STEPS2007

 これはダンスの公演です。アート・ステップスというダンススタジオの発表会に位置するのでしょうか。知人が居て年に一度だけの連絡が公演案内です。選挙活動みたいなもんですな。

 その知人というのが北島千加枝という奴で、私や貞橘とガッコの同期。同期といっても年上なので世間から見りゃもういい年、つまりオバさ…。

 この人、学生の頃はダンスでクルクル廻ると、一緒にお目々がグルグル廻って気持ち悪くなるほどの方でした。そっち方面に情熱をそそがなかった私から見ても「向いてねぇってのはこういう人の事をいうんだろうな」と思ったもんです。ところがどうした事か、彼女踊りに憑かれた。うん、憑かれたのです。やたら頑張って、いつの間にやらこんな公演に出るようになってる。その点において素直に凄いと思っているのです。

 北島嬢、ここまでやるには色んな事を犠牲にしてるハズなのである。それでも演れるのは余程好きなのでしょう、踊る事が。でも馬鹿じゃないから、その色んな事と好きを秤にかけるようになるだろうし、現段階でかけてはいるのでしょう。その上でどうやって続けていくか、あるいは辞めちまうのかに興味は向きます。友人もこれから軒並み30代になってゆきます、当然自分も。好きでやるには限界がある年齢です。私は勝算があるから続けてるのですが、さて、彼女はどうするのか。ゆっくり話を聞いてみたい気もするが、どうせ大した答えは返ってこないでしょう。なぜって踊りが好きというのは、言葉よりも身体が饒舌だという事なのですから。

 それはさておき、私は踊りを観るのは好きなのです。

 踊りは上手くなければならない。

 その点が好きです。そりゃ顔やスタイルは影響するでしょう。でも大きな劇場、しかも群舞とくればルックスよりもテクニックが圧倒的に問題になってきます。まずもって上手いかどうか。間違えれば直ぐに分る。評価基準がシンプルでとてもいい。他のパフォーミングアーツは評価に不純物が多すぎます。喋りの世界ですらルックスが大きく関わってきます。アナウンサーを見れば一目瞭然でしょう。役者もそう。楽器奏者までルックスが良くないと売れなかったりします。挙句にゃスポーツ選手にまで見た目を求める始末。ルックスも才能の一つですが偏重はよろしくない。

 とか思ってると群舞に救われるのです。面白い顔の人と端正な顔の人が一糸乱れぬ踊りをしているのは爽快感がありますです。でまた、そうした芸はテレビには向かないからメディアで紹介もされない。故になかなか食えない。過酷な世界です。弁士は食えないと思ってる方が多いですが、ダンサー、役者、お笑いに比べりゃよっぽど可能性があります。食えてないのは別に問題があるのです。
 
 群舞の一員で食えれば何でもするという人は結構多いと思います。映像がすべからく自宅で楽しめるようになった現代を見て、これからはライブの時代だという声もありますが、さて、踊りで食える人は増えるか。頑張ってもらいたいですな。

 人はこれを大きなお世話といいます。
 
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