かるというものです。
 そして気になる上映作品ですが、リンクから飛んで頂ければ解説も読めますが、こちらではタイトルと日程のみ貼っておきます。

【上映作品】
12.20[日]-22[火]
『薩摩飛脚』
12.23[水]-30[水]
『特急三百哩』
1.2[土]-9[土]
『荒木又右衛門』『荒木伊賀越三十六番斬り(荒木又右衛門)』『尊王』『一殺多生剣』
1.10[日]-12[火]
『忠治旅日記 甲州殺陣篇』『忠次旅日記[デジタル復元版]』『國定忠治 信州子守唄』
1.13[水]-16[土]、1.20[水]-23[土]
『何が彼女をそうさせたか』
1.17[日]-19[火]
『播州皿屋敷』『武士道 BUSHIDO: DAS EISERNE GESETZ』『吉良の仁吉』『電車が軌道を走る迄』『曼珠沙華』
1.24[日]-30[土]
『剣劇女優とストリッパー』『鐡の爪 花嫁掠奪篇 完結篇』『エトナスタジオ』
1.31[日]-2.6[土]
『海魔陸を行く』『サザエさん 七転八起の巻』
2.7[日]-13[土]
『義人呉鳳』『影法師捕物帖』
森紅作品
2.14[日]-16[火]
『海援隊快擧』『天保泥絵草紙』
2.17[水]-20[土]、2.24[水]-27[土]
『僕らの弟』※玩具映画5本(約15分)を併映
2.21[日]-23[火]
『土 最長版 』

 もう、どうかしてんじゃないのってラインナップです。
 映画ファンのみならず、変なもの、珍しい物が好きな方もきっと満足できること請け合いの二ヵ月間。
 朝が早いのが難点ですが、是非ともお運びくださいますようお願い申し上げます。


 お馴染みの、他にはこんな上映が御座いますよコーナーは、この下なんざます。


●The Scent of Pheasant's Eye: An Episode of the Tale of Flowers
日時/12月6日16時~
演目/『乙女シリーズその一 花物語 福壽草』
出演/片岡一郎、Kevin Toma(ピアノ)
会場/Eye Film Institute

12月6日 EYE『福寿草』


●活動写真巡業隊 欧州凱旋公演
日時/2016年1月15日19時30分
演目/欧州公演報告トーク&実演(上映アリ)
出演/片岡一郎、上屋安由美、田中まさよし宮澤やすみ
会場/カレーレストラン PAPERA
料金/要1オーダー(演者への投げ銭歓迎)
予約・問合/syoseibusi@yahoo.co.jp

1月15日 活動写真巡業隊 欧州凱旋公演


●映画誕生120年企画 活動写真弁士と生演奏による無声映画上映会
日時/2016年1月17日14時
演目/『乙女シリーズその一 花物語 福壽草』、ミニ講座「練馬と映画の歴史」
出演/片岡一郎、映楽団-Filmusik-<上屋安由美(ピアノ)市川仁志(オーボエ)益子侑(ヴァイオリン)田中まさよし(パーカッション)>
会場/大泉学園ゆめりあホール
料金/1,000円(友の会会員900円/2枚まで)※全席自由


 現在、ラジオCMでもナレーションを担当しております。
 
 ●森ビル R-CM 「こんな人がいるんです―コンシェルジュ」篇
 ●森ビル R-CM 「こんな人がいるんです―設計」篇
放送曲/J-WAVE
番組名/『BEAT PLANET』内、森ビル提供『HILLS AGENCY』にて 
日時/月曜~金曜 12時15分~12時45分
出演/片岡一郎(語り)、上屋安由美(ピアノ・コンシェルジュ篇)、田中まさよし(パーカッション・設計篇)

 日欧における活動写真文化の普及活動はアーツカウンシル東京さんの助成、企業メセナ協議会さんの認定を受けて行っております。
メセナ&アーツカウンシル

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